夜行 の商品レビュー
つまらなくはないけれど、物足りない、という印象。 旅情としても物足りないし、ホラー・ミステリとしても、物足りない。 引き込まれるものがないわけではないので、勿体ないな、と思った。 森見登美彦らしい空気感はあるのかなと思うので、作家が好きで、他は色々読んで、またその世界観を楽しみた...
つまらなくはないけれど、物足りない、という印象。 旅情としても物足りないし、ホラー・ミステリとしても、物足りない。 引き込まれるものがないわけではないので、勿体ないな、と思った。 森見登美彦らしい空気感はあるのかなと思うので、作家が好きで、他は色々読んで、またその世界観を楽しみたい! と思う人は、いいのかも。
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単行本が刊行されたときから気になっていた。 たぶん、『夜行』というタイトルと、その装丁に惹かれたのだと思う。夜の中に立つ女性の姿。 個人的に森見登美彦は、当たり外れがあると感じている。 あくまでも私の趣向に合うかどうかという意味において。それ以来、あまり手にしなくなった作家のひ...
単行本が刊行されたときから気になっていた。 たぶん、『夜行』というタイトルと、その装丁に惹かれたのだと思う。夜の中に立つ女性の姿。 個人的に森見登美彦は、当たり外れがあると感じている。 あくまでも私の趣向に合うかどうかという意味において。それ以来、あまり手にしなくなった作家のひとりだ。 この物語もどうにも的を射ない。いや、的を射ないのが正しいのだ。そういう風に書かれているし、表現されている。 だけど、思っていたのと違う、という感じか。 妙な物語。 何十年か経って読み返すと、変わってくるのだろうか?
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話の途中で、次の話に進むような感じで、前の話は結局どうなったのと思わされた。 ある意味、読者を放置で、話が進んでいく感慨に囚われた。
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大好きな森見登美彦さんの作品。とにかく不思議で、ゾッとするような話。宵山万華鏡と似た系統の作品かな、と思った。個人的には有頂天家族のようなワールドが好き。第一夜〜最終話まで、それぞれラストは結局どうなったの?と思ったけど、怪談だと思うとそれでいいのか、、
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自分のいる世界は表裏一体で夜があれば朝がある。 今、自分が見ている世界が全てではないと伝えられているような気がした。 何とも言えない不気味さに引き込まれました。
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得も言われぬ不気味さを感じました。 夜行と曙光という二つの連作を対にさせ、二つの世界を行き来する。それが楽しいという作品はたくさんありますが、そういえばパラレルワールドに無理やり連れてこられると普通に怖いなという当たり前(?)の気持ちにさせてくれました。 私には難しく、おそら...
得も言われぬ不気味さを感じました。 夜行と曙光という二つの連作を対にさせ、二つの世界を行き来する。それが楽しいという作品はたくさんありますが、そういえばパラレルワールドに無理やり連れてこられると普通に怖いなという当たり前(?)の気持ちにさせてくれました。 私には難しく、おそらく何回も読み返さないといけないと思いますが、何となくこの本を読んで、世界には確かなものなんていうのは無いんだなと思いました。
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再読2回目。 最初、ホラー小説風のファンタジーなのかと思った...。どの世界が現実で、自分が何処にいるのか分からなくなる感じは、いつもながらの森見作品。堪能しました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
英会話教室で一緒の時を過ごした6人。そのうち1人が、10年前に姿を消した。そして久しぶりに5人で集まってみようという話になったのだが、ある絵画をめぐり、共通の不思議な体験話が始まり…。というストーリー。 不思議な連作短編で、なんとも言えない不安感を掻き立てられる話ばかり。そしてラスト、予想しなかった方向に大きく舵を切る。 寂しさ、というよりは、信じるものが揺らぐ不安感の方が勝る小説だった。
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なんだか夢のような話。 幻想的というか、そういえば内田百閒先生の短編と似たような印象だなぁ。それで結局どうなったんだろう?と思うものの真相は人によって見方によって変わるのかもしれない。 ちょっと不気味なんだけれども、裏か表かのどちらかで居なくなった人がきちんと生活して居ればそれ...
なんだか夢のような話。 幻想的というか、そういえば内田百閒先生の短編と似たような印象だなぁ。それで結局どうなったんだろう?と思うものの真相は人によって見方によって変わるのかもしれない。 ちょっと不気味なんだけれども、裏か表かのどちらかで居なくなった人がきちんと生活して居ればそれはそれで良いのかもなぁなんて思ったり。
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読んでいてずっと心がふわふわしていてずっと不思議な気持ちになりました。森見作品は四畳半神話体系に続き2作目。夜行は四畳半神話体系と比べ、情景描写が多かった気がする。個人的には森見さんの心情の描写や人間の動作、様子の描写の方が好きだなと思いました。
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