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Ank:a mirroring ape の商品レビュー

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103件のお客様レビュー

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    29

  2. 4つ

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2024/10/27

暴動の描写にとてもリアリティーがあり、迫力があった。 また、現存している人類いがいにも数種類の人類がいたにも関わらず、何故彼らはいなくなったのかという疑問に対しても鏡とロストエイプのストーリーからなる仮説により示されており、一つの仮説として興味が湧いた。 我々のなかにも、古...

暴動の描写にとてもリアリティーがあり、迫力があった。 また、現存している人類いがいにも数種類の人類がいたにも関わらず、何故彼らはいなくなったのかという疑問に対しても鏡とロストエイプのストーリーからなる仮説により示されており、一つの仮説として興味が湧いた。 我々のなかにも、古から伝わる本能というものが未だに眠っており。それが共に恐怖を感じさせる部分もあり、良い。 今年読んだ小説のなかで一番面白かった。

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2024/10/19

2024.10.18 読了 京都で大暴動が起きる。原因はウイルスやテロなどでもなくチンパンジーだった…。まるでゾンビ映画でも観てるようなおぞましくグロい描写!そしてリアルな表現。難しい言葉が沢山出てきて読むのちょっと大変でしたけど、非常に面白かった!

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2024/10/09

長いのにスラスラ読める。読みやすくて、ダラダラしてる場面もないので、時間があれば最後までノンストップで読めそう。ありえない設定のようだが、理論がしっかり作られているため、現実でもあり得るんじゃないかと思えてしまう。グロの描写が多いので、それが大丈夫な人はオススメ。

Posted byブクログ

2024/09/04

同著者の「テスカトリポカ」に衝撃を受け、他の作品を探し、評価が良さそうだったので拝読。人類の進化といったテーマや、ミステリー要素など自身の好みに近いのに、何故かテスカトリポカよりもページが進まず。ただ、期待が高すぎただけかも知れず、この作品を初めて読んだ方であれば★4〜5をつけて...

同著者の「テスカトリポカ」に衝撃を受け、他の作品を探し、評価が良さそうだったので拝読。人類の進化といったテーマや、ミステリー要素など自身の好みに近いのに、何故かテスカトリポカよりもページが進まず。ただ、期待が高すぎただけかも知れず、この作品を初めて読んだ方であれば★4〜5をつけてもおかしくないほどには面白かった。 面白さって何だろう、とますます考えたきっかけになった。まぁ、それが分かれば作家は困らないのだろうけど…。

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2024/07/28

直木賞『テスカトリポカ』からの『Ank:』。 2026年10月26日。 京都暴動が発生。嵐山で、金閣寺で、哲学の道で、そして、京都御所で。 人々が殺戮を繰り返す… 原因は、… ウイルスによる感染爆発なのか… 暴動が起こった周辺には1頭のチンパンジーの姿が… KMWPセンターで...

直木賞『テスカトリポカ』からの『Ank:』。 2026年10月26日。 京都暴動が発生。嵐山で、金閣寺で、哲学の道で、そして、京都御所で。 人々が殺戮を繰り返す… 原因は、… ウイルスによる感染爆発なのか… 暴動が起こった周辺には1頭のチンパンジーの姿が… KMWPセンターでは霊長類の研究が進められていた… センター長・鈴木望は行方不明となった、1頭のチンパンジー・アンクの行方を追う… なぜこんなことが… わからないまま、進んでいく。 スーダンで保護されたチンパンジー・ジュバCから未知のウイルスが撒き散らされたのかと思ったが… 警戒音だったとは… なかなか奥が深い。 ここまで書けるとは、佐藤究って、何者? 本当に霊長類学者なのかも⁇と思ってしまうほど深い。 『テスカトリポカ』もよかったが、『Ank:』の方が好きかも。 次は『QJKJQ』へ。

Posted byブクログ

2024/07/01

直木賞受賞作品「テスカトリポカ」がめちゃくちゃ面白かったので、吉川英治文学新人賞と大藪春彦賞受賞の今作も読んでみた‥‥結果、文庫版650P 一気読み。作者の脳内どうなってるの?別作品も読みたい。

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2024/09/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

吉川英治文学新人賞・大藪春彦賞、ダブル受賞の超弩級エンタメ小説! 文庫版の裏表紙にあった文章だけど、マジで超弩級でした。 疾走感に溢れる文章で、読んだはしから脳内で映像化されていくかんじ。 漫画のように、映画のように。 アンクの警告音が、全編に響き渡る。漫画なら描き文字で。 チンパンジーと人間。 アンクの警告音で呼び覚まされる、進化の過程で刷り込まれた本能。 必要なくなって、失われたはずの本能が未曾有の惨劇を引き起こす。 現在進行形の惨劇のさなかに、差し込まれる主人公の過去。 悲惨なDV被害と母親の心中未遂。沈みゆく車から必死で脱出する主人公と、 その足を掴んで引き込もうとする母親。なぜ?どうして? この過去の出来事が、結末にリンクするのだろうか。 アンクと共に息絶えていた主人公。彼がみた最期の光景。 振り返るアンクの、琥珀に輝く古代の瞳。 理屈ぬき。下手な映画顔負けの面白さです。オススメ。

Posted byブクログ

2024/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

設定や題材は本当に面白いのに、遺伝子や進化、脳機能に関する描写が無茶苦茶で読み進めていくにつれて脱力してしまった。特に、音を聞くだけで失われたヒトの反復配列が突如出現するというところ、さらにそれを恣意的に分割して奇数列と偶数列が〜というところは酷かった。

Posted byブクログ

2024/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テスカトリポカがとても面白かったので読んでみました。 アクションシーンの迫力、筆力が凄くエンタメとしてはとても良かったですが、SFとしては(アンクの鳴き声で人間のDNAが書き換わるなど)説得力に欠けるのかなと思いました。

Posted byブクログ

2024/04/15

佐藤究さんの本は独特の世界観で、読んでいる間不思議な感覚になる。 京都で起きた暴動。 ウイルス、病原菌などが原因ではなぬ、テロでまない。 チンパンジーを巡る壮大な話。

Posted byブクログ