白昼夢の森の少女 の商品レビュー
久々に読んだ恒川光太郎さん。ダークファンタジーでやっぱり面白い。ちょっと切なかったりもするけど、この切ない雰囲気がまた良い。個人的には「銀の船」が一番好き。
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恒川光太郎さん4冊目 あとがきにもあるように、いろんな短編集へ出していたものをまとめた一冊。これを読んで、恒川さんの作品は長いものが好きと実感した。長く不思議な感覚が続いている方が楽しい。本作の中では、「焼け野原コンティニュー、白昼夢の森の少女、銀の船、夕闇地蔵」の4つが面白かっ...
恒川光太郎さん4冊目 あとがきにもあるように、いろんな短編集へ出していたものをまとめた一冊。これを読んで、恒川さんの作品は長いものが好きと実感した。長く不思議な感覚が続いている方が楽しい。本作の中では、「焼け野原コンティニュー、白昼夢の森の少女、銀の船、夕闇地蔵」の4つが面白かったし、読んだ後でも余韻に浸れる作品でした。 短編集をちまちま買うより、この1冊買えば済むのは有り難いですが、恒川光太郎さんの1冊としては物足りなさを感じるかも?しかし焼け野原コンティニューのようなパニックSFという新しい分野の恒川さんを見れたのはよかったです。恒川光太郎さんが常に私の好きな作家さんであることに変わらなかったです。
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良い意味で狐につままれたような感じがある。 収められた短編のどれもが白昼夢のような世界観で爪先から頭まですっぽりと浸ることができた。 戦争や怪異など、様々なテーマが取り上げられているがこの作者の色に染められており、読み応えがある。
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毎度のことだけど、この人の作品は簡単にジャンル分け出来ない。ホラーというには切なくて幻想的、ファンタジーというにはゾワリと恐ろしげ…。「恒川ワールド」としか言い表せない。 「銀の船」が特に好きだった。短編アニメーション映画になってくれないかな。冷静に考えれば乗るはずもない船だけど、色々人生に疲れている時、思い悩んでいる時に現れたらフラッと乗ってしまうのだろうか。 「夕闇地藏」、地蔵助の見る世界が水墨画にところどころ散りばめられた金銀の絵の具の様で美しい。
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深夜のラジオから流れてきた『古入道きたりて』が凄く心に残ったので、探した本。不思議で寂しい話が多かった本。
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過去にアンソロジーや文芸誌などに収録された作品をまとめたという、バラエティに富んだ10篇からなる短篇集。今作も恒川さんの描くノスタルジックで幻想的な世界に魅了させられました。相変わらずどの作品も面白すぎて…もう、好きが止まらない!その中でも特に好みだったのは「古入道きたりて」、「焼け野原コンティニュー」、「白昼夢の森の少女」、「銀の船」、「傀儡の路地」、「平成最後のおとしあな」、「布団窟」、「夕闇地蔵」……ってほぼ全部やないかい。そして作中で恒川さんが傑作と仰る、飴村行さんの「粘膜蜥蜴」がとても気になるのでいつか読んでみたいと思います。
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これまで未収録の短編を集めた短編集。 色んなスタイルの作品が有って、どれもそれなりに「恒川さんらしい」と思わせるところが面白い。それぞれに味は有りますが気に入ったのは、やはり初期の「夜市」や「風の古道」を思わせる幾つかの作品。ホラーとは言えオドロオドロしくは無く、むしろ物語全体か...
これまで未収録の短編を集めた短編集。 色んなスタイルの作品が有って、どれもそれなりに「恒川さんらしい」と思わせるところが面白い。それぞれに味は有りますが気に入ったのは、やはり初期の「夜市」や「風の古道」を思わせる幾つかの作品。ホラーとは言えオドロオドロしくは無く、むしろ物語全体から漂う儚く繊細な美しさが沁みてきます。
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これまでの短編集のような一つのテーマを定めて集められた短編集ではなく、著者がこれまで書いてきて惜しくも収録から外れてきた物語が集められたものです。 だからと言ってつまらないということはなく、当たり外れはありますが、当たりの作品は恒川節が全開です。 説話からファンタジー、SF、実話...
これまでの短編集のような一つのテーマを定めて集められた短編集ではなく、著者がこれまで書いてきて惜しくも収録から外れてきた物語が集められたものです。 だからと言ってつまらないということはなく、当たり外れはありますが、当たりの作品は恒川節が全開です。 説話からファンタジー、SF、実話など、趣向に富んだ短編集です。 中でも表題作の『白昼夢の森の少女』『銀の船』『夕闇地蔵』が特に印象に残りました。 恒川氏の作品を読むと、広大な大自然を堪能したくなりますね。
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お久しぶりの恒川光太郎さん。 この方の短編は面白さがあってハマる。 船の話と、植物の話がよかった。 できるならば「世にも・・・」で実写化してほしい。
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タイトルと表紙から久しぶりにこの著者の作品を読む。短編集。ダークファンタジー。なんとも言えない後味感。私が抱く恒川氏のワールドイメージ通りかなあ。 読みやすい。
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