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劇場 新潮文庫
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劇場 新潮文庫

又吉直樹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/08/28
JAN 9784101006512

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商品レビュー

3.7

267件のお客様レビュー

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2026/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

又吉直樹の作品。 映画で存在は知っていたが、映画も見ず、先に小説から読んだ。 主人公の永くん。 彼女の咲希ちゃん。 2人の出会いは、突然で想像もつかないような所から始まる。 付き合い始めの2人。2人の雰囲気が存分に感じられ、心が温まり、外野から見るとなんだこの2人と感じる瞬間もあるが、当本人達にとってはそれが2人だけの世界で幸せなのだろう。 永くんが、どんどん演劇にのめり込み、咲希との関係が薄まっていくのは読んでいて、辛かった。 印象に残ったのは、青山とのメールのでのやり取り。お互い主張を曲げない言い争いが、読んでいてみっともなく、それがおかしく笑ってしまった。 咲希が夜中家にいない事が多くなり、永くんが居酒屋に行き、店長の住んでいるマンションに向かったシーンは、感情が不安定になった。 咲希の気持ちもわかる。永くんの気持ちも理解はできる。 永くんの長い言葉。泣いてしまった。 咲希は、実家に帰ることに決め、実家で癒しを与えられ、元気になったのを知ると、よかったと思うし、咲希は成長し、環境で変化する人間だと分かった。 そして、最後のシーン。 永くんが、未来の妄想を語る場面は、咲希への素直で純粋な好きという気持ちが、好きという言葉はないが、しっかりと伝わってきてすごく辛かった。 人は、やはり言葉にしないと伝わらない。 伝えたいから、言葉がある。 気まずくなりたくない、深刻な雰囲気になりたくないから、笑わせることに走ってしまう。そんな永くんにとても共感したからこそ、私は、しっかりと言葉で伝えないなと感じた。

Posted by ブクログ

2026/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分には慣れていない詩のような綺麗な文章だったので読むのにはとても時間がかかったが、最後には涙しました。 永田はこうなってしまった結論として「俺に才能がないから」と表していたのが印象に残った。二人が離れる以外の結末はなかったのかと考えても永田の成功がなければ同じ結果になっていた可能性が高いので、この考えは責任逃れにも思えるが、的を得ているのだと感じる。

Posted by ブクログ

2026/08/18

理想とその理想とかけ離れた現実とのギャップが、人の目を盲目にしてしまう危険があると感じた。本来大事にしていた価値観や、身近にいる大切な人間はいつも変わらずに存在しているはずなのに、エゴやプライドがその見え方を変えてしまう。またギャップを分析して、その原因が理解できるからこそ、自己...

理想とその理想とかけ離れた現実とのギャップが、人の目を盲目にしてしまう危険があると感じた。本来大事にしていた価値観や、身近にいる大切な人間はいつも変わらずに存在しているはずなのに、エゴやプライドがその見え方を変えてしまう。またギャップを分析して、その原因が理解できるからこそ、自己を相対化して俯瞰できてる自分に満足というか、驕りというか、偽りの自信みたいなのが生まれて、いつの間にか危機が目の前に迫ってきているのにも気づかず、気づいた時にはもう遅いとなってしまう。わかることと並ぶことは違うなと。これを断ち切るための何かが足りなかった物語だったと思う。何かを強く追い求めることは同時に、何かを犠牲にすることもあるということも感じるさせられる内容だった。

Posted by ブクログ

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