ムゲンのi(下) の商品レビュー
ファンタジーはあまり読まないのですが、知念実希人さんの本なので読んでみました。 やはり、知念実希人さんの文章は読みやすくて内容がすらすら入ってきました。 伏線も綺麗さっぱり回収されたし、涙が止まりませんでした。
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最初はどこかで似たような話あったかな~なんて思っていたが、かなり夢中になって読んでしまった。医療ミステリーというよりファンタジー要素が強いのも好み。現実世界での少年Xの描写がもう少し欲しかったけど(ここまで人の心を操れるものなのか) 私にも守護霊のようなククルいるのかな? 夢幻の愛衣 無限の愛
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CGシネマを見終わったような気分だ。それぞれのマブイグミでは、煌めく楽園とおぞましい奈落、スリリングな夢幻の世界の映像がひろがる。愛衣が生還するたびに安堵しつつ、謎は深まっていく。さすがに最後のイレス患者は読み切れんかった。ようやっと特別病室の人物にたどり着くや、伏線が絡まり、こ...
CGシネマを見終わったような気分だ。それぞれのマブイグミでは、煌めく楽園とおぞましい奈落、スリリングな夢幻の世界の映像がひろがる。愛衣が生還するたびに安堵しつつ、謎は深まっていく。さすがに最後のイレス患者は読み切れんかった。ようやっと特別病室の人物にたどり着くや、伏線が絡まり、ここにきて破綻してないかい?と一瞬惑うが、いらぬ心配だ。純然たるファンタジーだと割り切って楽しもうと読了(=覚醒)してみれば、うむむ、医療ミステリーと言えなくもないか。ともかく、お見事「無限の愛」に到達。はて、俺のクルルってどんなんだろう?可愛いとは思えんが、夢で会ってはみたい。
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識名愛衣は都内病院の精神科医。眠りから覚めなくなる奇病、イレス《突発性嗜眠症候群》が同時多発で発症し、4名のうちの3名を担当することとなった。ユタの血を引く愛衣は、マブイグミをして魂を救済していく。 そんな最中、同僚の華先輩が担当するもう1名のイレス患者が巷を騒がしている連続殺人...
識名愛衣は都内病院の精神科医。眠りから覚めなくなる奇病、イレス《突発性嗜眠症候群》が同時多発で発症し、4名のうちの3名を担当することとなった。ユタの血を引く愛衣は、マブイグミをして魂を救済していく。 そんな最中、同僚の華先輩が担当するもう1名のイレス患者が巷を騒がしている連続殺人事件に関連していると聞かされる。そのイレス患者とは一体誰か?イレスはなぜ同時多発で発症したのか? そして、愛衣自身が巻き込まれた23年前の事件とは? いやー、仕事あるのに夜更かしして読み耽ってしまった。 特に後半。物語が進むにつれ、どんどん引き込まれていった。上巻で少しずつ感じていた違和感が、実は全て伏線でどーんと回収された時は、「なるほど~っ!」と思わずひとりで騒いでしまいました。 ストーリーはとても複雑だけどスピード感があって、あたたかくて感動的。 採点は5点に近い4点。少年Xの魂の闇をもう少し丁寧に描いて欲しかった…なんて贅沢なことを少し思ってしまったので。 さて、2020年本屋大賞では、「medium 霊媒探偵城塚翡翠」との霊媒師ミステリー対決勃発で、どちらが上位か結果も楽しみ。僕の好みは「ムゲンのi」の方だな。
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人はこんなにも簡単に人を許せ 優しくなれるかな? そしてここまで強くなれるだろうか? と思いましたが… ミステリーとしてはファンタジー的な 要素もあって面白い作品だと思います
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眠り続ける奇病イレスにかかった患者の残り2人が目覚める中で夢か現実か? またしても知念さんに「崩れる脳を抱きしめて」の如く頭の中をぐちゃぐちゃにさせられた。 連続殺人事件が背景にありながら、感動の結末にホットする読後感でした。 印象に残った文章 ⒈ そろそろ時間だよ 準備を整えて...
眠り続ける奇病イレスにかかった患者の残り2人が目覚める中で夢か現実か? またしても知念さんに「崩れる脳を抱きしめて」の如く頭の中をぐちゃぐちゃにさせられた。 連続殺人事件が背景にありながら、感動の結末にホットする読後感でした。 印象に残った文章 ⒈ そろそろ時間だよ 準備を整えてな ⒉ 準備はできたね 真実を見つけに行こう ⒊ 無限の愛
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ミステリーというよりも ファンタジー要素が強くて、確かにグイグイと読めたけど星四つはオマケ。 それに、真相(きっとビックリを狙ってた?)が途中、ふ~んってかんじでわかってしまった…
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「患者たちがなんでイレスという奇病になったのか」というミステリーを期待していましたが、ミステリー色は薄くて、ファンタジー作品でした。上巻は設定に馴染めずなかなか読み進めなかったのですが、上巻終わりから下巻にかけては一気読みするほど物語に引き込まれました。ククルとマブイグミを施して...
「患者たちがなんでイレスという奇病になったのか」というミステリーを期待していましたが、ミステリー色は薄くて、ファンタジー作品でした。上巻は設定に馴染めずなかなか読み進めなかったのですが、上巻終わりから下巻にかけては一気読みするほど物語に引き込まれました。ククルとマブイグミを施していく世界が少々苦手で、読みながら戸惑うのだけど、なんでもあれって割り切ってからサクサク読めるようになったのかも。
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ユタの力を持つ愛衣は、難病イレスの患者の夢の世界に入り込み、ストレスの原因を突き止め、解決していくが、次第に自身の心の傷の原因となっていた幼少時の事件と、イレス患者たちとの関連が浮かび上がってくる。複雑に絡み合っていて、どうつながっているか分からなかったですが、まさかの…オチでした。反則の様な気もしますが、主人公の背景を考えるとありえるのかもしれません。ミステリの要素もある本ですが、立ち直れないほどの心の傷を負った人が、傷つけられながらも、相手を許し、乗り越えていく話とも言えます。ちょっとそんな心持ちになれるか~という気もしますが、いい本と思います。
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少年Xの正体は何となく想像できたが、4人目のイレスの正体は予想できなかった。家族がどうなったかを思い出した姿は、悲しくなった。ただ最後許した事が話の流れとしては分かるが、微妙に納得できない気もして少しモヤった。全体的に面白い世界観と謎で一気に読めた。
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