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ヒポクラテスの憂鬱 の商品レビュー

3.8

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2024/05/23

駅のホーム売店にて。乗車前に何気なく手に取った。シリーズ第2作でした。ひさびさのミステリーに面白く読み終わりました。続けては読まないけどまた時間あったら第1作をまず読んでみたい。

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2024/05/13

ヒポクラテスシリーズ二作目。前作から少し間が空いてしまい忘れている設定もあったけど、これだけ読んでも分かりやすかった。 解剖によって死因が判明しても被害者が生き返るわけではないけど、犯人の罪状が変わってきちんと裁かれることに安心感がある。 続編も楽しみ。

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2024/04/25

法医学のヒポクラテスシリーズ第2弾 相変わらずの解剖シーンの描写には、グロテスクさを感じられるが、第2弾ともなると慣れてきてしまうのが不思議。 短編での話で進んでいきますが、繋がっていくので長編としても楽しむことができると思います。 コレクターを名乗る者とは? 最終章でのど...

法医学のヒポクラテスシリーズ第2弾 相変わらずの解剖シーンの描写には、グロテスクさを感じられるが、第2弾ともなると慣れてきてしまうのが不思議。 短編での話で進んでいきますが、繋がっていくので長編としても楽しむことができると思います。 コレクターを名乗る者とは? 最終章でのどんでん返しです。 真琴と古手川の今後にも注目です。

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2024/04/11

途中、 私(あ〜犯人この人で間違いないな…ここまで面白かっただけに勿体無い…) と思ったら全然ちがった、最後までとても面白かった。ヒポクラテスの試練も読みたい!! 光崎先生の執刀シーンは作中に度々登場し、作者は毎々その様子を修飾するのだけど、飽きたり読み飛ばそうという気持ちに...

途中、 私(あ〜犯人この人で間違いないな…ここまで面白かっただけに勿体無い…) と思ったら全然ちがった、最後までとても面白かった。ヒポクラテスの試練も読みたい!! 光崎先生の執刀シーンは作中に度々登場し、作者は毎々その様子を修飾するのだけど、飽きたり読み飛ばそうという気持ちになることはない。 豊かな表現・語彙が、先頁とは少し視点?視界?を変えてくれている気がする。 おかげで真琴が毎回、光崎先生の執刀に息を呑み見入ってしまうその心情が、すっかり読み取れてしまう。同じようなシーンでものめり込んで読み進めてしまう。 すごいなぁ。尊敬の気持ちとともに読了。

Posted byブクログ

2024/04/07

ヒポクラテスシリーズ2作目! 今作も取り扱っているものがものなのに スラスラ読める不思議 特に今作は2作目だから 背景説明が一切なく より内容を楽しめる感じ 個性爆発なキャラが身近に2人もいたからか 前作は少し主人公の影が薄かったけれど 古手川との新しいテイストのおかげで 今...

ヒポクラテスシリーズ2作目! 今作も取り扱っているものがものなのに スラスラ読める不思議 特に今作は2作目だから 背景説明が一切なく より内容を楽しめる感じ 個性爆発なキャラが身近に2人もいたからか 前作は少し主人公の影が薄かったけれど 古手川との新しいテイストのおかげで 今作ではしっかり主人公な感じも◎ ただ今作では 所謂、胸糞案件的な事件が出てくるから スラスラ読めるけれども 尾を引くというかモヤモヤするというか… また今作はなんだかグサグサくるものが 私の中では多め 「才能はマネーのある分野に集まるものですからね」 とか 「慎重さを要求される作業以外での再確認は、理解度の低さを疑われるので慎みましょう」 とか 「結論ありきでモノを考えるな。都合よさげな話に引き摺られるな。何かに都合のいい話ってのは、別の何かに都合が悪くできている。思惑に惑わされるな。事実と論理だけで考えろ」 とか 「ハードルが高ければ高いほど、ジャンプ力は向上するものです」 とか 「遅い仕事は亀でもするぞ」 などなど

Posted byブクログ

2024/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第二段。 今回はコレクターとういハンドルネームで自然死を疑という書き込みがされる話。 法医学と司法解剖が抱える社会的問題である予算の枯渇。 驚きは特にないがテーマが面白く読みやすい。

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2024/03/24

死体や解剖の描写、解剖している人側の意見は新鮮。全てを解剖していないが故、現実と違う案件って本当に何件あるのかなとも考えた。 短編のようでまとまった一冊で良かった。

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2024/10/21

ヒポクラテスシリーズ第2弾 修正者(コレクター)による埼玉県警ホームページへの書き込みのため、埼玉県警や浦和医大法医学部などは振り回され、解剖の必要がないとされた遺体も解剖することとなり財政難に追い込まれる。 しかし、それらの遺体は解剖されることで、消え入りかけた声を絞り真実を語...

ヒポクラテスシリーズ第2弾 修正者(コレクター)による埼玉県警ホームページへの書き込みのため、埼玉県警や浦和医大法医学部などは振り回され、解剖の必要がないとされた遺体も解剖することとなり財政難に追い込まれる。 しかし、それらの遺体は解剖されることで、消え入りかけた声を絞り真実を語りだす。明らかになった真実は切ないものや、嫌悪するものもあるが、埋もれるはずだった真実が明らかになることに安堵感もわく。 解剖の重要性や平等性とともに、人員不足や財政難についても考えさせられた。 今回もみんな個性的でそれぞれの信念があって面白かった。真琴先生もたくましくなったなぁ

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2024/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「誓い」が個人的にそこまでだったので、読むか迷っていたがこれは面白かった。 予算や人員が足りない・費用対効果に現れにくいなどの事情で、仕事に折り合いを付けなければならない場面が、法医学分野に限らず多く存在するんだろうなと思う。なんかリアルだなあという印象。 最後の最後まで犯人(コレクター)が誰か分からなかったが、犯人が判明してからはビックリするくらいサラッと終わった。 真琴と古手川の関係性の進展をもう少し見たかったので、続編があればまた読みたい。

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2024/01/29

思いの外さらっと終わった印象。前回は短編仕立てで、最後に線とつながるトリックだったが今回はその逆。短編が苦手な私は、それで安心していたせいもある。 シリーズ一作目を上塗りするように警察、大学病院の予算の窮状が描かれる。司法解剖という欧米化された世界観の中で、さりげなくキャシーが...

思いの外さらっと終わった印象。前回は短編仕立てで、最後に線とつながるトリックだったが今回はその逆。短編が苦手な私は、それで安心していたせいもある。 シリーズ一作目を上塗りするように警察、大学病院の予算の窮状が描かれる。司法解剖という欧米化された世界観の中で、さりげなくキャシーが日本文化のwhyを切り刻んでいくところも気づきをくれる。 その合間、ニュースの裏側みたいなaha!があった。 ─解剖医だってぜんぜん足りていません。 ─そうかね。昨日の新聞にも載っていたが、今の日本は医者も弁護士も余剰人員を抱えているそうじゃないか。 ─両方とも条件のいい組織や場所に集中しているだけです! もはや医師不足なのか病院不足なのか看護師不足なのか、現状いったいどうなってんだとモヤモヤしていたけど、なるほど東京に人が集まるのと同じことが起きているんだなと納得した。 いずれは日本よりも海外に人が集中?するようになるのかな。

Posted byブクログ