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夜行 小学館文庫
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夜行 小学館文庫

森見登美彦(著者)

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夜行 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2019/10/04
JAN 9784094067033

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商品レビュー

3.7

278件のお客様レビュー

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2024/11/13

いのちを失ったものと生き残ったもの、被害を受けたものと免れたもの、死亡届を出したものと出せないままでいるもの、希望を失ったものと希望を残せているもの。 東日本大震災や自然災害による『境界線』 は、何なのか、余韻を残す作品。 解説が葉真中顕なのも頷ける。

Posted by ブクログ

2024/11/03

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1852868044101755363?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

Posted by ブクログ

2024/10/30

境界のはっきりしないものや闇や陰影に潜む美しさが素敵な作品でした。昔、「世にも奇妙な物語」が好きだったんですが、あれを見ている時に似たような感覚になりました。ただ、映像だとリアルの人間が演じるが故に、世界観が台無しになってしまうこともありますが、小説なら完全なものとして夢想できる...

境界のはっきりしないものや闇や陰影に潜む美しさが素敵な作品でした。昔、「世にも奇妙な物語」が好きだったんですが、あれを見ている時に似たような感覚になりました。ただ、映像だとリアルの人間が演じるが故に、世界観が台無しになってしまうこともありますが、小説なら完全なものとして夢想できる点で、やっぱり小説は素晴らしいって思いました。 谷崎潤一郎は「陰翳礼讃」で、日本人は闇に潜む美しさを好むというような話をしてましたが、まさにそれを体現するかのようなお話でした。日本各地の自然と古めかしい家屋、夜闇の中で微かに照らされる田園風景のような、多くの日本人が懐かしい気持ちになるような情景が無限に続きます。 タイトルの夜行から想起されるように、夜行列車と百鬼夜行を掛け合わせた話になります。自覚しないうちに、1人他の世界に迷い込んでしまったような寂寥感が常に漂っています。 解釈が難しかった、みたいな感想を見かけたのですが、自分も世界観の設定は8割くらいしか理解できてないと思います。ただこの手の作品は、その曖昧さ夢を見ているような感覚にさせてくれて良いのかなと思いました。なので、読み返したとしても曖昧なままであって欲しいと思ったりしました。

Posted by ブクログ

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