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恐怖小説キリカ の商品レビュー

4.1

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2020/09/01
  • ネタバレ

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ひょえ〜〜こわい〜〜おもしろい〜〜!! 一章目途中あたりで 先のページをたまたま開いてしまい 内場さんが電話打ち合わせの時の違和感を話してるところを読んで、キリカは妄想上の人格なのね!そういうお話か〜〜こわいなぁと思ってたら それどころじゃなかったスプラッタ、、、 副島の押し付け感がすごく不快だったのと 三章目で梶山と香川の居酒屋でのやりとりがすごく緊張しました。 痛々しい描写は正直得意ではないけど 話の構成?とかもうすごくおもしろかった!

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2024/09/19
  • ネタバレ

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星評価は4だが、細かく言うなら3.7ぐらい。 あとがきにもあったが、 エンタメ系ホラーなのだなぁという感じ。 しかし、ページ半分程のところで少しだれてしまった。 ずうのめ~とは違う怖さ。

Posted byブクログ

2020/01/27

今年読了一冊目、澤村さん作品は4作目です。 思えば去年の年初めに読みきった本も澤村さんのぼぎわんでした。 どれも面白く、毎度一気に読んでしまいます。 今回の作品は皆さん言われていますように今までと違った怖さでした。 本当に読者を場面に引きずり込むのが上手な方だと思います。 気づい...

今年読了一冊目、澤村さん作品は4作目です。 思えば去年の年初めに読みきった本も澤村さんのぼぎわんでした。 どれも面白く、毎度一気に読んでしまいます。 今回の作品は皆さん言われていますように今までと違った怖さでした。 本当に読者を場面に引きずり込むのが上手な方だと思います。 気づいた時には自分のSNSやいままで何気なく書いていた口コミを思い返さずにはいられませんでした。 現代に合ったホラー小説だと思いますので、まだ読んだことのない方は今こそ読んでほしいです。

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2019/12/03
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いやぁ怖かった! あとがきも秀逸で、実話なんじゃなかろうかとゾクゾクさせられる。 タイトルを見たときは、「リカ」のような恐ろし女子の話かと思って読んでいたけど、読み進めていくと、あれれ?そう来たか?と良い裏切りにあった。 にしても、なんだか実に感想書きづらいぞ!笑

Posted byブクログ

2019/11/04

今までとは違う怖さがあった。怖くてレビューはかけませんが、、他の作品のような伝承的怖さがはいっている方が個人的には好きかも。

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2019/09/07

更に澤村伊智、3冊目。 ぎゃー!なにこれ怖すぎて...。 前2冊とはまた全然違ったタッチで、作者自身が主人公で、前半は不気味に進むけど途中からいきなりガツンとめちゃくちゃ怖くなってどうしようかと思った。はー疲れた。

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2019/07/23
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もう、何が何だか...という気持ちになる一冊(^ ^; 一応は「フェイクドキュメンタリー」なのでしょうが、 三者三様の視点で描かれるストーリーは、 何を信じて良いのか全く分からなくさせられる(^ ^; 「ぼぎわん」とは違い、物の怪は出てこないが、 正に「人間こそが一番怖い」と実感させられる(^ ^; 色々な小説家、出版社、編集者などが実名で登場し、 基本的な時間軸は実際の出来事をベースにしている。 そのため、「リアリティ」はもの凄い。 その分、どこからが虚構なのかが曖昧で、 いや、もしかしたらこれは本当のことか? という疑問が過ぎり...(^ ^; だとすると、とてつもないことである(^ ^; ついお気楽に感想文など書いて公開すると、 私が...(^ ^; 著者の後書きや、参考文献など、 こちらも本当だとすると...(^ ^;

