木曜日にはココアを の商品レビュー
前の話の登場人物が次の話の主人公になってどんどん広がっていくのが面白かった。 どこで繋がっているか分からないから、縁って不思議。
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この小説を読んでいる間、ずっと幸福感に包まれていた。 誰かと繋がっていることって、いつもは気が付かないけど、本当に素敵なことなんだね。
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少しずつ世界が繋がっている優しい世界観は癒されるんだけど…だけど… 金婚式のお祝いに旅行に来たおしとやかな女性、「前フリ」なんてここ10年くらいで浸透した言葉容易く使うかなーーー? 外国の人が主人公になっただけで文体が急に三人称で絵本のような語りになるのも違和感(それ以前は全...
少しずつ世界が繋がっている優しい世界観は癒されるんだけど…だけど… 金婚式のお祝いに旅行に来たおしとやかな女性、「前フリ」なんてここ10年くらいで浸透した言葉容易く使うかなーーー? 外国の人が主人公になっただけで文体が急に三人称で絵本のような語りになるのも違和感(それ以前は全員自分の語りだったのに、急に【ラルフさんは毎朝仕込みをします。】って不自然では…) 優しい人たちがでてくる本は、ともすればリアルさが少なくて嘘っぽくなってしまう。 感動したいと思って読み進めるから自ずと作品への期待値もあがるし、細部への作り込みは抜かりなくしてほしかった……… もっと浸りたかったなーーーー
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人の縁を繋ぐ短編たちのリレー。 青山さんは何度私を泣かせれば気が済むのか!ってくらい何度もうるうるさせられた。 マスターが繋いでるように見えて、あまり関係なくいろんな人が交わって生きてる。 物語の展開も東京の小さなカフェからシドニーの植物園と場面が切り替わるので繋がりが拡がる壮大...
人の縁を繋ぐ短編たちのリレー。 青山さんは何度私を泣かせれば気が済むのか!ってくらい何度もうるうるさせられた。 マスターが繋いでるように見えて、あまり関係なくいろんな人が交わって生きてる。 物語の展開も東京の小さなカフェからシドニーの植物園と場面が切り替わるので繋がりが拡がる壮大さも感じる。 出てくる女性も男性も、みんななんだか可愛らしく応援してしまう。
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青山美智子さんの作品を読むのは、「お探し物は図書室まで」に続き二作目。 カフェを舞台にしたほっこりできる物語が読みたいと思い手に取りました。 川沿いの桜並木の端にちょこんと建つ小さなお店、マーブル・カフェ。 カフェの雇われ店長の青年や、カフェに訪れる人々、縁のある人々のドラマを...
青山美智子さんの作品を読むのは、「お探し物は図書室まで」に続き二作目。 カフェを舞台にしたほっこりできる物語が読みたいと思い手に取りました。 川沿いの桜並木の端にちょこんと建つ小さなお店、マーブル・カフェ。 カフェの雇われ店長の青年や、カフェに訪れる人々、縁のある人々のドラマを描いた連作短編集。 マーブル・カフェのマスター(ほとんど店を不在にしている)は謎が多く、カフェと関係が無いように思われるところで突然登場したりします。 それぞれのお話のタイトルに、イメージカラーや舞台となる都市名が添えられているのが印象的。 ココアの茶色に、卵焼きの黄色、ネイルのピンクにサムシングブルーの青色・・・ 三話目の「のびゆくわれら[Pink/Tokyo]」の好きな一節。 「ひとつひとつがライブなんだ。試行錯誤で、体当たりで、合っているかどうかわからない正解を探し続ける。」 失敗したからダメなのではなくって、そこから新しい選択肢や可能性を見出していく。 それが成長するということなのかも。 六話目「半世紀ロマンス[Grey/Sydney]」に登場するベジマイト。 初めて聞いたその食べ物は、チョコレートクリームのような見た目に反した塩辛い味の発酵食品なのだそう。 一回くらいは味わってみたいかも。 カラフルなロリキートにも会ってみたいし、十一話目に登場するジャカランダの紫も見に行きたい。 七話目の「カウントダウン[Green/Sydney]」に登場する青年の言葉が素敵。 「それに、緑色ばっかりって言うけど、この緑色の中にはいろんな色が入ってる。僕にはぜんぶ、違う色に見えるよ。どれも素敵だよ。うれしいのも楽しいのも、さみしいのも、怒ってるのも、慈愛も情熱も。伝わるよ。たくさんたくさん、描いてほしい」 緑色は私も一番すきな色。 ロイヤル・ボタニック・ガーデン、いつの日か訪れたいな。 そこでラルフさんのサンドイッチも食べられたら最高なのだけれど。 どこまでも連鎖していく物語が終盤に差し掛かり、あの人へと繋がっていった時、胸がいっぱいになりました。 読み終えた後は、寒い季節に飲むあつあつのココアのように、じんわり心が温まります。 そんな物語が十二個も入っていて、至福の読書体験となりました。
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青山美智子さんの本は初読みです。 電車の中でスーツを着たおじ様が読んでいて、何だかほっこりしたのがキッカケ。 読んだ後、心が温まり、癒されましたー。 こんな風にいつも周りの人達と優しく繋がれたらなと思わせてくれる1冊です。 日本とシドニーを舞台にした12個のストーリーが続きます...
