木曜日にはココアを の商品レビュー
シドニーに行く前に読んでるシリーズその1。まあ…連作集的な…最後の話がゲロ甘であまり好みではなかった。
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【2024年152冊目】 木曜日の午後3時にあなたはやってくる。ホットココアを注文し、時折窓の外を眺めながら、エアメールに筆を走らせるあなた。雇われ店長の僕は密かにあなたを「ココアさん」と名付け、毎週の来店を心待ちにしている。ほっと一息つける空間を整えながら――。 読み終わって...
【2024年152冊目】 木曜日の午後3時にあなたはやってくる。ホットココアを注文し、時折窓の外を眺めながら、エアメールに筆を走らせるあなた。雇われ店長の僕は密かにあなたを「ココアさん」と名付け、毎週の来店を心待ちにしている。ほっと一息つける空間を整えながら――。 読み終わって即効思ったのは「もう付き合っちゃえよ!!!」でした。喫茶店の雇われ店長の僕から始まり、あなたで終わる12の連作短編集です。バトンの繋ぎ方が上手くて、するするするっと読み終えました。行間も多かったからかもしれませんが。 正直最初の表題作はあんまりピンと来なくて、最後の話も「そうすか、付き合っちゃえよ」くらいの感想なんですが(人によって捉え方は全く違うと思う)、間の話がめちゃくちゃ良かったです。書き方を一歩間違えたら、人の欲望が浮き彫りになると思うんですけど、終始一貫綺麗でした。皮肉とかじゃなくて、こういう物語があることに、救われる心地で。 平和なバタフライエフェクト。人口減少の道を歩んで、多分将来的には人類は滅亡するんだろうなとか思ってるんですが、一人ひとりの行動が他の人にいい影響を与えているお話で、心が洗われるようでした。 ベストセラー侮りがたし。心の洗濯をしたい人は、深呼吸をしてから手に取ってみては。
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- ネタバレ
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とても良かった。 人生の一瞬一瞬が大切なものに思えるような、暖かい気持ちになった。 その章の主人公が、次の章の主人公になる構成が面白い。 回り回って最後はココアさんのお話。 あなたに出会って、初めて知りました。 世の中には「ひとめぼれ」だけじゃなくて「ひとこえぼれ」もあるのだと。 そうして、私の中であなたの名前が決まりました。 「ココアさん」 あれからずっと、心の中であなたをそう呼んでいます。 ここを読んだとき、思わず笑みが零れてしまった。だってめちゃくちゃ素敵じゃん!もう!! 2人のココアさんはどうなったのだろう。 色んな想像ができてそれもまた良い。 続編の月曜日の抹茶カフェもすぐ読もうと思う。
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短いお話がぎゅっと詰まっている本で、どのお話も絵本のような温かさがありました 幸福と優しさをこの本から教えられた気がします 手と目と心でやさしさを感じれる一冊でした
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2024.7.27読了。 「お探し物は図書室まで」で大ファンになった青山美智子さん。 デビュー作の「木曜日にはココアを」を読んでみた。 現時点で、Amazonのレビュー数、1,761件。ブクログは2,031件。 私以外にも、わざわざレビューするほど好きな人たちがこんなにたくさん...
2024.7.27読了。 「お探し物は図書室まで」で大ファンになった青山美智子さん。 デビュー作の「木曜日にはココアを」を読んでみた。 現時点で、Amazonのレビュー数、1,761件。ブクログは2,031件。 私以外にも、わざわざレビューするほど好きな人たちがこんなにたくさんいるってすごい。 優しさについて、思いを馳せて、読んだ。 憧れるのは、 ピーちゃんのお母さんとお父さん。 (あんな素敵な夫婦になりたい!) 身近にいてほしいのは、ラルフさん。 一番記憶に残っているのは、第2章「きまじめな卵焼き」。wikipediaを見たら、「2018年開成中学校入試で国語の長文問題として出題」。 この読解ができる男子小学生は、素敵な大人の男性になると思う。さすが開成。 個人的には東京・シドニー間での文通友達が2組出てくるから少し混乱するのだけれども、青山美智子さんは20代の時にシドニーに3年程暮らしていたみたいなので、おおらかなシドニーは、彼女の原点なのかも。
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本当に青山さんのお話はタイトルのごとく、ココアを飲んだ時のように心が温まります。 どんな人にもそれぞれ抱えてる想いがあるけど、その核となる部分は本人しか分からない。それが周りには疎ましく思われたり、むしろ自分は羨ましく思ったり…私達の日常でも「あ〜そういう風に思うことあるなぁ〜...
本当に青山さんのお話はタイトルのごとく、ココアを飲んだ時のように心が温まります。 どんな人にもそれぞれ抱えてる想いがあるけど、その核となる部分は本人しか分からない。それが周りには疎ましく思われたり、むしろ自分は羨ましく思ったり…私達の日常でも「あ〜そういう風に思うことあるなぁ〜」と感じるところが随所にあるお話です。 短編ですが、全てつながっているのもこの本の面白いところです! 読み終えたら、私もマーブルカフェに足を運びたくなりました。
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「木曜日にはココアを」と言うことで、木曜日にカフェにてココアを飲みながら読ませていただきました。 短編集であり、その一つ一つが暖かさにあふれていて、読んでいるだけで心が穏やかになるようでした。 その後大学の課題に普通にイラついたのでそんなことはなかったですが…笑 個人的に7番目...
「木曜日にはココアを」と言うことで、木曜日にカフェにてココアを飲みながら読ませていただきました。 短編集であり、その一つ一つが暖かさにあふれていて、読んでいるだけで心が穏やかになるようでした。 その後大学の課題に普通にイラついたのでそんなことはなかったですが…笑 個人的に7番目のお話し、「カウントダウン」が特に好きで、ここだけ何度も読み返しています。 ただその面白さも前の話を読んでいるからこそ。 この本は出てくるみんなが主人公で、暖かさの糸を紡ぎます。 「こんな自分でも誰かの心を動かしているのかな?」なんて考えられるような本です。 必読!
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この本は短編ですが全て他の部分と繋がっていたのが良かったです。一人一人物語は違ってもどこかで繋がっている感じがして温かい気持ちになれました。
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12人、12色、12話の短いお話が、「マーブル・カフェ」から始まって、バトンのように繋がっていく。 どの話も素敵ですが、私は9話「帰ってきた魔女(ターコイズ)」が好きでした。 魔法、ちちんぷいぷい、植物や自然の力。 「この世界で息吹くものは、みんなみんなつながってい...
12人、12色、12話の短いお話が、「マーブル・カフェ」から始まって、バトンのように繋がっていく。 どの話も素敵ですが、私は9話「帰ってきた魔女(ターコイズ)」が好きでした。 魔法、ちちんぷいぷい、植物や自然の力。 「この世界で息吹くものは、みんなみんなつながっているのだった」 これを表現するために12話のショートストーリーに落とし込んだのかな? あれ?ターコイズってもしかして地球っぽい? などと、想像が膨らみました。 どのお話もじんわり温かい。 優しく身体に染みていくような… 木曜日、午後3時頃、ホットココア。 まさしく、そんな感じ。 少し肌寒くなったら読み直したいです。 ホットココアをお供に。
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初めての青山美智子作品。 短編なのでちょっとの時間でも読めて、そんな短い間でもやさしくあったかい気持ちになれる。 他の作品もぜひ読んでみたい。 ココアさん素敵です。
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