おやすみ、東京 の商品レビュー
東京の午前一時から始まる、12の連作短編のような長編小説。 本屋さんをウロついている時になんだか気になって手にとった1冊でした。 偶然が少しずつ重なって、たくさんの人たちが絡み合っていく不思議なストーリーなんだけど、東京の午前一時っていう真夜中が舞台だからなのか、時間の流...
東京の午前一時から始まる、12の連作短編のような長編小説。 本屋さんをウロついている時になんだか気になって手にとった1冊でした。 偶然が少しずつ重なって、たくさんの人たちが絡み合っていく不思議なストーリーなんだけど、東京の午前一時っていう真夜中が舞台だからなのか、時間の流れがゆっくり感じられて、とても心地良かったです。 バー「M」のコークハイ、飲んでみたいなぁ。
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文字数が少なめで読みやすいかと思えば話がコロコロ変わるので少し混乱しました。読み進めていくと登場人物の謎とか繋がりが見えてくるストーリー。受動的に読んでいると解釈が難しい。
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真夜中の東京の一角にスポットライトを照らしたような、何者でもない人々の偶像劇。穏やかでどこか優しげな午前1時の物語がゆっくりと心に染み渡った。
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午前1時の東京が舞台だけれど、現実世界からはちょっと距離があるところのように感じられた。不思議。 もっとずっと先って思うこと、たくさんあるよなあ。思わぬところで人と繋がっていたりすること、あるよな。心がざわざわした時や眠れない夜に読み返したい。
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夜中の東京の群像劇です。しっとりしっぽりな言葉と人間。著者の作品は、この世界観に触れたくて定期的に読んでいるような気がします。登場人物の言動には人間味が溢れているけれど、決して熱い表現にはならなくて、あくまで淡々と冷静に言葉を紡いで表現されているので、夜読書にはぴったりの一冊だと...
夜中の東京の群像劇です。しっとりしっぽりな言葉と人間。著者の作品は、この世界観に触れたくて定期的に読んでいるような気がします。登場人物の言動には人間味が溢れているけれど、決して熱い表現にはならなくて、あくまで淡々と冷静に言葉を紡いで表現されているので、夜読書にはぴったりの一冊だと思います。
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痺れるほどの面白さがあって一気読みするような本ではないし、個性のある文体でもないし、強くのめりこむわけでもない。 だけど余韻の長さがそれらのどの作品よりも長い。 ふわふわ宙に浮いているような感覚で、やさしいひとが作るあたたかなものに寄りかかりながら、ゆる〜く、読みました。 吉...
痺れるほどの面白さがあって一気読みするような本ではないし、個性のある文体でもないし、強くのめりこむわけでもない。 だけど余韻の長さがそれらのどの作品よりも長い。 ふわふわ宙に浮いているような感覚で、やさしいひとが作るあたたかなものに寄りかかりながら、ゆる〜く、読みました。 吉田篤弘さん。 滋味深い味わいのある作家さんなのでしょうか、、 夜の定食屋で読んだり、あの街の2階にある喫茶店で読んだりしたらもっと似合うだろうなあ。
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深夜、夜明け、夜が深まっていく時間や夜が明けていく時間、とにかく夜の周辺で読みたい本。 びわ泥棒も名探偵シュロも変なひとばかり出てくるのに、なぜかすっと受け入れてしまうから不思議。 感動したいとかドキドキしたいとかそういうんじゃなくて読んで落ち着きたいときにこの本って最適だなぁっ...
深夜、夜明け、夜が深まっていく時間や夜が明けていく時間、とにかく夜の周辺で読みたい本。 びわ泥棒も名探偵シュロも変なひとばかり出てくるのに、なぜかすっと受け入れてしまうから不思議。 感動したいとかドキドキしたいとかそういうんじゃなくて読んで落ち着きたいときにこの本って最適だなぁって思った。
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久しぶりに この独特な世界に連れ込まれた感 なんだろう いつもふわふわした 地に足がついてないような感覚 それでいてなんか心地いい ちょっと幸せな気分
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長篇小説?連作短篇? 著者は「連作短篇の交差点」と言う。 午前1時、月に照らされた真夜中の東京でそれぞれの物語が始まる。 そして様々な人が複雑に絡み合う。 ああそうなるか。それどういうこと? 色々考えながらもう一度読み返したくなる。
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深夜に読みたい本。今この瞬間別の場所で誰かが人生を送っていて、いつか自分とも交わるのかなあとほっとした気持ちにさせてくれる
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