劇場 の商品レビュー
永田の人とは違う特別でありたいって想い強すぎ。 沙希の永田が言うことは何でも受け入れるのが理解出来なかった。 上京して何となく都会に馴染んできてる自分に違和感を覚えて、そんなとき永田ってゆー異質な者に出会ったことで彼の特異さに惹かれたのかな、、 永田が沙希を笑わせようするくだりは...
永田の人とは違う特別でありたいって想い強すぎ。 沙希の永田が言うことは何でも受け入れるのが理解出来なかった。 上京して何となく都会に馴染んできてる自分に違和感を覚えて、そんなとき永田ってゆー異質な者に出会ったことで彼の特異さに惹かれたのかな、、 永田が沙希を笑わせようするくだりは漫才を見てる感じで面白かった!
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芥川賞受賞作『火花』に続く又吉直樹の小説。売れない劇作家の男・永田と、女優を志し上京してきた女・紗希が恋に落ちる話。映画が面白かったのですぐに原作も買って読んだ。 又吉の作品は『火花』しか読んだことがなかったのだけど、今回は特に又吉節が効いている気がした。感情に従順な人間を恐怖...
芥川賞受賞作『火花』に続く又吉直樹の小説。売れない劇作家の男・永田と、女優を志し上京してきた女・紗希が恋に落ちる話。映画が面白かったのですぐに原作も買って読んだ。 又吉の作品は『火花』しか読んだことがなかったのだけど、今回は特に又吉節が効いている気がした。感情に従順な人間を恐怖の対象として見ていた主人公こそが、最も自分の感情に従順だったという落語のようなオチで、これぞお笑い芸人の作品だなぁ〜と涙腺をグリグリされながらも笑みがこぼれおちた。
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うーん。 私は好きじゃなかった。。 沙希ちゃんの気持ちがわからない。 好きなことに真っ直ぐな人は素敵だと思うけど、 永田の私生活のだめっぷりが受け付けなかった。。 そこが印象的過ぎて、終盤まで恋愛小説だということに気づかなかった。。 私なら自宅に転がり込んで生活費出さない時点で 冷めちゃうよ沙希ちゃん。と思いながら読んだ。 とは言いつつも、自分も夢を抱いて出てきた身だから、直視したくない感情を永田が吐き出しているのが受け付けない理由なんだと思う。 時が経ったら再読してみよう。
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クズ過ぎて思想強すぎてしんどかった。 帯を見て読み始めたけど 切ない恋愛小説と言うのがよく理解出来なかった。 自分には読んでて辛かった。
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火花を読んでから友人にこれも良いよと勧められ読みました。風景や心情に書かれている事が多く、表現も火花と似たようなものが多くありました。しかし、主人公の気持ちになるのではなく、第三者として「なんだこいつ」と思いながら読んでしまったので、後半はこんな人間にはなりたくないと思いながら読んでいました。 見る視点で意見が分かれる作品です。
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夢を追って挫折をした人なら、突き刺さる小説でした。 嫉妬、努力をしないための言い訳、依存する、近くにいる人に八つ当たりをする。 感情移入するほど辛くなりました
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この本を手に取るのにずいぶん時間が掛かってしまった。「東京百景」の「池尻大橋の小さな部屋」がとてつもなく好きなので、このお話がベースになっている(そう思っています)「劇場」は、何故早く読まなかったのか…と悔やんでいる。 好きな事に真っ直ぐで変わらない永田。年を取って変わってしまった沙希。「でもね、変わったらもっと嫌だよ」この言葉が二人の間に横たわって痛い。もう間も無いのかもしれない。
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設定、構成、伏線の回収。 すべてが演劇の世界にいるのではないかと錯覚する作品。 作品中にでてくる脚本のアイディアもどこか芥川の鼻を彷彿させるエピソードも、書き出しのリズムは川端康成を思い起こすことも、主人公と彼女のキャラクターのブレない感じも素晴らしかった。 一方でもう少し相方のキャラというか絡みがあればいいのに、とか、ラストまで美しいこととか、これはこれでいいと思いつつ、強烈さは無い。 けれどそれも作中にでてくる小説のコンセプトと合っていて、それでいいんだろうと思った。 もうちょっと短くてもいいのかな。
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東京という強い光と狂気に帯びた街で、自意識と己の才能と社会性と恋人の狭間で引き裂かれる主人公の心情や言動が胸をえぐる。
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途中までは少し退屈だなと思いながら読んでいたが、後半の彼女と僕がすれ違う辺りから一気に引き込まれた。 「火花」の時の逆漫才と同じようなラストは、戻りたいけどもう元には戻れない2人をうまく描写していて胸が締め付けられた。
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