手のひらの京 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母の、今後食事を作らない宣言からの、三姉妹それぞれの料理の傾向、中でも凛の科学実験のような料理の説明は面白かった。 前原は実に面倒臭い男だが、梅川も優しすぎるし、かといって羽依は強すぎる。後者と半年で別れたのは遅かれ早かれ、当然の流れだろう。 時間の経過で大人になり、皆の生活も少しずつ変化し、旅立ちはその1つだが、切ないものがある。
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京都に生まれ育った三姉妹。 生い立ちは同じでも 三人それぞれの 性格・生き方・考え方。彼女達の年相応の悩み揺れる想いを 京都の景勝地と四季を贅沢に織り交ぜて書かれている。 京都の日常を小説にするとは ちょっといけずやわ。京都のこと好きなんだわ感も漂っているし。 「若草物語」や「細...
京都に生まれ育った三姉妹。 生い立ちは同じでも 三人それぞれの 性格・生き方・考え方。彼女達の年相応の悩み揺れる想いを 京都の景勝地と四季を贅沢に織り交ぜて書かれている。 京都の日常を小説にするとは ちょっといけずやわ。京都のこと好きなんだわ感も漂っているし。 「若草物語」や「細雪」など姉妹を取り上げた小説は 各時代ありますが、現代の姉妹像として惹かれるものがありました。
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京都植物園へ行った日にたまたま読み始めて少し運命を感じた本。 読み出すと止まりません、、なんで女姉妹ってこんな惹かれるんでしょう。 京都の空気を纏っても疎外感がなく、物語に没入できて嬉しかった。
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それぞれの三姉妹が、現状の目の前の問題と向き合い、支え合ってゆく姿が愛しく、心温まるような物語です。 物語の中に、四季折々の京都が描かれているのが印象的で、京都好きな僕からすると、この点も楽しめた部分だった。一般的な京都から少し視点をズラして描かれている部分もあるので、その点もあ...
それぞれの三姉妹が、現状の目の前の問題と向き合い、支え合ってゆく姿が愛しく、心温まるような物語です。 物語の中に、四季折々の京都が描かれているのが印象的で、京都好きな僕からすると、この点も楽しめた部分だった。一般的な京都から少し視点をズラして描かれている部分もあるので、その点もあって、京都の魅力がさらに伝わってきた。のんびり京都旅行に行きたくなった。 三姉妹と家族と周りの登場人物のかけあいが楽しく、イメージしやすいので、読むページがどんどん進んで、気づいたら夢中になってあっという間に読み終わった。 凛が上京した後の部分は泣けたし、少し勇気がもらえた。 全体的には、心温まる作品で、爽やかな気持ちになれるようなイメージで読み終えました。
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リタイアしたやつを読んでみたら好きだった 境遇が似てるのか、凛の気持ちがよくわかって応援しちゃった 3人とも全然違うのに、3人とも好きだった。あと、主人公か3人なのもよかった、普通の本だと、主人公目線とかしかわかんないから色んな人の気持ちがわかってお得感
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私もこの春、「違う世界で働ける切符」を手に入れ、京都から東京へ旅立ってゆく。もっとも私は京都の出身ではないけれど、それでも大学時代の6年間を京都の真ん中にどっぷり浸かって暮らした身としては、綿矢さんの描く京都は、そこに住んだものにしか描けない京都であることがよくわかる。 京都の「...
私もこの春、「違う世界で働ける切符」を手に入れ、京都から東京へ旅立ってゆく。もっとも私は京都の出身ではないけれど、それでも大学時代の6年間を京都の真ん中にどっぷり浸かって暮らした身としては、綿矢さんの描く京都は、そこに住んだものにしか描けない京都であることがよくわかる。 京都の「陰」の面、ダークな面がよく表れていた。深夜の京都御所を歩いた時に感じた畏怖のようなものを思い出す。あの空気は京都にしかないし、京都に住まないとその存在にすら気づけないだろう。
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2022,01 2022初読書 京都の景色が浮かぶ。 三姉妹それぞれが皆違うけど話をきいたり、尊敬する描写が良い 凜の「京都を一度外から見て良さを再確認したい」というのは作者の重ね合わせもあるんやろうか 解説にもあるように、鴨川の東岸やクリスマスの京都の描写に、住む“リアル...
2022,01 2022初読書 京都の景色が浮かぶ。 三姉妹それぞれが皆違うけど話をきいたり、尊敬する描写が良い 凜の「京都を一度外から見て良さを再確認したい」というのは作者の重ね合わせもあるんやろうか 解説にもあるように、鴨川の東岸やクリスマスの京都の描写に、住む“リアルな”京都を感じた 次々に読みたくなるし気付けば読み終えてた 京都舞台小説のマイブームが、きてる
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そう、生活としての京都なんよ僕が好きなのは こういうことなんよね、京都マジック(or 呪い) 建物が低くて空が広いこととか、盆地やとか、歴史あるや街とか、その土地の特徴に住む人の雰囲気も結構影響されるんやねぇ あれもこれも解決させてみたいな話の進み方じゃなかったけど最後も割とス...
そう、生活としての京都なんよ僕が好きなのは こういうことなんよね、京都マジック(or 呪い) 建物が低くて空が広いこととか、盆地やとか、歴史あるや街とか、その土地の特徴に住む人の雰囲気も結構影響されるんやねぇ あれもこれも解決させてみたいな話の進み方じゃなかったけど最後も割とスッキリ読めたと思う 奥沢家みんなカッコイイ あとは、単純に出てくる場所とか行事とか知ってるのばかりで嬉しかったねぇ
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他県から来て、京都で生活してるものからしたらとても読んでいて京都人を理解できる話だった。 京都をより気にいるきっかけになるかもしれない。
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京都らしさを感じることができた。 やはり、一筋縄ではいかない?独特なんだろうか? 三姉妹もそれぞれ個性があり、不思議とどの女性にも共感できた。
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