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つけびの村 の商品レビュー

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149件のお客様レビュー

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2021/11/14

久々に怒りが沸いた読書でした。何に怒ったというと作者にです。佐々隆三氏を尊敬してるそうですが、私の相性の悪さはそのせいかと。あーあ時間の無駄。この本が候補になる「本屋大賞」にまで八つ当たり。

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2021/09/20

2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。 犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが…… それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。 気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話...

2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。 犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが…… それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。 気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、 ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。 〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉に、震えが止まらない! 山口連続殺人放火事件についてのノンフィクション。ノンフィクションだけどエンターテイメント寄り。だから事件の残酷さも非道さも皆無。被告の精神状態が異常なのだということが知れて良かった。

Posted byブクログ

2021/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

集落でずっと生きてきて外の世界をほぼ知らない人たち。村八分で最近もニュースになったし、集落で同じような問題がほかにもあると思う。自分達のルールで生きてしまったから時代錯誤にも気付かない。酒が入って口論したとは言え人を刺したことやボヤが多いのはまずい。寄り合いコープの女性も悪気がなさそうだし。取材対象とはいえそういうたちにインタビューしてるから「冥福を祈る」というしめはちょっと自分には受け入れられなかった。郷土史の記述は面白かった。

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2021/09/16

まさかコープが人を殺すきっかけになってしまうとは… 妄想性障害の鍵体験について、同病名の入院している知人に面会に行き、最近の事を話すとそこから記憶と結び付けて昔付き合いのあった知人に妄想の入り混じった電話をして迷惑をかけてしまう、という事があった。妄想性障害を患っている人との付...

まさかコープが人を殺すきっかけになってしまうとは… 妄想性障害の鍵体験について、同病名の入院している知人に面会に行き、最近の事を話すとそこから記憶と結び付けて昔付き合いのあった知人に妄想の入り混じった電話をして迷惑をかけてしまう、という事があった。妄想性障害を患っている人との付き合い方について考えさせられた。

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2021/09/12

2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが・・・それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を...

2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが・・・それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉に、震えが止まらない! ノンフィクション大賞で気になっていたが、ようやく読み終えた。前半はほとんどWEBにあげられていたようです。私この山口の事件について全く記憶がないのだけれどいったい2013年何をしていたんだ・・・。というわけで新鮮な気持ちで読み始めたのだけれど、本当に気持ち悪い村の話だった。東京ではないしそれなりに地域の付き合いもある場所に住んでいると自分では思っていたけれど、田舎ってこんなやばいところなのか。そりゃ一回都会に来たら戻れなくなりそう。結局張り紙したのは誰なんだ?普通に保見被告と同レベルで怖いんだが。 著書とは直接関係ないけれど妄想性障害とか、神経衰弱とか、ほんと医師や裁判官によって判断がころころ変わるのどうにかならないのかなあ。精神疾患なら何をしても許されたらたまったものじゃないし、反省しているかどうかも大事だけどそんな危ない人のために我々の税金を費やして生きていてもらう意味ってあるの?と残酷なことを承知で思ってしまうこの頃です。

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2021/09/04

2013年7月に山口県の限界集落で起きた殺人事件のルポ。 「つけびして 煙喜ぶ 田舎者」 の貼り紙が加害者の自宅にあったのが有名な事件。 この本を読むまでは私も村八分がきっかけの事件だと思っていた。 加害者の飼っていた犬も村人に殺されていたとか、草刈機が燃やされる嫌がらせを受け...

