鎌倉うずまき案内所 の商品レビュー
ありえない話はあまり好きではない と思ったら一気読み。つながる話は好き。鎌倉と時がさかのぼる感じが不思議感増す。『なつかしいって感情は、年長者へのご褒美みたいなものだよね。時がたてばたつほど、美味しくなる』『心って、顔の真ん中にあるのかなあ。嬉しかったり感動したりすると、鼻がきゅ...
ありえない話はあまり好きではない と思ったら一気読み。つながる話は好き。鎌倉と時がさかのぼる感じが不思議感増す。『なつかしいって感情は、年長者へのご褒美みたいなものだよね。時がたてばたつほど、美味しくなる』『心って、顔の真ん中にあるのかなあ。嬉しかったり感動したりすると、鼻がきゅーんって痛くなる』
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楽しい本♪ 登場人物のキャラが皆、愛すべき感というか、普通に身近に感じる。 うずまき案内所というパラレルワールドも違和感なく受け入れらる。 物語は時を遡り、あ、この人はさっきの!と、読み手も行きつ戻りつさせられる仕掛けもよかった^_^ 慎吾とお母さんには涙。 私もはぐれたらここに...
楽しい本♪ 登場人物のキャラが皆、愛すべき感というか、普通に身近に感じる。 うずまき案内所というパラレルワールドも違和感なく受け入れらる。 物語は時を遡り、あ、この人はさっきの!と、読み手も行きつ戻りつさせられる仕掛けもよかった^_^ 慎吾とお母さんには涙。 私もはぐれたらここに辿り着きたい。
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題名通り鎌倉を舞台にしたオムニバス形式の小説。 初めて青山さんの作品を読みましたが、爽やかな読了感はまさしく鎌倉の海のよう。そして何より、鎌倉に行って私もこんな体験をしたい!!と強く思いました。 この方の別の作品も、読んでみたいです。
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私の好きな、一つの短編に他の編に出てきてた人がチョロっと登場する連作短編集。途中までは、あれ、これ誰だっけとその都度ページ捲ってたけど、キーワードになるものは覚えやすいものだから、最初からもう一度読みなおそうと思う。
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出てくる人みんな好きだなぁ。優しい話。個人的には蚊取り線香、巻き寿司、ト音記号の巻が好きだった。会社を辞めたいって気持ちも、結婚に悩むのも、孤立したくないっていうのもわかる。 鎌倉うずまき案内所は、はぐれた人を案内してくれる、なかなか変わったところだった。遠回しのような案内に感じ...
出てくる人みんな好きだなぁ。優しい話。個人的には蚊取り線香、巻き寿司、ト音記号の巻が好きだった。会社を辞めたいって気持ちも、結婚に悩むのも、孤立したくないっていうのもわかる。 鎌倉うずまき案内所は、はぐれた人を案内してくれる、なかなか変わったところだった。遠回しのような案内に感じたけれど、それが良いのかもしれない。 6年ごとに遡っていくから、つい読み返したくなる。登場人物たちのつながりも読んでて楽しかった。
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短編ながら繋がりが有り、読み進めると前に戻って確認したりとても面白い。 青山さんの他の作品を読んでみたいと思った。 読んだ後に良い気持ちになる。 心に残る、爽快感、気持ちが良くなる作品だった。
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2019年から始まって、6年ごとに遡っていく連作短編。 それぞれの短編の登場人物の人生がリンクしていて、「あぁ、この人の人生にこんなことかあったのね」と過去を覗いていくような感じ。 最後の「ソフトクリームの巻」に出てくる『生まれてから、一日も飛ばさずに生きてきた。螺旋階段を一段、...
2019年から始まって、6年ごとに遡っていく連作短編。 それぞれの短編の登場人物の人生がリンクしていて、「あぁ、この人の人生にこんなことかあったのね」と過去を覗いていくような感じ。 最後の「ソフトクリームの巻」に出てくる『生まれてから、一日も飛ばさずに生きてきた。螺旋階段を一段、一段。』という言葉が、この本を表している。 誰かの人生が、他の誰かの螺旋階段と交わって、影響しあって、次の世代に引き継がれていく。 今この瞬間を全力で生きる。それだけで、わたしの人生には意味があるのだ。
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いいですね。 あるエピソードの中に出てきた人物が他の物語にちらっと顔をだしてきて、読み手としては思わずどこに出てきたっけ?と気になり前のページに戻ってみたり。こういう小説は初めてです。 どれも前向きな締めに気分も明るくなり、希望が見いだせます。 最後のお話。何の為に生きているのか...
いいですね。 あるエピソードの中に出てきた人物が他の物語にちらっと顔をだしてきて、読み手としては思わずどこに出てきたっけ?と気になり前のページに戻ってみたり。こういう小説は初めてです。 どれも前向きな締めに気分も明るくなり、希望が見いだせます。 最後のお話。何の為に生きているのかと思い悩む店主に、今ここに生きていることに意味があるんだと気づくあたり、心が軽くなりました。 歴史ある鎌倉が舞台、いつの時代も悩みは尽きず、それを象徴する甕、一本道を外れれば静かな裏道、双子でも全く異なるキャラのおじいさんたち、そして運を引きつけるラッキーアイテムのうずまき!繋がりと対比。うまく構成が練られてて、読み込むたびに味わいが出てくる素敵な本。 日常生活でもこんな案内所があったらなぁ。 はぐれてみたい。
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ないすうずまき! うずまきは、エネルギーなのだそうな。 鎌倉を舞台にした短編集。令和になる直前から6年ずつ遡っていく構成で、あーあの人はこういう過去を持ってたんだな、と何度も前の章をめくりながら読み進めた。 昭和元年も昭和64年も、7日しかなかったんだね。ふむふむ。 何かに『...
ないすうずまき! うずまきは、エネルギーなのだそうな。 鎌倉を舞台にした短編集。令和になる直前から6年ずつ遡っていく構成で、あーあの人はこういう過去を持ってたんだな、と何度も前の章をめくりながら読み進めた。 昭和元年も昭和64年も、7日しかなかったんだね。ふむふむ。 何かに『はぐれて』しまったとき、ふと辿り着けるちょっと不思議な案内所。外巻さんと内巻さんと所長に、案内してもらいたいな。
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まさにうずまきで、何度も他の話に戻って行ったり来たりして、あーってなるやつ。 もしかしたら逆から読んだほうが分かりやすかったり?しないか。 鎌倉って土地もなんとなくいいよね。 めぐりめぐってとか、ぐるっと回て反対側から見ればとか、逆回転とか、不思議な何かもさもありなん。 なんか騙...
まさにうずまきで、何度も他の話に戻って行ったり来たりして、あーってなるやつ。 もしかしたら逆から読んだほうが分かりやすかったり?しないか。 鎌倉って土地もなんとなくいいよね。 めぐりめぐってとか、ぐるっと回て反対側から見ればとか、逆回転とか、不思議な何かもさもありなん。 なんか騙されたようでいてとてもやさしいお話。
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