夫の骨 の商品レビュー
初めての作家さんでした。短編集で,どの作品も数十分で読めるテンポの良い作品でした。また,表題作は勿論,他の作品も全てに一捻りある最後には驚かされる仕掛があり,最後の一作まで楽しく読めました。 有名作家さんの短編集でも,これは、、、?と思う作品もあるのに,この作品集は全て高いクオリ...
初めての作家さんでした。短編集で,どの作品も数十分で読めるテンポの良い作品でした。また,表題作は勿論,他の作品も全てに一捻りある最後には驚かされる仕掛があり,最後の一作まで楽しく読めました。 有名作家さんの短編集でも,これは、、、?と思う作品もあるのに,この作品集は全て高いクオリティえお保っていて面白かったです。 今後もフォローしていきたい作家さんになりました。
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矢樹純さん、初読み。 「夫の骨」「朽ちない花」「柔らかな背」「ひずんだ鏡 」「絵馬の赦し」 「虚ろの檻」「鼠の家」「ダムの底」「かけがえのないあなた」 9話収録の短編集。 単行本ではなく、いきなりの文庫化が勿体ないくらい選りすぐりの短編揃い。 リーダビリティが高く素直に読み...
矢樹純さん、初読み。 「夫の骨」「朽ちない花」「柔らかな背」「ひずんだ鏡 」「絵馬の赦し」 「虚ろの檻」「鼠の家」「ダムの底」「かけがえのないあなた」 9話収録の短編集。 単行本ではなく、いきなりの文庫化が勿体ないくらい選りすぐりの短編揃い。 リーダビリティが高く素直に読み進めて行くと、どんどんミスリードされて行く。 そして結末に明らかになる真相で反転する構成が見事で、自分の想像の上を行くラストに騙された快感すら感じる。 全編通して不穏な空気感が漂い、終始気持ちがザワザワするけれど、読み出すと止まらないイヤミス短編集。
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ミスリードとどんでん返しばかりの短編集! 裏切られる感覚が好きなのでとても面白かったけど、すべての章で憂鬱な日常生活(嫁姑問題やモラハラ夫など)がネチネチと描かれているので、結構メンタルにきます。 元気な時に少しずつ読むのがおすすめです。
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短篇集 どのストーリーも纏ってる色が同じな印象だけど、とても面白かった。 スッキリする、のとは違うストーリーだから どよんとした感じが毎回付き纏ってたけど ぇ!っと思うものもあって楽しめた。 短篇集はサクサク読めるけれど、一話読んじゃうと区切られちゃうから本自体はなかなか読め...
短篇集 どのストーリーも纏ってる色が同じな印象だけど、とても面白かった。 スッキリする、のとは違うストーリーだから どよんとした感じが毎回付き纏ってたけど ぇ!っと思うものもあって楽しめた。 短篇集はサクサク読めるけれど、一話読んじゃうと区切られちゃうから本自体はなかなか読め終えない。 装丁に惹かれて。 夫の骨 に何かしら意味深なこの装丁。 ニヤリと思って購入したのは意地悪な私。 何かあるんでしょ?奥さん。 聞かせてもらいましょう。 そんな感じ。
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最近ちょっと集中力が続かない。そんな時に読むにはいい短編集だったかも。 予想を裏切られる結末に、そう来るかぁと楽しめました。
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高評価が多いだけに、いまいち入り込めなかった自分が謎。好みの問題かな。 イヤミスというほど鮮やかでない、ぼんやりしたイヤな感情でした。
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最後の章で意外な展開が楽しめるミステリーが9編.表題作では夫を亡くした妻が義母の佳子の言動から夫の過去を探り出す過程が楽しめたが、結末にはぞっとした.短編で情報を巧みに盛り込んで、わずかに疑問点を表出させておいて、最後にそれらを集約した形で謎解きをする.素晴らしい文才だと感じた.
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ミステリーの短編集で、どの話もテンポよくどんどん読み進められておもしろかった。まとまった時間がなかなか取れない人におすすめ。 ただただ読み進めて描写に翻弄されるもよし、オチをいろいろなパターンで想像するのもよし。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「9つすべてがどんでん返し」 という非常に魅力的なキャッチフレーズが帯を飾っており、ワクワクしながらページを捲ったが、想像以上期待以上だった。 夫の一周忌を終えたある日、物置の奥から小さな桐箱を見つけた「私」は、その中身が胎児もしくは乳児の骨だと気づく。 衝撃的な始まり方をする表題作「夫の骨」は、「私」が自分の推理を確かめるために亡き義母を最後まで世話していた介護士を訪ねる場面を境に、状況が一変する。 一人称スタイルで話が進んでいくため、ついつい「私」の視点や思考が読者のそれと同化してしまい、ついつい「騙された!」と驚かされる。 9つの短編のすべてが、構えているのにやられてしまった、という見事などんでん返しではあったが、陰鬱な気分にさせられるものが多く、状態の良い時にのみ読むように!と人には薦めようと思う。
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