あのこは貴族 の商品レビュー
華子の章のお金持ちの描写が知らない世界を知れて面白かった。こういう世界もあるんだな。と。もう少し幸一郎の心の内が知れたらよかったと思う。ただお金持ちで人生で苦労した事もなく人を見下す冷たい男にしか感じず魅力がなかった。
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あー今の日本の社会を、今の女性達が抱える悩みを、今の政治家達の国民に寄り添えない姿を、視野の狭い人たちをうまーく表現している。 改めて自分は自由な身でよかったと思う。
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とにかく知らないお金持ちの世界がとても新鮮だった。誰も悪くなく、結果女性たちはキラキラ輝いていて素敵だった。
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〝上流階級〟育ちと地方生まれの上京組。 育ちや思考の格差、でもそれがなんとなく嫌な感じにならなくて登場人物の女性たちがなんだかすがすがしくて、強く前を向いていく姿に励まさせるお話でした。 「でも、まあ、普通っていう感覚は人それぞれだから。」 格差があるそれぞれの世界の中でも、さ...
〝上流階級〟育ちと地方生まれの上京組。 育ちや思考の格差、でもそれがなんとなく嫌な感じにならなくて登場人物の女性たちがなんだかすがすがしくて、強く前を向いていく姿に励まさせるお話でした。 「でも、まあ、普通っていう感覚は人それぞれだから。」 格差があるそれぞれの世界の中でも、さらにその中で格差を感じている人もいて、結局どこにいても違いを格差として感じようと思えば格差となるけど、感覚は人それぞれ。 人との比較でなく自分らしく生きられる場所が見つけられるのが一番幸せなんだろうな。
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イケメン男性とお嬢様と田舎育ちで腐れ縁の女性との三角関係の修羅場になるお話だろうと読み進めていたら、そうではなかったので、とても新鮮で面白かったです。
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「男と女」「階級」「地域格差」などなど、平等とはかけ離れたシチュエーション盛り盛りの作品。 それを包み隠さない描写だから心に刺さるし、なんか胸が痛くなった、、。 私自身読んでて、男ってほんとにこんな人多いよなぁ〜とか思っちゃったし、、、。 華子と美紀の対比が極端だし、それぞれ...
「男と女」「階級」「地域格差」などなど、平等とはかけ離れたシチュエーション盛り盛りの作品。 それを包み隠さない描写だから心に刺さるし、なんか胸が痛くなった、、。 私自身読んでて、男ってほんとにこんな人多いよなぁ〜とか思っちゃったし、、、。 華子と美紀の対比が極端だし、それぞれとバックグラウンドも違うのに2人ともに共感するところがいっぱいあった。
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「女同士の義理」初めて聞く言葉だったけど、いいなと思った。 「女同士を分断する価値観」って言葉もなるほどって思えて、女の生きづらさが言語化されて良かった。本当に女性は結婚、出産、育児等、立場が少し変わってしまえば友だちも変わってしまう。環境がどんなに変わっても「女同士の義理」を貫...
「女同士の義理」初めて聞く言葉だったけど、いいなと思った。 「女同士を分断する価値観」って言葉もなるほどって思えて、女の生きづらさが言語化されて良かった。本当に女性は結婚、出産、育児等、立場が少し変わってしまえば友だちも変わってしまう。環境がどんなに変わっても「女同士の義理」を貫けるような関係を築いていきたいと思う。
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同年代の女性として、登場人物の気持ちはどれも共感できるし、理解できた。誰もが空気のようにその存在を当たり前だと感じている心情について、スパッと言語化されているように感じた。 読み終わったときに(というか読んでる途中も)決してドロドロした気持ちにならないのが良い。この作品のテーマ...
同年代の女性として、登場人物の気持ちはどれも共感できるし、理解できた。誰もが空気のようにその存在を当たり前だと感じている心情について、スパッと言語化されているように感じた。 読み終わったときに(というか読んでる途中も)決してドロドロした気持ちにならないのが良い。この作品のテーマって、自虐的だったり否定的だったり自己肯定感が下がるような気持ちになりがちだけど、このストーリーは決してそうでない。うんうんそうだよね!って共感できたり、ネガティブなことは割り切って前に進める気持ちになる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東京へのコンプレックスを描いた作品。華子側の話で出てくるブランド名がほとんど分からず、これが世界が違うということかと納得してしまった。 ドロドロした展開になるかと思ったがそうはならず、かといって相良さんの心中話が伏線になることもなく、唐突に終わった感じがしたのがちょっと残念
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山内マリコは富山県出身とのこと。著者紹介に書いてあった。なるほど納得。 デビュー作ぶりに著者の作品を読んだけれど、東京の外に住む者の閉ざされた世界観や、東京に対する憧れを描くのがとてもうまい。 そもそも、年頃女子の東京に対する憧れや、地方都市に暮らす辟易感を取り上げている小説を...
山内マリコは富山県出身とのこと。著者紹介に書いてあった。なるほど納得。 デビュー作ぶりに著者の作品を読んだけれど、東京の外に住む者の閉ざされた世界観や、東京に対する憧れを描くのがとてもうまい。 そもそも、年頃女子の東京に対する憧れや、地方都市に暮らす辟易感を取り上げている小説を他に知らない。そういう意味では、山内マリコは独特の路線を切り開いたように思う。女子向け地方都市小説…笑 令和の今も続く、女に向けられた結婚や子どもを持つことに対するプレッシャーは何なのか。 主人公同じく、来世はぜひとも男に生まれたい。
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