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つけびの村 の商品レビュー

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149件のお客様レビュー

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  5. 1つ

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2024/09/09

今まで色々なノンフィクションの事件ものを読んで来たんだが。ノンフィクションものの犯人の心理として、理解できる心理のものと、理解できません。っていうものがあるのですが、 この犯人は少し理解できるような気もする。 噂が五人を殺したのか? と、サブタイトルにあるものの、人数の少な...

今まで色々なノンフィクションの事件ものを読んで来たんだが。ノンフィクションものの犯人の心理として、理解できる心理のものと、理解できません。っていうものがあるのですが、 この犯人は少し理解できるような気もする。 噂が五人を殺したのか? と、サブタイトルにあるものの、人数の少ない集落でこんだけ仲悪かったら、仕方ないような、いつかほかの誰かが同じことやった可能性もあるよなぁ。と。 学校であるいじめが、そのまま田舎でもあるんだなぁ。 っていう。 やっぱり暇な時間がそうさせるんじゃないのかなぁ。と、思った。 精神鑑定などもあったようだけど、暇だと悪いこと考えまくって妄想が進みまくる。ってのも、ありうることだよなぁ。と。 殺人を犯したひとの本。サカキバラくんを除いて他犯人の手記を読む限り、こんな状況なら殺人してしまっていたかもしれないなぁ。 って思わせられるものが多い。 サカキバラくんだけは。わからないが。 毎度思う。 孤独からの妄想。 これは、迷惑ばあさんみたいな、ゴミ屋敷住人や、騒音おばさんおじさん、など、割といるよね。 孤独はどんな病気より怖いと、心に刻んで本を閉じます。 #本 #あんまり進まなかった #途中祟りとか始まった #そういうオチかと思った #そういうのはなしよね。 #田舎 #スローライフ #不倫の果て #そんな芸能人もいるし #いろんな田舎があるのかな #お金のない田舎 #たしかにギスギスするかな #やっぱり経済的な安定必須だな

Posted byブクログ

2024/07/22

信頼できる人たちが勧めてたから読んでみたけどなかなかしんどい。ゲスすぎて。 もともとが裁判傍聴趣味の人だから当然といえば当然だけど無神経かつ失礼極まりない。 八つ墓村見学気分で不気味だ怖いとキャッキャしてるのが不快。 著者の予断と下世話な興味が強すぎてルポルタージュとして読みにく...

信頼できる人たちが勧めてたから読んでみたけどなかなかしんどい。ゲスすぎて。 もともとが裁判傍聴趣味の人だから当然といえば当然だけど無神経かつ失礼極まりない。 八つ墓村見学気分で不気味だ怖いとキャッキャしてるのが不快。 著者の予断と下世話な興味が強すぎてルポルタージュとして読みにくい。 「傍聴マニア」というただの下世話趣味なだけの人を信頼できる情報源とみなしているのも信用できない。 被害者遺族をはじめとした住人はもちろん、取材に応じてくれたかつての知人や、たまたま立地が近いだけでなんの関係もない個人が作った趣味の施設や気候にいたるまで息を吐くように侮辱していく。 住民のひとりがインターネットを利用していると聞いて「この村にきて初めて文明を感じた」とか「鎌で襲われたらどうしよう」とか。人間性を疑う。 加害者の親類宅に押しかけてしつこく大声で呼ばわり続けマスコミに迷惑をかけられたからと強く拒否された感想が「日常生活を脅かす元凶となった犯人への怒りは相当なもの」。苛烈な報道被害に遭った人に加害したその口で「彼らも被害者」といえるなんてサイコパスかな。 そこに住んでいる人を登場人物として扱っている。 「因習村の舞台背景」「不気味さの演出」としか思ってないんだろうな。 部外者にとっては非日常のワクワク肝試し会場かもしれないけどそこにいる人たちにとっては日常生活の場だという認識が皆無。 期待した答えを求めて不満を吐き散らす姿勢が不誠実。 宮本常一を気取るなら「調査される迷惑」をとりあえず熟読して欲しい。

Posted byブクログ

2024/06/03

初めてノンフィクション作品 大変な事件のノンフィクションなので読む前はちょっと怖いしマイナスな感じは嫌だと躊躇したけど 以前周南市に住んでいた事もあり気になって読んでみた。思ってたような暗さは全くなくてどんどん引き込まれてしまった。読んでる間 「これは実際の話」と何回も頭で確認し...

