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手のひらの京 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2019/03/28 |
| JAN | 9784101266534 |

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手のひらの京
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商品レビュー
3.8
145件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
温かい気持ちになったのと、京都に行きたくなった。 三姉妹の変化、成長をずっと見守りたくなる。綾香が焦る気持ちも分かるし、一転して慎重になる気持ちも分かる。でも付き合ってから彼女がそうだったように、合う人とはとんとんと進んでいくもの。羽衣は序盤のバーベキューで「人の目を気にならなくなった」とあるように、そこで大きく変化したように見えて、その後も二転三転ある展開。痛快な反撃、と思いきや後悔の気持ちもあるところが可愛らしい。凛が意志を貫く姿がかっこよかった。また、「京都」に対する思いの違いも興味深かった。 綿矢さんがえがく京都が面白かった。
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【きっかけ】 次の旅先、京都いいなあ、いやでも混んでるか、、を脳内で繰り返していたため。これを読めば心が決まるかもと思った。 【すきな箇所】 「絢香に限らず、ほかの周りの女の子たちと比べても、自分は体内時計の尺が彼女たちとだいぶ異なる、と凛は常々感じていた。」 【感想】 部屋...
【きっかけ】 次の旅先、京都いいなあ、いやでも混んでるか、、を脳内で繰り返していたため。これを読めば心が決まるかもと思った。 【すきな箇所】 「絢香に限らず、ほかの周りの女の子たちと比べても、自分は体内時計の尺が彼女たちとだいぶ異なる、と凛は常々感じていた。」 【感想】 部屋にあったガイドブックが役に立った。京都で生まれ育つだなんて、まったく想像がつかない。日本で一番最後に開拓された土地の出身者からすると、とにかく、羨ましい。京都の歴史の深さが、羨ましい。自分が育った場所は、海と山ばかりだったから。 住みやすくはないのかもしれない。お祭り時の混雑や、気候の描写をみると。それでも京都の人は、京都が好きなんだな。京都での生活という異世界を、少し覗き見させてもらえた。 タイトルや表紙の雰囲気からは予想しなかった、中盤からのハラハラ、恐怖心。”いけず”や、危ない執着上司に真っ向から立ち向かう羽依、強すぎる。 姉妹でいちばん共感できたのは、三女の凛。自分も、周りの同性とは、人生のタイムラインが全然違うのかもと最近感じるようになった。自分がなんとなく感じてはいてもわざわざ周りには言わないことを、本のなかで登場人物が言語化してくれると、ちょっと救われる。自分だけじゃなかったと思えて。 違和感があったのは、東京移住に関する両親の反対。気持ち悪いとまで思った。娘には、自分達と一緒に、自分達がだいすきな場所にいてほしい。これはわかるけど、娘の真っ当な意志を曲げさせてでも近くに置いておこうとする、そのエネルギーが怖い。自分達の居心地のよさを、娘も当然同じように感じていると信じている。 「膜が張って、どんどんその穴は小さくなっていっていて、いずれ完全に閉じ込められてしまう」という凛の感覚は、すごく怖い。膜が閉じ切る前に、凛が行きたい場所に行けて、よかった。 京都って、みえない魔物みたいなのがほんとにいるのかもしれない。海を渡って京都の縁切り寺に行った同僚が、帰ってきてから頭痛と嘔気で1週間苦しんでいたとき、なにか連れて帰ってきちゃったのかも、なんて話していた。凛の夢の描写は、ちょっと背筋が涼しくなる。「行幸が通る」って、結局なんだったんだ?将来東京へ行くという暗示? もし京都に行けたら、この本を思い返しながら周りたい。普段は感じられない存在を感じられるかも。細雪とか古都、金閣寺も読んでみたい。
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京都の空気感を表現する描写が好きです。 三姉妹それぞれの生き方に背中を押されます。 特に最後の頁はグッときました。
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