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熱源 の商品レビュー

4.1

347件のお客様レビュー

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    118

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2021/02/13

樺太に行きたくなる。 アイヌ、日本人、ロシア人、ポーランド人 人と文化が交わって、ぶつかって、溶けて、融合して、離れて、 辺境らしい文化の融合と人間味あふれるストーリーは読み始めるととまらなくなる。 歴史的にアジアの辺境として発展してきた日本は中華文化との融合やアメリカの文化と...

樺太に行きたくなる。 アイヌ、日本人、ロシア人、ポーランド人 人と文化が交わって、ぶつかって、溶けて、融合して、離れて、 辺境らしい文化の融合と人間味あふれるストーリーは読み始めるととまらなくなる。 歴史的にアジアの辺境として発展してきた日本は中華文化との融合やアメリカの文化との融合を経てきたが、 日本の辺境にあたる樺太では現地に住むアイヌとその先にあるロシア、そして日本の文化が融合しているのだと実感。 グローバル化が叫ばれる今こそ読むべき小節という印象。

Posted byブクログ

2021/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アイヌ ヤヨマネクフ アイヌとは人という意味  樺太から北海道宗谷から対雁(ツイシカリ)へ コレラと天然痘で村民半減し、 そして再び樺太へ、亡き妻キサラスイの琴とともに ソ連籍ポーランド人 ブロニスワフ リトアニア ポーランドとの合同国家 「革命に必要なのは兵士と兵士を癒す医師だけだ」  政治犯としてサハリンへ流刑  ギリヤーク 先住民 と学校を作る  アイヌの娘と結婚する  革命家から学者に転向しパリで暗殺される  アイヌの地 サハリンはもう一つの故郷「熱源」だった 長谷川辰之助=二葉亭四迷  競争のみが生存の手段という摂理と戦う。 金田一京助 アイヌ語研究 大隈伯爵 白瀬南極探検隊  樺太犬 海南丸  大陸 南緯80度5分で引き返す  ヤヨマネクフ、シシラトカ 犬係として同行 イカペラ   琴トンコリの名手 アイ村(コタン)アイヌ頭領バフンケ養女  両親を流行病でなくす   ブロニスワフの依頼で琴の演奏を録音をする  8/15終戦 ソ連の戦車の砲弾の破片で傷を負う  ロシア人女性の捕虜クルニコワ伍長に助けられる  「今日は熱い」

Posted byブクログ

2021/02/01

この時代のこと、よく分からないし、難しい言葉も出てくるんだけど、、、じんわりと、時には大量の涙が出てくる。。

Posted byブクログ

2021/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

良かった。アイヌヤヨマネクフとポーランド人ブロニスワフの人生を軸とする1900年頃の樺太の物語。壮大な物語。最初は、話のスピードが速いと感じたが、描かれる時間が長いので、これくらいでちょうどよかった。最後は第二次大戦の終了で終わる。考えさせられた。

Posted byブクログ

2021/01/27

アイヌが住む村やロシアの街中、兵士が忍ぶ森など情景が頭の中に浮かびどんどん話が展開されていく。派手さはないけど没頭してあっという間に読み終わりました

Posted byブクログ

2021/02/06

サハリン(樺太)出身でアイヌ民族のヤヨマネクフと、ロシア皇帝の暗殺を企てた罪でサハリンに流刑となったポーランド人ブロニスワフ・ピウスツキが主人公。 理不尽な状況に置かれてもアイヌの誇りを失わずに生きている人々が印象的。 文明、文化、戦争、アイデンティティ、民族。様々な事を考えさせ...

サハリン(樺太)出身でアイヌ民族のヤヨマネクフと、ロシア皇帝の暗殺を企てた罪でサハリンに流刑となったポーランド人ブロニスワフ・ピウスツキが主人公。 理不尽な状況に置かれてもアイヌの誇りを失わずに生きている人々が印象的。 文明、文化、戦争、アイデンティティ、民族。様々な事を考えさせられる。壮大な物語。 スケールが大きすぎて頭の中でうまく纏まらず読了に時間がかかってしまったが、知らずにいた歴史やその時代に生きた彼らの軌跡が知れて良かった。 読み応えがあって直木賞も納得。

Posted byブクログ

2021/01/19

ゴールデンカムイでアイヌのことは興味あったから読み始めた。 けっこうなボリュームで重い話もあるが、出てくる人達が魅力的で読める。 南極点到達を断念した時にヨヤマネクフが1人で死を覚悟で行こうとするところを、シシラトカが全力で止めるところで泣いた。 「誰かが死なないと作れないところ...

ゴールデンカムイでアイヌのことは興味あったから読み始めた。 けっこうなボリュームで重い話もあるが、出てくる人達が魅力的で読める。 南極点到達を断念した時にヨヤマネクフが1人で死を覚悟で行こうとするところを、シシラトカが全力で止めるところで泣いた。 「誰かが死なないと作れないところで誰が生きていけるんだ」「俺たちはどんな世界でも適応して生きていく。アイヌ(人)ですから」のセリフがよかった。 プロニスワフもかわいそうだが、がんばってえらい。理想を実現してほしかった。

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2021/01/17

アイヌ民族に関しては小中学校の歴史で少し学んだくらいだったがこの物語を通じてアイヌ民族や物語当時の歴史に興味を持つきっかけをもつことができた。 日本やロシアなど、自分たちの欲のままにアイヌの故郷を我が物顔で占領し、ましてや樺太に住む先住民が自国の臣下になる事こそアイヌは誇るべき...

アイヌ民族に関しては小中学校の歴史で少し学んだくらいだったがこの物語を通じてアイヌ民族や物語当時の歴史に興味を持つきっかけをもつことができた。 日本やロシアなど、自分たちの欲のままにアイヌの故郷を我が物顔で占領し、ましてや樺太に住む先住民が自国の臣下になる事こそアイヌは誇るべきといった思考だったことは悲しい。 滅んでいい文明なんてない。 進んでいる文明が必ずしも優れているわけではないし、それを真似しないといけないわけでもない。 自分の中での他国の見方を少し変えられたのではないかなと思う。

Posted byブクログ

2021/01/17

戦争とは何か、民族とは何か、国とは何か。 重いテーマを扱っているし、多少グロテスクなシーン描写もあるのに、なぜか爽やかな印象を与える作品です。 普段純文学を読まない私でもグッと引き込まれておおいに影響を受け、自分の人生を見つめなおしたくなりました。

Posted byブクログ

2021/01/13

図書館所蔵は以下をクリック↓ https://lib1.tamagawa.ac.jp/library?func=function.opacsch.toshoshozodsp&view=view.opacsch.newschdsp&shoshisbt=1&s...

図書館所蔵は以下をクリック↓ https://lib1.tamagawa.ac.jp/library?func=function.opacsch.toshoshozodsp&view=view.opacsch.newschdsp&shoshisbt=1&shoshino=1000243749&historyno=0&sParam=cuelibsch,/xapi/ice/,opcshoshi,in25shupannen,20,1,TEXT&sPinfo=in00shoshino,in14shoshisbt&sQuery=(,dr00keyword,MATCH,E786B1E6BA90)&sSort=in25shupannen&sCurrentRow=1

Posted byブクログ