初めてノンフィクション作品 大変な事件のノンフィクションなので読む前はちょっと怖いしマイナスな感じは嫌だと躊躇したけど 以前周南市に住んでいた事もあり気になって読んでみた。思ってたような暗さは全くなくてどんどん引き込まれてしまった。読んでる間 「これは実際の話」と何回も頭で確認してしまった。小さな事が生々しく感じる。 刑法39条、、、大変な事件を起こす人は それだけですでに精神疾患があるような気もする。 どんな背景があったとしても。 話題性で判決が変わっている点など ちょっと びっくりした。 田舎の話だけども どこでも起こり得る人間の 心の奥深いとこを感じた本だった。 またノンフィクション読んでみよう

Posted byブクログ

2024/02/27

著者の取材の過程が綴られてるだけで、何か大きな事実が明らかになるわけではないけど、限界集落の気味悪さがリアルに伝わってくる。多かれ少なかれ、田舎だけではなく限られたコミュニティってこういう気味悪さがあるなあと。こっちの言ってる常識が伝わらない、自分たちの常識の中で生きてるって感じ...

著者の取材の過程が綴られてるだけで、何か大きな事実が明らかになるわけではないけど、限界集落の気味悪さがリアルに伝わってくる。多かれ少なかれ、田舎だけではなく限られたコミュニティってこういう気味悪さがあるなあと。こっちの言ってる常識が伝わらない、自分たちの常識の中で生きてるって感じ。一体誰の言っていることが本当なのか、、モヤモヤした気分になりながらも、携帯も繋がらない、夜になると真っ暗になる限界集落に、著者である女性が何度も一人で訪れる描写にゾクゾクしながら読み進めてしまう。 犯罪もののノンフィクションというより、閉鎖された田舎の怖さに関するちょっと特殊なルポって感じ。 あとがきが良かった。「うわさ」というものに対する著者の思いも納得できたし、本書の構成の意図について綴られていて、ちょっとモヤモヤがすっきりした。

Posted byブクログ

2024/01/09

✓現実を噛み締めたい方にオススメ 連続放火事件を淡々と調査しまとめたルポ。 事件自体はショッキングな始まりだが、 劇的な結末はなく、これが現実。 私たちはそんな現実に生きていて、 雁字搦めになっても、もがくしかない。

Posted byブクログ

2023/12/15

面白い小説だった。と言いたくなる。 中身は事件のルポだけど、読みすすめるごとに『何の事件だった?』と忘れそうになる。 限界集落で起きた殺人事件。 興味があって、事件当時はネットで調べられるだけ調べたので、覚えている。 「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」 この言葉も覚...

面白い小説だった。と言いたくなる。 中身は事件のルポだけど、読みすすめるごとに『何の事件だった?』と忘れそうになる。 限界集落で起きた殺人事件。 興味があって、事件当時はネットで調べられるだけ調べたので、覚えている。 「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」 この言葉も覚えている。結局その後は調べることもなく、何が事実だったのか分からず仕舞いだった。 本も出たのは知っていたけれども、図書館の本はずっと貸し出し中。コロナに突入しても貸し出し中のマークが消えてなかった。 最近やっと、図書館に行って借りる事が出来た。 で、読めば読むだけ事件の真相は……闇の中だった。 うわさの不気味さは、身近にもあるのでよく分かるが、『うわさ』の不気味さだけで本が構成されているように感じてしまった。 表で仲良くしている子が、裏では悪口を言う……というのはよくある事だけれども、村人の誰もが『裏の顔』を持っているように感じる。 けど、「よそ者」であるライターにどこまでその顔を見せたのかは謎である。 表に出てくるのは結局、綺麗な『裏に見せかけた表』なのかもしれない。 いろいろな『うわさ話』が書かれているが、事実確認は無理だし、結局『うわさ』としか書きようがない。 ラストに事件の真相として村人が話すのは、『氏神様の祟り』という……田舎ならばありそうな話に着地する。引っ張るので、何だろうとワクワクしてしまったが、著者の『拍子抜けした』という感想と同じく、私も拍子抜けした。 これが小説ならば、それを信じ切っている村人たちがさらに『よからぬうわさ』に火をつける…なんて事になりそうだが、事件ルポでこれは、拍子抜け以外の感想は持てない。 ここで著者は、『神社(氏神)に関する事を調べる』という方向に舵を切っているが、そこで判るのは『地方の祭り事は衰退している』という事である。 書かれなくても知っている。ただでさえ衰退している地方の祭りは、いつ消えてもおかしくはない。 これは、『地方のあれこれ』について書いたことだったろうか?と、読みながら思ってしまった。地方の今を知るには最良の本かもしれない。限界集落ではなくても、程度の差はあれ、こんなものだと思って間違いはないと思う。 最後は判決について、書いてあった。 妄想性障害は認められず、死刑求刑。 それを読みながら、全く別の事件の判決を思い出した。 警察官から銃を奪ったという事件。警察官と警備員の二人がなくなって、犯人も撃たれて体が不自由になっている。 発達障害の影響があるという点は認められたが、減刑には値しないとして無期が言い渡された。(この事件は控訴されているのでまだ、決定していない) 本の最後に書いてあったのは 『”有名事件”であるか否か、ということと、被害者の人数が、判断に大きく作用しているのでは?と思われされる判決が多々、見受けられる』 ということ。いくつかの事件を上げて、有名事件で無罪判決が下る事はほぼない。とまとめてあった。 大きく報道されるかどうかで、判決が決まる。遺族の意向ではなくて、世間の意向が判決を決めている。事実かどうかはさておき、人間はそんなものと思えば 『限界集落のうわさ』も、どこまでが「うわさ」なのかと首を傾げる。 最後は犯人の妄想性障害は進み、現実の認識が出来ていないとなっていた。 人を殺した罪悪感で精神に異常をきたしたのならば、まだしも、最初からそうだったのでは救いがない。でも、どこまでが妄想かは、誰にも分からない。 最後まで、誰にも事実も真実も分からない。 でも、『事件』の真相は意外とそんなものなのかもしれない…… あるのは『人を殺した(人が死んだ)』という事実だけ。

