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ムゲンのi(下) の商品レビュー

3.8

198件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    65

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2020/03/02

下巻はファンタジー、一色で少々食傷気味。 読み進めるほどに感じる違和感もちゃんと想定内の出来事だったとは、ちゃんと取り零さず完璧な回収が行われ非常に良くできたストーリー。ちゃんと騙されたし、納得のできるラストに心暖まるものもあって。出来すぎのお話に少し冷静になって傍観している自分...

下巻はファンタジー、一色で少々食傷気味。 読み進めるほどに感じる違和感もちゃんと想定内の出来事だったとは、ちゃんと取り零さず完璧な回収が行われ非常に良くできたストーリー。ちゃんと騙されたし、納得のできるラストに心暖まるものもあって。出来すぎのお話に少し冷静になって傍観している自分もいたのは☆4つかな。

Posted byブクログ

2020/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み初めはSFは好きじゃないからうーーーん、って言う感じだったけど、、、、 読み終わった後は全く違う感想 もう一回読みたくなるような本、ちょっとだけ辻村深月に似てるかも

Posted byブクログ

2020/02/29

帯で散々あおられたので期待していたけど、正直、上巻から想像していた範囲内の仕掛けではあった。 だんだん違和感が増してくる書き方は好きです。

Posted byブクログ

2020/02/29

謎が解けるほど深まる謎。上巻から続いてきた違和感が収束していけば行くほど、愛衣の悲しい過去がどんどん露になっていく。 それでも先の展開が気になり読んでいく。Keyとなる少年のレントの正体。最後のムゲンの世界での決着。別れ。クルルの正体。気が付いたらあっという間の展開でした。 ...

謎が解けるほど深まる謎。上巻から続いてきた違和感が収束していけば行くほど、愛衣の悲しい過去がどんどん露になっていく。 それでも先の展開が気になり読んでいく。Keyとなる少年のレントの正体。最後のムゲンの世界での決着。別れ。クルルの正体。気が付いたらあっという間の展開でした。 全体として家族がキーワード。愛情に溢れた記憶は、生きているひとも亡くなったひとも幸せにする。 ひとを憎むことは簡単だけど、ひとを赦すことは、その100倍ぐらい難しいと思いました。それだけに愛衣が言った「あなたを赦します」は、家族の愛情の大きさに改めて気がつき、ひとに優しくなれた証のようにも思えました。 現実は簡単にひとを赦すことはできないと思うけど、こんな優しい世界って良いなと思う。

Posted byブクログ

2020/02/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんて言うか、スピードスケートのような感じ。自分でも意味が分からないけれど、上巻のまだゆっくりと進んでいたと思う時間が、この下巻では一気に加速したイメージだった。 中盤から更に緊迫感が増して、唾を飲む勢いでページをめくり、思いがけない結末に思考が一瞬停止する。涙脆い私は最後の方は涙でいっぱいいっぱいでした。 上巻から疑いもせず、最初から現実の世界にいると思っていたのに、実は全てが愛衣の夢だったことには鳥肌が立った。彼女の大事な人を失ってきた人生には心が痛み、「何もそこまで...」とも思ったが、精神の闇を描くこの小説には必要な材料なのだと感じる。この小説には胸が締め付けられるほどの悲しみが詰まっているが、人生をただ悲観するのではなく、喪ったものと共に生きていかなければならない現実を生きる強さに感動した。 無限の愛と言うと、少々クサく感じるが、この作品からはそんなクサさは感じられず、とても暖かい優しく感じられた。 そして、私が最も心に残っているのは、上巻のプロローグが下巻の最後の方に繰り返されるシーン。戻ってきたんだ、と思わせてくれた大事なシーンだった。 出会えて良かった作品だった。

Posted byブクログ

2020/02/28

家族、最愛のペットたちとのお別れが思い出されて、涙無くしては読めなかった。 「愛猫ハリーに捧ぐ」との一言だけで胸がいっぱいです。

Posted byブクログ

2020/02/25

「ムゲンのI-アイ-(下)」 知念実希人(著) 2019 9/22 第1刷 (株)双葉社 2020 2/25 読了 早い展開と良く練られた筋。 上手に焼かれたミルフィーユみたいな印象の小説でした。 出来過ぎなラストではありましたが 良く出来た作品でした。 ぼくは当初 ...

「ムゲンのI-アイ-(下)」 知念実希人(著) 2019 9/22 第1刷 (株)双葉社 2020 2/25 読了 早い展開と良く練られた筋。 上手に焼かれたミルフィーユみたいな印象の小説でした。 出来過ぎなラストではありましたが 良く出来た作品でした。 ぼくは当初 2020年度「本屋大賞」は 本作品じゃないかなぁ…って ラジオでも言いました。 が! ちょっと登場人物の描写が弱過ぎじゃない? うーん… とりあえず「ノースライト」横山秀夫(著)を読んで 「本屋大賞」は判断しようと思っています。 気づいたところ… 知念実希人は「揺蕩う」という言葉が好きだ。

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2020/02/22

誰にでもあるククルの本当の姿がわかった時,愛に包まれて育った人はいいけれどそうでなかった人は悲しいとやりきれなさを感じた.とにかくこのゲームのような仕掛けの夢幻の世界がマブイグミをすることでステージクリアし最後に自分を解放するところは分かっていながらもワクワクした.

Posted byブクログ

2020/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み応え最強かよと言う内容盛り沢山小説。 知念さんと言えば医療小説だけど、今回はそれだけに留めずファンタジーとミステリーも加わりかなり満腹… 眠ったまま目が覚めなくなるイレスと言う病人が1つの病院に4人も運び込まれたとこから話がスタートし、 自分の祖母が沖縄のユタと言う簡単に言うとイタコだった事から力を受け継ぎその力でイレス患者の精神世界で大冒険! さらに現実世界で怒る無差別通り魔事件も絡んできて一体何段階オチなのだと言う展開。 ただどうしても精神世界のファンタジー描写がちょっと伝わり難いところがあったり、最後の方は満腹過ぎてやや胸焼けを起こしてしまった。

Posted byブクログ

2020/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まさかの自分が夢幻の世界に入っていたとは、、 これはビックリ。端々に変な箇所はあったのに気付かず。 自分のトラウマと向き合うときに家族や今までで助けてきた人からのエールはとても感動した。

Posted byブクログ