交通誘導員ヨレヨレ日記 の商品レビュー
興味深く読んだ。著者は最底辺の仕事で、ほかにつく職がなく行きつくようなことを書いているが、自分にとっては、とてもすごい仕事だと思う。人や自分の命が掛かっているし、現場の状況や周囲の環境を見ながら、コミュニケーションをとって、人や車を誘導しなければならない。 著者は、ご自身が言うよ...
興味深く読んだ。著者は最底辺の仕事で、ほかにつく職がなく行きつくようなことを書いているが、自分にとっては、とてもすごい仕事だと思う。人や自分の命が掛かっているし、現場の状況や周囲の環境を見ながら、コミュニケーションをとって、人や車を誘導しなければならない。 著者は、ご自身が言うようにとても優秀な2割に入る人材ではないのではないかもしれないが、本を読む限りでは責任感を持って必要な業務をこなしている、歓迎される側の人材のように思える。 編集プロダクションを立ち上げたこともあるくらいだからか、文章もとても読みやすい。いろんな人のことを書いていて腹がたつこともあるだろうが、その表現もフラットに表現されている。出てくる人が、みんなたくましいので、高齢者が働かなくてはいけない悲哀とか、最底辺の交通指導員がひどい環境であるとかいうことは感じなかった。
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交通誘導員は組んだ人や作業員のコミニュケーションはとても大事だし、一部のドライバーからクレームや嫌がらせを受けることもある大変な仕事である。現場によっては見た目よりハードであることがわかった。
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交通誘導員さんの日常、業界のお話。 図書館で予約数がとても多く、関心が高いことが伺える。 今は会社員でも、長い人生を考えた際に「今後やるかもしれない」そう考える人が少なくないのでは…私もその1人。
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現役交通誘導員さんのリアルなエピソード満載。 しかしほんと色んな人がいますね〜。 まあ主に変わった方々ばかりが登場してて、笑えたり、考えさせられたり。
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話題になっていたので、図書館で予約待ちしたのだが… 意外と読み進めるのに時間がかかった。 奥さまとのやりとり、あとがき、はちょっと面白かったかな。 著者本人もあとがきで書いているように、「ちょっといい話」的なものが何もなかったので、ただ「大変そうだなぁ」という印象。
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今まで書籍化出来なかったジャンルかと思います。なくてはならない仕事ながら、見えなかった内容が、よく分かる。 これがきっかけで、職場環境が良くなるといいのですが。
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元出版関係の仕事をしていて会社を倒産させ、借金を抱えて交通誘導員をしている筆者の雑記。一冊の本にするほど面白くはない。
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交通誘導警備の苦労が垣間見れた。立場の弱さや、過酷な勤務で苦労がある一方、約50万人の雇用を支える重要な職業だと思った。
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交通誘導員、考えてみると大変な仕事なのに70才以上が8割!何かがおかしい。「世の中は喜ばせごっこだ。世間さまは喜ばせごっこで成り立っている」
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今までこういう本が無かったのが不思議なほど。職業的裏話から人生論、社会構造に至るまで、交通誘導員をテーマとして語られる内容は尽きない。柳の下の泥鰌本が次々と出版されるのも、長年業界に身をおいた著者自身の慧眼のなせるわざだろうか。
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