青山美智子さんの本は初読みです。 電車の中でスーツを着たおじ様が読んでいて、何だかほっこりしたのがキッカケ。 読んだ後、心が温まり、癒されましたー。 こんな風にいつも周りの人達と優しく繋がれたらなと思わせてくれる1冊です。 日本とシドニーを舞台にした12個のストーリーが続きます。登場人物が何気ない日常の出来事の中、何処かでつながっているところが素敵。 それぞれの話に「色」が設定されているのも好きです。 私は「きまじめな卵焼き」と「帰ってきた魔女」がお気に入り。 可愛いお話だったなぁ。 読んでいる間、つい頬が緩んでしまった。 ぜひ、青山美智子さんの他の作品も読んでみたいと思いました。
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人と人は繋がっている、世界はどこかで繋がっている、と感じる一冊でした。 優しく語られるそれぞれの日常。 誰も彼も関わる人への影響を与えていて、その先で波紋のように拡がっていき誰かの勇気や安らぎや幸せに繋がったりする。そんな素敵なエピソードが複数入っています。 この人あそこで出て...
人と人は繋がっている、世界はどこかで繋がっている、と感じる一冊でした。 優しく語られるそれぞれの日常。 誰も彼も関わる人への影響を与えていて、その先で波紋のように拡がっていき誰かの勇気や安らぎや幸せに繋がったりする。そんな素敵なエピソードが複数入っています。 この人あそこで出てきた人だ〜っていうのがたくさんあるので、読み返して確認したくなり、読み終わってすぐ2週目に入りました笑 僕の中のお魚がぴょくぴょく跳ねまわる表現が可愛くてお気に入り。
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短編集が沢山あると思ったら全て繋がっていた。 とても心が温かくなるようなそんな物語ばかり。 最後を見終えてからもう一回冒頭の部分を読んだらとてもスッキリ出来た。 オーストラリアと日本が舞台。 私もお気に入りのカフェを見つけたい。 そして何か夢中になれる、できることを探したい...
短編集が沢山あると思ったら全て繋がっていた。 とても心が温かくなるようなそんな物語ばかり。 最後を見終えてからもう一回冒頭の部分を読んだらとてもスッキリ出来た。 オーストラリアと日本が舞台。 私もお気に入りのカフェを見つけたい。 そして何か夢中になれる、できることを探したい それこそ読書ができるようなカフェ。
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自分と誰か、誰かと誰かが繋がっている。一期一会、その時の出会いを大切に、丁寧に。これから出会う誰かとそんなふうに接していきたいなと思った。優しい気持ちになれる短編集。
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果てしなく読みやすい物語。 不快なワードがひとつもないというか、問題が起きてから解決するまでが超マッハ。 ドラマや映画の嫌なシーンが嫌でみられない人なんかにオススメです。 嫌なシーンというのは例えば主人公が大失敗して大恥かいたり、よせばいいのに余計なことして空回りしたりするやつの...
果てしなく読みやすい物語。 不快なワードがひとつもないというか、問題が起きてから解決するまでが超マッハ。 ドラマや映画の嫌なシーンが嫌でみられない人なんかにオススメです。 嫌なシーンというのは例えば主人公が大失敗して大恥かいたり、よせばいいのに余計なことして空回りしたりするやつのことです。 もちろん全くないというわけじゃないですがたいていすぐ解決しますし、嫌レベルでいうと2とか3くらいなのでそもそもあんまりダメージを受けません。 マイナスへの振りが控えめな分プラスもちょっと控えめな印象があり、休日にがっつり読むよりは通勤の合間にちょこちょこ読むのに向いている本だと思いました。
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