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他者と働く 「わかりあえなさ」から始める組織論 の商品レビュー

3.9

178件のお客様レビュー

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2024/08/14

みな、私と私の環境の中で生きている。問題解決には、他者と協働することが重要であるが、そもそも私と他者は様々な背景を持っており価値観が異なる生き物。分かり合えないのは、当たり前である。その分かりあわなさを解決できるのは、対話である。 他人との関係を維持しながら、自分も相手も尊重した...

みな、私と私の環境の中で生きている。問題解決には、他者と協働することが重要であるが、そもそも私と他者は様々な背景を持っており価値観が異なる生き物。分かり合えないのは、当たり前である。その分かりあわなさを解決できるのは、対話である。 他人との関係を維持しながら、自分も相手も尊重した対話を行うには、ナラティブアプローチが重要である。 さらっと読了したため、ナラティブについて、まだ理解が不十分。もう一度しっかり読んで、他者との対話に活用できるようにしたい。

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2024/07/27

立場の違う人、組織とも、橋をかけて相手の領域に入り相手の立場で考えることで分かり合える方法が見つかるということ。多様性の進むこれから日本社会にとって必須な方法論がわかりやすく書かれている。学術的な裏付けも平易に記載されており、頭に染み込みやすい。サラッと読めるので、長距離移動の際...

立場の違う人、組織とも、橋をかけて相手の領域に入り相手の立場で考えることで分かり合える方法が見つかるということ。多様性の進むこれから日本社会にとって必須な方法論がわかりやすく書かれている。学術的な裏付けも平易に記載されており、頭に染み込みやすい。サラッと読めるので、長距離移動の際におすすめ。

Posted byブクログ

2024/06/10

表紙に「Dialogue and Narrative」と書かれていることからも分かりますが、対話とナラティヴがテーマになっています。 既存の技法や個人の技量だけで解決できない問題=適応課題を解決するための方法が対話であり、対話とは新しい関係性を築くことです。適応課題が発生する要...

表紙に「Dialogue and Narrative」と書かれていることからも分かりますが、対話とナラティヴがテーマになっています。 既存の技法や個人の技量だけで解決できない問題=適応課題を解決するための方法が対話であり、対話とは新しい関係性を築くことです。適応課題が発生する要因はナラティヴの違いです。ナラティヴとは「解釈の枠組み」や「その人たちが置かれている環境における一般常識」のことです。自分のナラティヴと相手のナラティヴが違うことで、自分の立場だと正しく見えても相手の立場だと間違って見える状況、つまりナラティヴに溝があるという状況になり、適応課題が発生します。この互いのナラティヴの溝に向き合うこと、ナラティヴの溝(=適応課題)に橋(=新しい関係性)を築くことが対話です。では実際にどのようにして対話を進めるのか?については本書を読んでくださいということになりますが、ざっくり以上のような内容だと自分は理解しました。 全体として主張は非常に納得できますし、本書に書かれていることを全社会人に意識してほしいなと思いました。 ーーーーー 自分のブログから引用 https://kwn1125.hatenablog.com/entry/2024/06/10/220000

Posted byブクログ

2024/05/06

部下に対して、主人公としての側面を構築できてないと気付かされた。 ・いつも頑張っているのに認めてもらえない(他者視点での自分の評価に依拠している) ・仕事の意味を感じられない(生活のためにつまらない仕事を我慢している) ・自分が生かされていない(自分のために組織があるという過度な...

部下に対して、主人公としての側面を構築できてないと気付かされた。 ・いつも頑張っているのに認めてもらえない(他者視点での自分の評価に依拠している) ・仕事の意味を感じられない(生活のためにつまらない仕事を我慢している) ・自分が生かされていない(自分のために組織があるという過度な自己意識) わかり合えないことは当たり前。 妥協せず対話し続ける事も、当たり前にできるようになりたい。

Posted byブクログ

2024/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今の自分の状況で読めて良かった本。 対話で分かり合えなさを埋める。 溝に気づく、溝の向こうを眺める、溝を渡り橋を設計する、溝に橋をかける。 大切にしたいこと、 着実に歩みを続ける、逆境の中でもへこたれずに対話に挑み続ける、苦しみの中にある人に手を差し伸べる。

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2024/03/22

プライベート・仕事に関わらず社会と関わる中で壁にぶつかったり不満を抱いた際に他者を変える事は難しいが自らが変わる事で解決する事があるとよく耳にするが、この考え方のより深い部分が知れる書籍。

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2024/03/20

以前職場の先輩から勧めていただいて、お借りした本。あまりに納得感があって、ついに自分用に購入しました。そして再読。うん、買ってよかった! 日常でも、仕事でも、人との「分かり合えなさ」って誰でも感じると思う。相手が言ってることは正しいんだろうけど「なんか違うんだよな〜〜」って感覚...