2013年7月に山口県の限界集落で起きた殺人事件のルポ。 「つけびして 煙喜ぶ 田舎者」 の貼り紙が加害者の自宅にあったのが有名な事件。 この本を読むまでは私も村八分がきっかけの事件だと思っていた。 加害者の飼っていた犬も村人に殺されていたとか、草刈機が燃やされる嫌がらせを受けていたと思っていた。 それらが根拠のない噂話だったとは衝撃だった。 村全体が2chみたいな感じだったことに本当に驚いた。 加害者が妄想性障害を患っていることもこの本で初めて知った。 金峰地区の生き字引・田村さんが確信を持った話がまさかのオカルト話にもさらに驚いた。 田村さんによる神社の祟り話すらも結局この村を取り巻く噂話ということにゾッとした。 事件前に、加害者が村人に胸を刺されたというのに病院にも警察にも行かないでいたことにも驚いた。 私たちが知ってるルールとは別の概念で生きている村なんだ。 村の犬猫を殺していた人がいたこと、それが誰だったのか。 河村さんの家に嫌がらせをしていた人は誰だったのか。 謎が謎を生んだような状態になってしまった。 でもきっとこの村はこれからもこういうあり方しかできないんだろうな。 雲を掴むような取材を根気よくされた筆者に感心しました。 加害者の保見ワタルとのやり取りを途中でやめてしまっていたことは残念に思う。 もう少し根気よく文通を続けてみたら見えてくるものもあったのでは…とわずかな可能性を感じてしまう。 事件とは関係のない筆者の事情などが途中で出てくるのも邪魔に感じ、読みづらくさせていると思う。

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2021/08/06

この事件自体は寡聞にして知らなかった。土地柄津山30人殺しを彷彿とさせる。そこにも興味を惹かれたし、評判も高かったので期待値が異様に高く読み始めた。 残念ながら、そこまでの中身ではなく、作者の調査にも甘さがあるような気がしてならない。もう少し腰を据え時間をかけてたら深みのあるも...

この事件自体は寡聞にして知らなかった。土地柄津山30人殺しを彷彿とさせる。そこにも興味を惹かれたし、評判も高かったので期待値が異様に高く読み始めた。 残念ながら、そこまでの中身ではなく、作者の調査にも甘さがあるような気がしてならない。もう少し腰を据え時間をかけてたら深みのあるものになったのではなかろうか。 取材の難しさはあっただろうが、ことの真相の章も安易な物で、本当に真相に迫っているのか疑問だ。色々制約があるのは分かるがスッキリしない読後感が残る。

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2021/06/30

一年近く図書館のリクエストを待って読んだものの、いまいち。 山口の限界集落で起きた殺人事件のノンフィクション 刑法39条にふれ、作者なりの感想があるが、必要なのか?以前noteで有料記事として発信していた前半と、さらに歴史的な内容を入れた後半との2部構成。 作者自身が裁判傍...

一年近く図書館のリクエストを待って読んだものの、いまいち。 山口の限界集落で起きた殺人事件のノンフィクション 刑法39条にふれ、作者なりの感想があるが、必要なのか?以前noteで有料記事として発信していた前半と、さらに歴史的な内容を入れた後半との2部構成。 作者自身が裁判傍聴マニアから講じてライターになったそうだ。 一般的なノンフィクションものより、感情に寄り添い、その地の歴史に紐解き解説したようだが、全体的に読みにくく、繰り返しも多く、長すぎる。 半分位にまとまるような気がする… 少し残念

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2021/06/27

山口県の過疎地域で起きた5人の大量殺人事件を掘り下げたノンフィクション作品である。閉鎖された空間で、加害者がどんどん孤立していく様は理解できるが、被害者側にも非があるような内容にかなり違和感を持つ。本編にあまり関係ないと思われる不要な記載も多く、読みにくいし、興味が削がれていく。

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2021/06/03

まあ本作の舞台となる事件はニュースレベルで知っていたので、どのような深堀がされているのか興味をもって読み始めた。が、これって本当に調査ノンフィクションなんだろうか。煽情的でスキャンダラスで耳目を集めるような題材を根気よく調査したんだろうことはわかる。が、全くノンフィクション作品と...

まあ本作の舞台となる事件はニュースレベルで知っていたので、どのような深堀がされているのか興味をもって読み始めた。が、これって本当に調査ノンフィクションなんだろうか。煽情的でスキャンダラスで耳目を集めるような題材を根気よく調査したんだろうことはわかる。が、全くノンフィクション作品となっているとは思えない。わざとなのかもしれないが軽薄そうな文章をダラダラ書き続けて、構成も今一つ。全く作品として上梓するレベルではない。スキャンダル好きな人向けの事実に基づいたネット小説のような。まあ読む価値なし。ノンフィクション作品と位置づけないでほしい。

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