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木曜日にはココアを の商品レビュー

4.2

1345件のお客様レビュー

  1. 5つ

    511

  2. 4つ

    513

  3. 3つ

    226

  4. 2つ

    27

  5. 1つ

    7

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2024/03/03

田中達也さんの作品が好きなのでジャケ買いしました。連作短編集というか、前作で脇役だった人物が次の話では主役になって、最終的にくるりと一周するという感じです。短編より長編派ですがとても良かったです。二作目の卵焼きの話で泣き、次の三作目では心臓がぎゅっとなりました。 応援する夫のため...

田中達也さんの作品が好きなのでジャケ買いしました。連作短編集というか、前作で脇役だった人物が次の話では主役になって、最終的にくるりと一周するという感じです。短編より長編派ですがとても良かったです。二作目の卵焼きの話で泣き、次の三作目では心臓がぎゅっとなりました。 応援する夫のために、卵焼き好きな子供のために、やりたいのにできないお母さんの不器用な空回りがしんどくて一緒に涙でした。きれいな黄色、見てみたいです。 ピンクの爪だって見てくれている人はきちんと見てくれている、先輩も後輩もかっこよかったです。私は立場的にもう先輩の位置ですが、こんな風に後輩に接すれたらなと思いました。本当に悪い人なんて誰も出てこない、ハッピーエンド好きには堪らない短編集です。 各作品のタイトルの下にテーマとなる色が記されていて、それもなんかオシャレな感じでした。一周したあとの一作目の“ココアさん”と十二作目の“ココアさん”が繋がったときはやられましたね。正直、舞台がシドニーに飛んでしまったときは少しダレ気味になってしまったんだけど、ココアのように優しくてほっこり温かな作品ばかりで良い作品だったなと思います。

Posted byブクログ

2024/03/03

とても心がほっこりする作品でした。 カフェから始まる人との繋がりを書いている作品で、自分も頑張ってみよう、明日も頑張ろう、って思わせてくれるくらい心が温まる作品です。 「わたしたちは知らないうちに誰かを救っている」とあるように、自分の何気ない行動・言葉が相手の人生に影響を与える...

とても心がほっこりする作品でした。 カフェから始まる人との繋がりを書いている作品で、自分も頑張ってみよう、明日も頑張ろう、って思わせてくれるくらい心が温まる作品です。 「わたしたちは知らないうちに誰かを救っている」とあるように、自分の何気ない行動・言葉が相手の人生に影響を与えるかもしれない、と思いながらこれから生きていきたいと思いました。 自分の何気ない言動にさえも責任を取れるようになる!

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2024/03/02

1話ごとに話が短いから読みやすい そして必ずどの話も最後があったまる 出てくる登場人物に、え!って思っても最後に温かい気持ちで終われるからよかった さすがホットココアよ

Posted byブクログ

2024/03/01

繋がりのある12のショートストーリー。 青山美智子さんは読みやすいし、本にどっぷりつかれない時でも、サクッと読めてしまうのが良いところ。 ストーリー展開も軽めで、表現も分かりやすいから、普通に、良かったよ。という感想になってしまうのだけども。

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2024/02/29

とても読みやすく、サクッと読み終えられた。 人との繋がりや、人への思いが丁寧に書かれていて、こちらも温かい気持ちになりました。

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2024/02/27

この本では、ただいま神様当番や鎌倉うずまき案内所よりエピソード数が多く、たくさんの視点で登場人物たちを見ることができてとても良かった。こういう考え方もあるのか、と読み進めるたびに感じた。 最後が本当に良かった。「お互いココアさんと呼んでたなんて!」と読みながら心の中で叫んでしまっ...

この本では、ただいま神様当番や鎌倉うずまき案内所よりエピソード数が多く、たくさんの視点で登場人物たちを見ることができてとても良かった。こういう考え方もあるのか、と読み進めるたびに感じた。 最後が本当に良かった。「お互いココアさんと呼んでたなんて!」と読みながら心の中で叫んでしまった。 読み終わったあとも2人の恋が成就しますように、と本気で思った。 また、これを読んでカフェがさらに好きな場所になった。

Posted byブクログ

2024/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

月曜日の方を最近読んだこともあって、この人、あの人だ!って発見するのが楽しかった。のびゆくわれらは同業者ってこともあってじわ〜っと温かくなる物語だった。中でも聖者の直進が好きだったなあ。不器用で自分の思いと葛藤して過ごしてる主人公。かと思えば近しい友達にはそうは見えていなくて。さらっと苦手なこともがんばってることも話していいんだなと思えた。ココアは幼い頃母さんが作ってくれて嬉しかった飲み物。何があっても、何もなくとも幸せに感じるあの時間は大切なんだ。

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2024/02/25

穏やかでホッとするまさにココアのようなお話。 オーストラリアで植物園やジャカランダを見てみたくなった。

Posted byブクログ

2024/02/25

「きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている」 この言葉が表すように、色とりどりの短編が少しずつ重なり連なる物語はどれも優しくて綺麗で、ほっと温まるお話しばかりでした どれだけ絶望することがあっても 些細なきっかけや1つの言葉で全てが晴れやかになること ...

「きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている」 この言葉が表すように、色とりどりの短編が少しずつ重なり連なる物語はどれも優しくて綺麗で、ほっと温まるお話しばかりでした どれだけ絶望することがあっても 些細なきっかけや1つの言葉で全てが晴れやかになること そういうことってあるなとしみじみしました そして、ラストの「恋文」を読んでこの本一冊丸ごと、ラブレターのようだったなと、じんわり本を閉じました

Posted byブクログ

2024/02/24

カバヒコが面白かったから青山さんの作品をもっと読みたくなって手に取った。 サクサク読めたし、こちらもまた優しい気持ちになれるストーリーだった。 仕事だけでなく、好きなことすることや、あるいはその人の存在自体が、誰かの人生に良い影響を与えているんだと感じた。 当然だけど、人は何か...

カバヒコが面白かったから青山さんの作品をもっと読みたくなって手に取った。 サクサク読めたし、こちらもまた優しい気持ちになれるストーリーだった。 仕事だけでなく、好きなことすることや、あるいはその人の存在自体が、誰かの人生に良い影響を与えているんだと感じた。 当然だけど、人は何かしらの方法で支え合い、間接的にも直接的にも影響を与え合っていると再認識した。 まさに十人十色な物語でした。

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