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検事の信義 の商品レビュー

3.7

134件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    57

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2020/05/23

待望の佐方貞人シリーズですね。 "罪はまっとうに裁かれなければならない" このフレーズは今回も生きています。孤高の検事の男気、正義と執念が心を震わせます♪ このシリーズの特徴は、時計が戻っていきます。ヤメ検から始まり、今回は任官5年目の佐方貞人。 認知症だ...

待望の佐方貞人シリーズですね。 "罪はまっとうに裁かれなければならない" このフレーズは今回も生きています。孤高の検事の男気、正義と執念が心を震わせます♪ このシリーズの特徴は、時計が戻っていきます。ヤメ検から始まり、今回は任官5年目の佐方貞人。 認知症だった母親を殺害した罪で逮捕された息子の裁判を担当することになった。事件はシンプルに見えたが、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱く。 やがて見えてきたのは息子の意外な素顔……。

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2020/05/02

シリーズ4作目。 前作から8年経ってからの発売で、前作までの内容が全く思い出せない。 間に「検事の死命」が出版されているが、それは未読。 前作からは異動になっているのか、今回は東北にある架空の街・米崎地検での佐方の活躍が描かれる短編4作を収録。 真面目な佐方が様々な事件に対して、...

シリーズ4作目。 前作から8年経ってからの発売で、前作までの内容が全く思い出せない。 間に「検事の死命」が出版されているが、それは未読。 前作からは異動になっているのか、今回は東北にある架空の街・米崎地検での佐方の活躍が描かれる短編4作を収録。 真面目な佐方が様々な事件に対して、信義を貫く様子が、ここ最近読み終えたばかりの今野敏の「樋口シリーズ」を彷彿をさせる。 3作品目の「正義を質す」では、東北が舞台のはずが、佐方の地元・広島に戻った時に巻き込まれた事案に「孤狼の血」の日岡が登場するのは、柚月作品ファンには堪らないのではないだろうか? たまたま「暴虎の牙」を先に読んでいたので、個人的には興奮してしまった。 最初の2作ほどの面白さはないけれど、作品の安定感は抜群。

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2020/03/29

裁きを望む、恨みを刻む、正義を質す、信義を守る の4つの短編が収められている。 佐方検事のゆるぎない信義で罪が裁かれる。 信義を守るは、認知症の母親を殺害した男のはなしだが、とても悲しくて、涙が出て止まらなかった。 善人の弱さと強さに感動した。

Posted byブクログ

2020/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

裁きをのぞむ→一事不再理で佐方さんが困った 認知問題の話 肉親が一人もいないって悲しいですよね。 恨みを刻む→警察内部の恨みをはらす話 正義を質す→同期の木浦さんと温泉でのんびり昔話でも…ん、何だか取引の話ですね。日岡さん登場ですよ! 信義を守る→介護の話 母親と二人だけの生活になってしまった。自分が死んでしまったら…(;´д`)かわいそうすぎます。 罪はまっとうに裁かせること…なんですね。

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2020/03/09

田舎の地方都市に 暮らしています その町にはご夫婦でやっておられる 小さな「ご飯屋」さんが あります。 焼き魚定食 トンカツ定食 豚の生姜焼き定食 すき焼き定食 … どれも650円で どれもおいしい 時々利用させてもらうのですが お昼時などは いつも常連客さんで にぎわっています...

田舎の地方都市に 暮らしています その町にはご夫婦でやっておられる 小さな「ご飯屋」さんが あります。 焼き魚定食 トンカツ定食 豚の生姜焼き定食 すき焼き定食 … どれも650円で どれもおいしい 時々利用させてもらうのですが お昼時などは いつも常連客さんで にぎわっています 柚月さんの 「佐方貞人」シリーズには そのような いつも 美味しくて いつも 外れがなくて いつも 安心 いつも 心震える そんな短編、中編が 揃っている これだけ書き続けて これだけの面白さの質を保たれていること 凄い作家さんだな と つくづく思います

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2020/03/08

ようやく読めた柚月裕子の検事佐方シリーズの最新刊は、短編4編の内容でしたが、相変わらずぶれなく事件と向き合う佐方の姿が良かったですね。 しかも本作は、まさかの孤狼の血とのコラボ作もあり、日岡との共演はファンとしては涙ものの展開でした! またこのシリーズの作品の続編を期待したいと思...

ようやく読めた柚月裕子の検事佐方シリーズの最新刊は、短編4編の内容でしたが、相変わらずぶれなく事件と向き合う佐方の姿が良かったですね。 しかも本作は、まさかの孤狼の血とのコラボ作もあり、日岡との共演はファンとしては涙ものの展開でした! またこのシリーズの作品の続編を期待したいと思います!

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2020/03/08

無いよな~、と思いながらも読んでしまう、 佐方貞人検事シリーズ。 よく取材されているし、アイデアも秀逸だと思う。 そうそう、法廷ってこんな感じだよな、と思わせる描写もある。 まあ、でも居ないだろうなあ、こんな検事は。

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2020/03/04

3月-1。3.5点。 検事佐方貞人シリーズ。 いつもの安定感。面白かった。 孤狼の血シリーズとの、ちょっとした接触もあり。

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2020/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2020年2月読了。 「裁きを望む」「恨みを刻む」「正義を質す」「信義を守る」の四編が収録。 「罪をまっとうに裁かせる」という佐方の信義は強く揺らぐことがないけれど、 それ故に検察庁内に敵が増えそうで今後が心配。 もう少し狡くなってくれたらいいのに、なんて思ってしまいますが、それが佐方なんですね。 でも南場は異動になるし、筒井・増田がずっと佐方と一緒にいてくれたらいいんだけど。 『孤狼の血』シリーズのあの人が出てきたのには嬉しくなりました。

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2020/02/04

すごいな。こんなに深くて慈愛に満ちた推理小説をどんどん書ける作者はすごいなぁと思う。 ストーリー展開も飽きないので、次々にページをめくる感じ。 明るくないので、滅入っているときには手を出しにくいときもあるが、総じて、温かい作品。

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