Posted byブクログ

2019/07/20
  • ネタバレ

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タイトルだけで抱いた印象はキリカが怨霊か化物で、それに襲われるものかと思ったら殺人鬼ものだった。 変化球がありすぎて面食らったが、ありふれたネタをシャッフルして澤村流にしたらこんな派手なエンタメホラーになるのか。 作中にも触れられていた、ミザリーを逆手に取った逆ミザリー殺人鬼というか。 殺人鬼の不死身っぷりといい、洋画ホラーのようで面白い。 でもやはり殺人鬼よりも副島の狂気が一番背筋が寒くなった。 現実を題材にした設定や登場人物たち。フェイクドキュメンタリーというらしい。 あとがきまで徹底しているので本の中に入り込みそうな気分を味わえる。 フィクションだとわかっているけれど、なんとなくマイナスなレビューを書く気にはなれなくなる。 万が一があるかもしれないからね。という気分になれるのがまた楽しい。

Posted byブクログ

2019/07/03
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何が恐怖かといえば、実はサイコキラーだった語り手。 ではなくて、本に対してネガティブな感想を書いてネットに公開すること。 まさか本当に作者がエゴサしていたりはしない。と思いますけれど。 私個人としては、ネガティブな感想を書くとしても、それを読んだ人が不愉快になるレベルにならないように、と考えてはいますが、作者の気持ちまでは考えたことがなかったかもなぁ。 まぁそもそも物書きとか芸能人とか、一般人に批評される立場にある人はあんまりエゴサしない方が良いんじゃないかと。

Posted byブクログ

2019/06/26
  • ネタバレ

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(ラスト手前時点のメモ)自作を叩くレビューを作中に出すというのはなかなか複雑な心理だな。単純に、実際に受けた評価を参考にしているならドMかよって思うし、一方で、わかりやすい嫌な奴を作中で懲らしめるという構図にしてしまうとどんだけ自分大好きだよってなってしまうから難しそう。だから主人公を誰でも殺したいシリアルキラーにしてその批判を回避しようとしているんだと思うが、結局は選んで殺しているのは事実だし、回避できているのかどうか微妙…。まあそこも全て、本当の作者ではなく作中の作者の意思なんだと説明されればそれまでだが。 拷問殺人シーンはエグい。全体の構造が面白い。ちょうどまだ最後のオチまで行っていないのだが、香川による殺人や霧香の(香川の別人格としての)実在がまだひっくり返される可能性も残っている訳だ。全部香川による自作自演という可能性。梶山が警察に通報したことでいたずらでは済まなくなっているが、梶山パートも創作という可能性もある。 「ぼぎわん」のレビュー、好意的に書いていて良かった、と思ってしまった。しかし各作品を通してみて、作中での悪役叩き(うまい表現がわからないが)と叙述トリック的な技法が既に定番化しつつあるな。悪役叩きはあまりやりすぎると鼻について読めなくなりそうだが、基本的にはエンタメ的にサービス満点で楽しいので今後も期待したい(この作品を読んでしまうとどうしてもレビューにやや気を遣ってしまうな)。 →(最後まで読んだ)ラストで香川が「自分の病気」に言及しているので殺人狂なのは現実ということになるが、そうすると梶山パートでの通報が事実ならただでは済まないはず。てことは梶山パート全てが創作?しかし霧香パートまでが現実とするなら梶山が香川に協力するのは唐突な気もするな。全部ネタだとだまされたにせよ、脅されたにせよ。あと全体の整合性として、全部創作か全部現実か、どっちかでないと気持ち悪い。うーん、まだ整理できないな… あと梶山パートの途中まではリアタイで書いた体になっているが、途中(刺されたあたり)からはリアタイでは書けない内容なんだよな。後から香川か梶山が書き足したという解釈になるが。初読の時はその境目に気付かないまま自然に読んでて、気付いたときは結構びっくりした。こういう仕掛けはおもしろい。 なお、終盤で有川浩さんに褒められたという描写があったが…、自分、有川さんってまさに悪役叩きの作風だと思ってて、ちょっと苦手なんだよね。そういう作風同士でシンパシー感じてるんじゃないといいんだけど…。

Posted byブクログ