Posted byブクログ

2023/09/18

ずいぶん前ですが話題になりオススメにもなっていたので読んでみました。田舎の村で起きたある事件ノンフィクション。 取材はよく頑張ったな〜、都会より苦労しただろう…というのがまず感想。 でもこれが、神の祟りにより起きたことなのか?と思ったら怖くなりました。書いてあるような村の情景...

ずいぶん前ですが話題になりオススメにもなっていたので読んでみました。田舎の村で起きたある事件ノンフィクション。 取材はよく頑張ったな〜、都会より苦労しただろう…というのがまず感想。 でもこれが、神の祟りにより起きたことなのか?と思ったら怖くなりました。書いてあるような村の情景を想像しながら読み、それでさえ寒々しく怖い雰囲気でした。そこへきて神の話もあったので、怖くてゾクゾクしました。 村の噂によって起きた事件だったのか…祟りなのか…。 思うに、かなり色々と悪い条件が重なっていたかなと…。ワタル以外にもこの村では犯罪なる噂も出ていたみたいだし単なるワタルの思い込みであると片付けてほしくない気持ちもある。ワタルが妄想障害であったのは事実だろうし、ワタルが障害をかかえてしまってからの環境が悪かったと思う。 そして裁判でよく問題になる心神喪失、心神耗弱、責任能力あるかないか…などについても疑問が残る。その部分を含めた判決が、精神医療に関わらない人間によるものの判断となるのは、考えなければならない課題のひとつではないのか…。

Posted byブクログ

2023/09/03

ノンフィクションである。だから事実である。でも視聴率やPV稼ぎの記事にはない事実がこの本で、著者の取材で明らかになる。 しかし、だからといって、裁判の結果が覆るようなことはない。 それでも、凶悪事件と一言では片づけられない背景が見えてくる。 少し、著者の憶測、”決めつけ”が過ぎる...

ノンフィクションである。だから事実である。でも視聴率やPV稼ぎの記事にはない事実がこの本で、著者の取材で明らかになる。 しかし、だからといって、裁判の結果が覆るようなことはない。 それでも、凶悪事件と一言では片づけられない背景が見えてくる。 少し、著者の憶測、”決めつけ”が過ぎる印象はあるが、こういった地道な努力の本は好きだ。

Posted byブクログ

2023/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2013年7月21日山口県周南市・須金・金峰地区の郷集落で2件の火災が起こり、3名が死亡した。翌日になるとさらに2名が殺害されていることがわかった。合計5名。5名と親しかった女性一人は生存。被害者女性の夫は村外に旅行に出ていて難を逃れた。 村に住む一人の男の行方が知れず、重要参考人として捜索が行われる。山中で発見し逮捕に至る。 当時マスコミは村でのイジメが動機であるとして報道した。実際にイジメがあったのか実際に現地に出向きインタビューと村の歴史から事件の全体像を探ったものである。 20190617最高裁最終弁論 20190711最高裁判決・上告棄却(死刑確定) 夕方から被害者遺族3名の記者会見。 2名は川村さんの娘。(一人損害へ旅行へ出ていて難を逃れた男性の娘。妻は殺害されている。) 1名は遺族の名を明かしたくないとして不明。 遺族の方のインタビューも載せて欲しかったかな。

Posted byブクログ

2023/08/19

面白い。しっかり調べてあるが、真相はワタルだけが知っているのかも。 噂については、気にしたことないがよく分かる。自分が加害者になっていないか点検しよう。

Posted byブクログ