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つけびの村 の商品レビュー

3

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    24

  5. 1つ

    11

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2023/07/11

ヤバすぎて秒で読み終わった。結局なんもわかんないまま事件の解像度が増すかんじ。もやもやとじっとりした不快な感覚が残る 被害者の死に安堵するような態度を見せ、日常的な放火や動物虐待を全く気にかけない村人たちの倫理観も、犯人の妄言と現実が入り混じるところも気味が悪くてよかった。口から...

ヤバすぎて秒で読み終わった。結局なんもわかんないまま事件の解像度が増すかんじ。もやもやとじっとりした不快な感覚が残る 被害者の死に安堵するような態度を見せ、日常的な放火や動物虐待を全く気にかけない村人たちの倫理観も、犯人の妄言と現実が入り混じるところも気味が悪くてよかった。口から口へと伝わるうちに誇張される噂が加速させる村八分と神の呪い。真相は藪の中

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2023/07/11

2013年、山口県周南市の限界集落で起こった、5人殺害と2軒の放火事件、その原因を追ったルポルタージュ。報道当初はセンセーショナルだったが、その後量刑が確定すると、あっと言う間に忘れ去られたこの事件の、背景がどういうものであったのか、が分かりやすく書かれている。"村社会...

2013年、山口県周南市の限界集落で起こった、5人殺害と2軒の放火事件、その原因を追ったルポルタージュ。報道当初はセンセーショナルだったが、その後量刑が確定すると、あっと言う間に忘れ去られたこの事件の、背景がどういうものであったのか、が分かりやすく書かれている。"村社会"で生きて行くことの難しさが感じられた。

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2023/06/19

初めの方は楽しめたけど、途中ぐらいから内容も平坦になり、少し期待外れ。 結局、本人とのやりとりも一度あったことを記載しているだけで、内容的にもいまいち。

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2023/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害。この事件を追いかけるルポライターの話。ノンフィクションだが、被告人とのやりとりなどはドラマのよう。うわさの恐ろしさと何が真実なのか・・。精神疾患における裁判の判断基準の曖昧さも感じた。

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2023/05/20

ネタバレになるので詳細は伏せるが、事件の真相としてある村人から語られる内容は一見肩透かしのようでいてやはり本書のテーマである「噂」とどこか繋がっているように思う。この事件の舞台のような閉鎖的な限界集落では他人の目を意識せずに暮らすことが不可能に近い。数少ない他人に対する思いや評価...

ネタバレになるので詳細は伏せるが、事件の真相としてある村人から語られる内容は一見肩透かしのようでいてやはり本書のテーマである「噂」とどこか繋がっているように思う。この事件の舞台のような閉鎖的な限界集落では他人の目を意識せずに暮らすことが不可能に近い。数少ない他人に対する思いや評価が溢れてそれがやがてあることないことを誰もが互いに噂しあうことに転じ、それを半ば不快に感じながらも、人々はそこから切り離されて生きることもまたできない。 孤独は人を病ませるというが、このような環境ではより濃厚にそんな病理が現れるのかもしれない。

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2023/05/13

naonaonao16gさんの本棚で見つけました 10年前、実際にあった事件のことは覚えていません 限界集落での壮絶な事件 それを執拗に追う作者 その情熱に惹かれます 作者はその集落に潜む「もの」を抉っていきます。 事実だからこその重みでしょう ただ構成のまずさにちょっと引い...

naonaonao16gさんの本棚で見つけました 10年前、実際にあった事件のことは覚えていません 限界集落での壮絶な事件 それを執拗に追う作者 その情熱に惹かれます 作者はその集落に潜む「もの」を抉っていきます。 事実だからこその重みでしょう ただ構成のまずさにちょっと引いてしまいました 一冊の本として仕上げるには無理があったのでは…… ≪ 「うわさ」って あっと広がる 村とSNS ≫

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2023/05/06

ネットでかなり話題になっていたので読んでみたけど、結局犯人の手紙の内容などからは、精神病を病んだ末の犯行としか思えない。 ただ、犯人が村の他の人に刺された話などもあり、犯人以外の人物も犯罪者であったり、環境が悪かった面もあるとは思うが、正直なところ、その刺殺事件が犯人の病気の原...

ネットでかなり話題になっていたので読んでみたけど、結局犯人の手紙の内容などからは、精神病を病んだ末の犯行としか思えない。 ただ、犯人が村の他の人に刺された話などもあり、犯人以外の人物も犯罪者であったり、環境が悪かった面もあるとは思うが、正直なところ、その刺殺事件が犯人の病気の原因であるとは思えなかった。 主語が不明な文などもあり、全体的に話がわかりづらかった。

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2023/04/25

SNSで話題になって気になっていたもの。限界集落で5人が殺されたセンセーショナルな事件で、自分には全く関係ない隔絶された世界の話のように感じていたが、加害者が精神を病んでいくまでの過程には納得感があり、他人事とは思えなかった。環境次第で人は精神に異常を来たし、猟奇的な事件を起こし...

SNSで話題になって気になっていたもの。限界集落で5人が殺されたセンセーショナルな事件で、自分には全く関係ない隔絶された世界の話のように感じていたが、加害者が精神を病んでいくまでの過程には納得感があり、他人事とは思えなかった。環境次第で人は精神に異常を来たし、猟奇的な事件を起こし得るという事実、そしてその環境は悪意のない人々の日常が作っていくことがが私は一番怖かった。

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2023/08/25

2013年7月、山口県周南市の金峰(みたけ)地区の郷集落で起こった5人の殺害と放火事件。犯人の家の窓には「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」の貼り紙。でもこれは当時マスコミやネットで騒がれたような犯行予告ではなかった──。 何度も現地に足を運んで住民たちから聞き込みをし、ときに警戒...

2013年7月、山口県周南市の金峰(みたけ)地区の郷集落で起こった5人の殺害と放火事件。犯人の家の窓には「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」の貼り紙。でもこれは当時マスコミやネットで騒がれたような犯行予告ではなかった──。 何度も現地に足を運んで住民たちから聞き込みをし、ときに警戒されたり嫌がられたりしつつもめげずに訪問を重ねるなかで、やがて報道と裁判が到達したのとは別の真相が明らかになっていく。閉ざされた狭い集落において、人間関係の良否はまさに死活問題。犯人の直筆の手紙の異様にくねくねとした筆跡がすごかった。 【目次】 1:発生 2:夜這い 3:郷 4:ワタル 5:その父、保見友一 6:疑惑は静かに潜む 7:コープの寄り合い 8:保見家 9:うわさ 10:ワタルの現在 11:くねくね 12:書籍化の経緯 13:古老の巻 14:ふたたび郷へ 15:ことの真相 16:山の神様 17:春祭り 18:判決 【ノーツ】 ・それぞれの集落に固有の性質がある → ひとくちに村八分といっても、その村の個性により内容も異なるはず(45-46頁) [1938 津山三十人殺し]都井睦雄に対する悪口 [2004 加古川7人殺害事件]藤城康孝に対する陰口や無視 [2013 山口連続殺人放火事件]では保見光成に対しては? ・刑法39条の問題点

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2023/04/18

★★★ 今月8冊目。 この事件は知らなかった 山口の12人の暮らす村で5人が殺害された。 犯人は村の男。 犯人はいじめられてたとか色々言われているが真相は!? 今までのルポで無い切り口かな、プロぽさの無い文章

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