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展望塔のラプンツェル の商品レビュー

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72件のお客様レビュー

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2024/08/09

舞台が『聖者が街にやってきた』と似ているし、虐待や性暴力など読むのが辛くて中盤で止めてしまおうかと思いつつ、なかなか明かされない悠一の素性が知りたくて読破。 3つの話が繋がったところで思わず序盤の箇所箇所を読み返してしまった。これが宇佐美さん作品の醍醐味なんだよな。

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2024/08/02

最後まで来て、そういうことだったのかと納得した。 話の話題は重いけど、楽しめました。 救われた気になりました。

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2024/04/15

最初からの辛い展開に、何とかみんな助かってと願いながら読んだ。 最後はえっ、そういう事なの、と完全に思い違いをしていたけれどそれにより救われた部分もあった。 虐待されていた子どもが大人になってまた… 負の連鎖が止まらない場面が特に悲しかった。

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2023/12/13

可愛いらしい装丁とタイトルですが、かなりヘビーです。 児童相談所で働く悠一が抱える、様々な虐待。 負の連載。暴力の数々。 しんどい。けれども救いも。

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2023/11/10

苦しい小説だった。児童相談所職員、不妊治療に悩む夫婦、性的暴力やネグレクトなど虐待を受けている子供たち、日本人として生きていきたいのに認めてもらえない生い立ち。這い上がりたくて必死にもがいても、浮かび上がることさえ叶わない。生まれ落ちた運命というには壮絶で過酷な境遇にやり場のない...

苦しい小説だった。児童相談所職員、不妊治療に悩む夫婦、性的暴力やネグレクトなど虐待を受けている子供たち、日本人として生きていきたいのに認めてもらえない生い立ち。這い上がりたくて必死にもがいても、浮かび上がることさえ叶わない。生まれ落ちた運命というには壮絶で過酷な境遇にやり場のない憤りと切なさがありました。最後は自分でつかみ取った平穏、希望もありホッと安堵しました。そしてすっかり宇佐美さんの構成にやられました。

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2023/07/20

可愛らしいタイトルだが、大変ショッキングで重い内容。何らかの形で当事者になった経験のある方は、かなりきつく感じるのではないかと思う。 とはいえ、最後まで救いのない展開というわけではない。終盤で一気に話の全体が見えてくるのにははっとさせられるし、各々の道を歩む主人公たちへ静かな感動...

可愛らしいタイトルだが、大変ショッキングで重い内容。何らかの形で当事者になった経験のある方は、かなりきつく感じるのではないかと思う。 とはいえ、最後まで救いのない展開というわけではない。終盤で一気に話の全体が見えてくるのにははっとさせられるし、各々の道を歩む主人公たちへ静かな感動を覚える。

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2023/05/31

なんだか可愛らしい題名と装丁とは違って、内容はなかなかにヘビー。 しんどい話だけど、読みやすかったのであっという間に読了。 終盤の展開にはびっくり! そういうことだったのかー。

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2023/05/24

‪なかなかの衝撃作。題名との乖離がすごい ヤ○ザの描写とか、児童虐待の描写とか、性に関する描写とか、色々えげつなかった。‬ ‪このお話はフィクションだけど、似た境遇で育ったひとがいる事も事実で。あんまり他人の話から自分の幸を噛み締めたくはないけど、自分の今いる環境がどれだけ暖かい...

‪なかなかの衝撃作。題名との乖離がすごい ヤ○ザの描写とか、児童虐待の描写とか、性に関する描写とか、色々えげつなかった。‬ ‪このお話はフィクションだけど、似た境遇で育ったひとがいる事も事実で。あんまり他人の話から自分の幸を噛み締めたくはないけど、自分の今いる環境がどれだけ暖かいか、幸せか、改めて思い知らされた。

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2023/02/15

終始、陰鬱な空気感が漂う作品だった。 物語の舞台は多摩川市。 児童相談所に勤務する松本悠一が主人公。 児童虐待がテーマかと読み進めて行くと、それだけに留まらず、人種差別・貧困・性暴力・ネグレクト・不妊治療と多種多様な問題が盛り込まれていた。 複数のエピソードが並行して進み...

終始、陰鬱な空気感が漂う作品だった。 物語の舞台は多摩川市。 児童相談所に勤務する松本悠一が主人公。 児童虐待がテーマかと読み進めて行くと、それだけに留まらず、人種差別・貧困・性暴力・ネグレクト・不妊治療と多種多様な問題が盛り込まれていた。 複数のエピソードが並行して進み、途中で展開が読めなくなった所で、伏線ともなる年齢が明記され結末に向けてそれまでの全ての伏線が一気に回収されて行った。 小さな子供達にとって『負の連鎖』なんて関係ない。 合田課長の『子供は死ぬ為に生まれて来たんじゃない』の言葉に明日への希望を感じた。

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2022/12/20

労働者相手の娯楽の街・多摩川市。この地の児童相談所に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問している。荒んだ街の子供たちに救いはあるのか?(e-honより)

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