1,800円以上の注文で送料無料

ソフトウェア・ファースト の商品レビュー

4.2

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/03/21

ソフト開発は他社にお任せな身としては耳の痛い内容でしたが、ソフトウェアがどう作られるべきなのか?という疑問に応えてくれる内容だった。 開発手法はもとより組織論についても論じられており非常に参考になった。実際に行動を起こさないと変わりません。まずは新しい技術を試してみます。

Posted byブクログ

2020/03/10

本書は I Tを活用した新規事業を始める方や事業変革を行っている方々を対象に執筆しました、と明確に対象が記載されていて、ソフトウェアに関する全てのフェーズを自社でコントロールする”手の内化”が必要であること、また、手の内化に必要なことが書かれていました。 その中で、例として及川...

本書は I Tを活用した新規事業を始める方や事業変革を行っている方々を対象に執筆しました、と明確に対象が記載されていて、ソフトウェアに関する全てのフェーズを自社でコントロールする”手の内化”が必要であること、また、手の内化に必要なことが書かれていました。 その中で、例として及川さんが在籍されていたような、先進的なソフトウェア業界のやり方が述べられているだけではなく、ソフトウェアを”手の内化”していない日本企業の視点に立ってどのようにすれば良いのかが書かれていて、すごく参考になりました。 また、本書の後半の方では各個人のキャリア形成に対するアドバイスも書かれていて、今自分をどのように分析すれば良いのか、また今後どのようにな立場になりたいのか、私にとってはそれを考える上で大きなヒントになりました。

Posted byブクログ

2020/02/29

ソフトウェア・ファーストとは:IT活用を軸として事業やプロダクト開発を進めていく考え方 上記の定義にある「IT」が、ここでは特にソフトウェアという意味合いで使われていると捉えてほぼ間違いありません。 ITにしてもソフトウェアにしても、一般的にはひとつの手段に過ぎないのですが、使...

ソフトウェア・ファーストとは:IT活用を軸として事業やプロダクト開発を進めていく考え方 上記の定義にある「IT」が、ここでは特にソフトウェアという意味合いで使われていると捉えてほぼ間違いありません。 ITにしてもソフトウェアにしても、一般的にはひとつの手段に過ぎないのですが、使い方次第ではサービスや製品のあり方を根底から覆す可能性があります。 それには、多くの日本企業が囚われてきた「ITは業務効率化のためのツール」という旧来の認識ではなく、事業の根幹をなす重要なファクターであると肝に銘じる必要があります。 こうした可能性を秘めたITを「手の内化」することこそが、今後日本企業が飛躍していく鍵であるというのが本書の主張です。 「ITの手の内化」を実現するためには、それ相応の体制を構築する必要があります。その軸になるのが、エンジニアの採用、OKRに代表される目標評価制度、強い開発組織づくりです。 組織づくりについてはその企業の業態や規模など様々な事情が絡むため、一概にこれといった正解はありませんが、筆者の経験をもとに典型的な組織体制やキャリアパスの具体例も紹介されているので、非常に参考になると思います。

Posted byブクログ

2020/02/23

デジタル周りのバズワードを正確に理解するための入門書。読み易さとトレードオフだが、特に自分がよく知っているパートについては冗長に感じる。

Posted byブクログ

2020/02/15

現在の問題提起から始まり、いくつかの改善策が提示されているが、現場レベルで取り掛かれるものは少ない印象。また、自社の、内製化に向けた内容が多いためSIer向きの本ではないと感じた。 たた、五章のキャリア形成についての内容思ったより参考になる部分があったので、一度は目を通す意味はあ...

現在の問題提起から始まり、いくつかの改善策が提示されているが、現場レベルで取り掛かれるものは少ない印象。また、自社の、内製化に向けた内容が多いためSIer向きの本ではないと感じた。 たた、五章のキャリア形成についての内容思ったより参考になる部分があったので、一度は目を通す意味はあった。

Posted byブクログ

2020/02/03

IT、ソフトウエアを活用した事業躍進にむけて、日本が抱く課題や意識すべきことをまとめた一冊。 プロダクトマネージャーやプロジェクトマネージャーなど、上位の立場で推進する人向けに書かれており、従来との比較や製造業のプロセスとの比較などを用いてわかりやすいマインドセットをしてくれる...

