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女たちのテロル の商品レビュー

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47件のお客様レビュー

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2021/09/20

闘ってきた女たちの話。 金子文子は映画で見た時、そのすごさが分からなかったけれど、この本を読んで、何に絶望し、何に希望を持ったのか、なにを得たく戦っていたのか、少し理解できたように思う。ただ、自分自身でありたいだけだ、というシンプルな心持ち。 ほとんど学校に行かなくても、これだけ...

闘ってきた女たちの話。 金子文子は映画で見た時、そのすごさが分からなかったけれど、この本を読んで、何に絶望し、何に希望を持ったのか、なにを得たく戦っていたのか、少し理解できたように思う。ただ、自分自身でありたいだけだ、というシンプルな心持ち。 ほとんど学校に行かなくても、これだけの文章をかける知性を持ち得ることに驚愕。天才だったのだろう。 そして、ここにシンパシーを感じているらしい著者にも興味がわく。 エミリー・デイヴィンソンとマーガレットスキニダーは知らなかったけど、狂ったようにたたかっていたその生きざま興味深い。 彼女たちのおかげで、戦ってきた女たちのおかげで、今の私たちの安穏な暮らしがある。 ★違う世界がある、という確信

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2021/05/22

知らなかった~。なんとパワフルな人だろう。23歳にして今の私よりぜんぜん大人だ。自分の頭で考え行動にうつしている。誰に対してもまったく動じることなく自説を開陳する。すごすぎる。金子文子。「手足まで不自由なりとも 死ぬといふ、只意思あらば 死は自由なり」でほぼ語りつくされているか。...

知らなかった~。なんとパワフルな人だろう。23歳にして今の私よりぜんぜん大人だ。自分の頭で考え行動にうつしている。誰に対してもまったく動じることなく自説を開陳する。すごすぎる。金子文子。「手足まで不自由なりとも 死ぬといふ、只意思あらば 死は自由なり」でほぼ語りつくされているか。『余白の春』も読まなくては。 サフラジェットの話も興味深かった。100年前にこうやって闘ってくれた人たちのおかげで今の私の安楽な生活は成り立っている。とはいえ、参政権は普通にあるしあからさまな差別はもうないかと思いきや、その考え方はおじさんたちは捨ててないし、場合によっては女性であっても心の奥深くに持っている。入試の不正やらセクハラやら最近いろいろ社会問題になってきている男尊女卑の心を根絶することが先達に報いることになると思う。行動せねば。

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2021/04/10

イギリス、アイルランド、日本の独立派、アナキスト女性たちの活動と心の内を、ブレイディ流の捉え方で再解釈。まずはそれぞれの心の内を阻害されたものの中で強いエネルギーを持つものがそれを死を物ともせずぶつけているという点で著者は共鳴。日本・朝鮮の金子文子.英国のサフラジェット,エミリー...

イギリス、アイルランド、日本の独立派、アナキスト女性たちの活動と心の内を、ブレイディ流の捉え方で再解釈。まずはそれぞれの心の内を阻害されたものの中で強いエネルギーを持つものがそれを死を物ともせずぶつけているという点で著者は共鳴。日本・朝鮮の金子文子.英国のサフラジェット,エミリー・デイヴィソン.アイルランドのマーガレット・スキニダー三者三様ではあるが、迷いなく世界を変えるという目的に直進した点で共通である。

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2021/12/05

なるほど、そういう女性たちがいたのか、そういう感じ。というのも、カタカナ英語が多くて、著者の熱量あまって脚色っていうかアレンジが凄くて、それが邪魔だった。ちょいちょい入り込んでくるカタカナ英語がなんか恥ずかしい。最近覚えたドイツ語の表現fremdschämenはきっとこの気持ちの...

なるほど、そういう女性たちがいたのか、そういう感じ。というのも、カタカナ英語が多くて、著者の熱量あまって脚色っていうかアレンジが凄くて、それが邪魔だった。ちょいちょい入り込んでくるカタカナ英語がなんか恥ずかしい。最近覚えたドイツ語の表現fremdschämenはきっとこの気持ちのこと。意外なところで新しい単語の使用方法がわかってよかったので星3つ。 彼女たちについては別途自分で調べようと思う。 カバーの絵がかっこいい。

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2021/02/17

女日蓮 獅子吼す  金子文子。 MADなレディー エミリー・デイヴィソン。「MAD?そうよ!あの神がかったマッドネスが世界を作り変えるのよ」

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2021/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

想像力と表現力すごすぎる。 もちろん登場人物(リアル)もすさまじいけれど。 伝え方。「日本のヤバい女の子」の続編みたいなノリ?国際的なのも面白い。同じ頃にまったく異なる場所で生きていて、でもそこに共通点を見つけられること。共感点、というか。 すさまじいストーリーを要約してここで伝える力は私にはない…

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2021/01/03

100年前の3人の女性たちの熱い魂の闘い。 社会の不平等から自らを確立しようと活動した先人たちが美しい。 カタカナが多すぎた。

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2020/07/28

カタカナ英語が出てきて読みにくい。挫折。金子文子さんのことは初めて知った。寂聴さんのを読んでみたい。

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2020/07/19

アナキスト金子文子や英国のサフラジェット(女性参政権を主張する団体メンバー)エミリー・デイヴィソンの信念と彼女たちの闘いを深く知ることができる。エミリーは映画「未来を花束にして」でも登場した競馬場で馬の前に飛び出して(後に死亡)活動をアピールした女性。100年前の彼女たちから、私...

アナキスト金子文子や英国のサフラジェット(女性参政権を主張する団体メンバー)エミリー・デイヴィソンの信念と彼女たちの闘いを深く知ることができる。エミリーは映画「未来を花束にして」でも登場した競馬場で馬の前に飛び出して(後に死亡)活動をアピールした女性。100年前の彼女たちから、私たちが学び行動すべきことは?色々考えさせられます。

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2022/06/16

何かを変えようとするとき、周囲の耳目を集めるために破壊行為に及ぶことが多いけれど、もちろん変革への志はとても高いのだけど、暴力や破壊行為には全く賛同できない。 が、金子文子が齢23でこの世を去ったのは痛ましい。信念を貫くのは並大抵のことでなく、非常に困難なことをひしひしと思い知ら...

何かを変えようとするとき、周囲の耳目を集めるために破壊行為に及ぶことが多いけれど、もちろん変革への志はとても高いのだけど、暴力や破壊行為には全く賛同できない。 が、金子文子が齢23でこの世を去ったのは痛ましい。信念を貫くのは並大抵のことでなく、非常に困難なことをひしひしと思い知らされる。

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