以前職場の先輩から勧めていただいて、お借りした本。あまりに納得感があって、ついに自分用に購入しました。そして再読。うん、買ってよかった! 日常でも、仕事でも、人との「分かり合えなさ」って誰でも感じると思う。相手が言ってることは正しいんだろうけど「なんか違うんだよな〜〜」って感覚とか、違和感とか。 わたしは極力、何事も平和に円滑に進めたい。だから何か違和感感じても「それわかんないです」とかって波風立てるのも嫌で、面倒になるのは避けちゃいたい。 別にそれも悪いことじゃないし、自分のペースを守るためには必要なこと。だけれど殻を破らないと進歩はないし、組織もコミュニティも強くならないんだな、と再認識できました。 大事なのは自分と相手のナラティブに橋をかけるための対話。表では語られている言葉の背景には、語られていない別のことがある、と知ること。観察して、踏み込むこと。 これをいざ行動に起こすには、まだまだ難しくて勇気がいることだと思うけど、せめて一歩は踏み出したい。 1冊分丸ごと、ページめくるごとに私のために書かれた本なのでは?と刺さまくってました。まだまだ学ぶべきことがたくさん!ひゃー!

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2024/03/02

対話、dialogue ナラティブ、物語、その語りを生み出す「解釈の枠組み」 対話のプロセス 1.準備│溝に気づく 自分から見える景色を疑い、自分のナラティブを一度脇に置いてみることでそこに溝があることに気づく 2.観察│溝の向こうを眺める 相手との溝に向き合い、相手の言動...

対話、dialogue ナラティブ、物語、その語りを生み出す「解釈の枠組み」 対話のプロセス 1.準備│溝に気づく 自分から見える景色を疑い、自分のナラティブを一度脇に置いてみることでそこに溝があることに気づく 2.観察│溝の向こうを眺める 相手との溝に向き合い、相手の言動を観察し、相手のナラティブを観察する 3.解釈│溝を渡り橋を設計する 相手のナラティブをシミュレーションし、自分がどう見えるかを眺め、新しい関係性を作る方法を構想する 4.介入│溝に橋をかける 実際に行動を起こし、新しい関係性を通してさらに観察する この流れを繰り返し、新しい関係性を更新していく

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2024/02/24

ナラティブを中心に所々良いことを言っている。文章は、口語調で後半は特にふわふわと抽象的な概念が述べられるため行ったり来たりしながら、哲学的。頭の体操をするには疲れる文章である。結局のところ、他者と働く、わかりあえるまでには時間がかかる。時間をかけて、じっくり観察しましょうというこ...

ナラティブを中心に所々良いことを言っている。文章は、口語調で後半は特にふわふわと抽象的な概念が述べられるため行ったり来たりしながら、哲学的。頭の体操をするには疲れる文章である。結局のところ、他者と働く、わかりあえるまでには時間がかかる。時間をかけて、じっくり観察しましょうということか。よく言えば、丁寧に書いていると言うことなのだが、もう少し話を要約してほしい。

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2024/01/06

自分と相手に違いがあることを認識し、橋をかけていくナラティブアプローチの実践を説いた本。 ナラティブとは一人一人ことなる物語、つまり思考回路を持っていて、それぞれの個性や知識、立場により適用課題が異なる。故にその違いを認知し、相手の立場で観察して、解釈することで、両者の分かり合え...

自分と相手に違いがあることを認識し、橋をかけていくナラティブアプローチの実践を説いた本。 ナラティブとは一人一人ことなる物語、つまり思考回路を持っていて、それぞれの個性や知識、立場により適用課題が異なる。故にその違いを認知し、相手の立場で観察して、解釈することで、両者の分かり合えるポイントに橋をかけ、介入するというもの。 実行にあたっては、相手の理解を得るために迎合するな、孤高を恐れず誇りを持って行け、と後段の著者の経験に基づくアドバイスは心打つないようである。決してノウハウ本に止まらない良本。

Posted byブクログ