IT、ソフトウエアを活用した事業躍進にむけて、日本が抱く課題や意識すべきことをまとめた一冊。 プロダクトマネージャーやプロジェクトマネージャーなど、上位の立場で推進する人向けに書かれており、従来との比較や製造業のプロセスとの比較などを用いてわかりやすいマインドセットをしてくれる。 事例等を交えて具体的に説明がされる部分も多い。 上記以外のポジションでは、会社の潮流を俯瞰するには、その見方を説いてくれるようなメリットがある。 エンジニアのキャリアなど、エンジニア向けな箇所や人材採用のようなマネジメント層向けの記述が多く、事業会社の一般文系職にとってはあまり実感がわかないことも多い。 ただ、前述のとおり俯瞰した見方ができるようになるため、自社に対する課題意識や自分の役割を考えるには良い機会を与えてくれる。 一般文系職の私、個人的にはPoCに関する書籍を次は手に取ろうかなどと考えた。

Posted byブクログ

2020/01/25

エンジニアにとっては「そうだよね」と思うことが多い内容ではあるものの、経営層にどう読ませるかが課題。その層に対してはやや引きが弱い気もする。

Posted byブクログ

2020/05/06

技術そのものではなく、ソフトウェア・プロダクトを届けるまでの様々な考え方が書かれている。 DX戦略などと言われて組織化した大企業は多いと思う。特に、大企業SIerはイノベーションXX部とかデジタルXX室などといった組織を作りがちだと思う。 そういった組織を作る国内SIerの経営層...

技術そのものではなく、ソフトウェア・プロダクトを届けるまでの様々な考え方が書かれている。 DX戦略などと言われて組織化した大企業は多いと思う。特に、大企業SIerはイノベーションXX部とかデジタルXX室などといった組織を作りがちだと思う。 そういった組織を作る国内SIerの経営層~上位管理職には読んでおいてもらいたい。 この本の考え方が絶対ではないが、外の世界観がうかがえる。基幹システムでは関係ないと考える方々も多くいるだろうが、そこで止まるようではその企業の成長も止まるのではないかとさえ思う。 一つの外のモノサシとして一度受け入れてみてもらいたい。 細かな手法よりも考え方の変化が文化を変えていくきっかけになると考えさせられた。

Posted byブクログ

2020/01/13

DXの時代を勝ち抜くためにはソフトウェアを中心に据えて新たな価値を創出していかなくてはならない。そのために必要なメンタルやプロセス、組織のあり方などが語られている。 事業会社の人もソフトウェアベンダーの人も、マネジメント層の人にもエンジニアの人にもぜひ読んでもらいたい一冊。

Posted byブクログ

2020/01/13

「ソフトウェア・ファースト」という本のタイトルから技術よりのみの内容と想定したが、及川さんの丁寧で読み手に歩み寄る優しい文章と圧倒的な努力と変化への対応から蓄積されたこれまでの経験を包み隠さず、本質部分まで解説されている。SIerへの警鐘も、人に焦点をあて。 変化への対応と学び続...

「ソフトウェア・ファースト」という本のタイトルから技術よりのみの内容と想定したが、及川さんの丁寧で読み手に歩み寄る優しい文章と圧倒的な努力と変化への対応から蓄積されたこれまでの経験を包み隠さず、本質部分まで解説されている。SIerへの警鐘も、人に焦点をあて。 変化への対応と学び続ける大切さだけでなく、自分のスキルの定点観測(棚卸し)をし続け、かつ膨大な学びを継続されているからこその示唆が盛りだくさん。 一度、私が企画するイベントで及川さんに登壇頂いたことがあり、そのとき印象的、だったシーン。年を重ねるとその人がどういう人生だったかで顔が決まると聞くが、とても優しく柔らかい人柄は木の滲む努力や修羅場のくぐり抜けに境地なんだなとあらためて感じる。ソフトウェアの話だけでなく、及川さんの人生を読ませて頂きました。

Posted byブクログ