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居るのはつらいよ の商品レビュー

4.4

174件のお客様レビュー

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2019/03/28

学術書なのにサイコサスペンスを読んでるかのような緊張感で一気読み。悪しきものの正体が、自分の身近なところにもいそうで怖い。

Posted byブクログ

2019/03/23

看護師の視点、心理士の視点 市場原理の呑み込まれる「ただ、いる、こと」 単純に読み物としておもしろかった

Posted byブクログ

2019/03/15

ケアとセラピー。再び出てくる傷ついた治療者の話。コミュニティと癒しの問題。居場所(トポス)と所属の意識がやっぱり課題感強い。前作同様、読み物として素直に面白く、合間合間に勉強になる知識が挟んであって巧妙。

Posted byブクログ

2019/02/24

もともと不思議の国のデイケアという名前で精神看護に連載されていたものが土台にあるようだが、最後まで読むと本書が同名で出版されなかった理由がわかった。 本書はデイケアを題材にとっているがデイケアに限定された話ではなく、まさしく「居る」ことについての論考であり、ケアとセラピーについて...

もともと不思議の国のデイケアという名前で精神看護に連載されていたものが土台にあるようだが、最後まで読むと本書が同名で出版されなかった理由がわかった。 本書はデイケアを題材にとっているがデイケアに限定された話ではなく、まさしく「居る」ことについての論考であり、ケアとセラピーについての論考だ。 デイケアに限らず作業所や入所施設に勤める人でも、一見、何だそんな当たり前のこと、と思うようなことが書かれている。でも、それがこんなに明晰な言葉で語られることは今までなかったんじゃないかと思う。ケアについて書くことはその人の生き様を描くことなしには難しいが、それを成書にするにはプライヴァシーという越え難い壁がある。だから、私達がなんとなく大事にしてきたものがようやく、ようやくケアという言葉になって世に出てきた、という感じがある。それを可能にしたフィクションなのに現実に肉薄した描写には、ただただ脱帽。 他方、アサイラムとか会計とかの話は、重要な論点だけど紙幅が足りなかったんじゃないかなーという感は否めない。 クライエントと日々を過ごす支援者にはとてもオススメ。軽妙な、ややもすると寒い文体だけどとても読みやすい。 ここまで書いておいて星を4つにしたのは、なんとなく、薄っすらとだけど、文章から人を小馬鹿にしたような雰囲気を感じたから。主観でしかないけど最初から最後まで気になったので考慮させてもらった。

Posted byブクログ