とめどなく囁く の商品レビュー
桐生さんの小説は、登場人物の会話や気持ちの変化の描写がリアルで、入り込みやすい。 他の夫婦のトラブルを覗き見しているような感覚になって、終始、自分のゴシップ好き精神を刺激されながら、ワクワクしながら読んだ。笑
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09月-05。3.0点。 夫を釣り中の遭難事故で亡くした主人公。お金持ちと再婚し、悠々自適の生活。ある日、亡き夫の母親から、息子らしき人間を見たと言われ、次から次へ生きていたっぽい状況に。。。 不気味さが非常にわかる。流石の筆力。ラストは意外とあっけなかった。
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女性が好きそうな話だと思う。 渡る世間は鬼ばかりを思い出す。ドロドロして、誰がどう言ってとか、まさにタイトル通り、とめどなく囁くって感じです。
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夫は海で行方不明になり7年の時を経て死亡認定され、妻は31歳年上のお金持ちと再婚し不自由なく暮らしていたが8年目にあちらこちらで死んだと思っていた夫の目撃情報が持ち上がる。 始まりからラストに向かい登場人物達の心理心情が真逆に変化する描写が読みどころな気がする。流石の桐野夏生作...
夫は海で行方不明になり7年の時を経て死亡認定され、妻は31歳年上のお金持ちと再婚し不自由なく暮らしていたが8年目にあちらこちらで死んだと思っていた夫の目撃情報が持ち上がる。 始まりからラストに向かい登場人物達の心理心情が真逆に変化する描写が読みどころな気がする。流石の桐野夏生作品だなと思った。 早樹に共感できない人も多いようだけれど、私は共感する。同じ境遇だったら同じことをしそう。言いそう。
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感想というには足らないが、久しぶりに人のことをブン殴りたいと思った。庸介のことを。 複雑な家庭で育ったから何なんだ。 「理知的で明るいあなたが好きでした。」とか、どの面を下げて書いてるんだと腹が立った。 小説を読んでここまで腹が立ったことはない。 つまり、私は小説の中に没入していたのだ。 だから、桐野夏生の作品が好きだ。 早樹にはどうか、赦すわけでもなく。赦さないわけでもなく。どうでも良くなって欲しい。 克典と幸せに穏やかに過ごして欲しいと思った。
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新聞で連載している時に、読んでいたのを再読です。その時はそうでもなかったけれど、今回は庸介に対してすごくイライラしました(生きていると知っているだけに)。
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夫の失踪後、再婚した妻のもとに亡くなったはずの夫の気配が。。 おもしろかった。 著者は、女の感情とかを赤裸々に表現するのが本当にうまいと思う。
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桐野夏生のとめどなく囁くを読みました。 主人公は40代の女性で、夫を海難事故で亡くし、仕事の取材で知り合ったゲーム会社の会長と再婚し、隠居のような生活をしていました。 そこへ、亡くなった夫の母から亡くなった夫を見かけたと連絡があり、その亡霊に悩まされます。 物語がダラダラ続き、最...
桐野夏生のとめどなく囁くを読みました。 主人公は40代の女性で、夫を海難事故で亡くし、仕事の取材で知り合ったゲーム会社の会長と再婚し、隠居のような生活をしていました。 そこへ、亡くなった夫の母から亡くなった夫を見かけたと連絡があり、その亡霊に悩まされます。 物語がダラダラ続き、最後はやっぱりそうなのかと言う感じで、いまいち私の中では盛り上がりませんでした。
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二段組構成で445ページの長編だが、リーダビリティが高く一気読み。 前夫、庸介を海難事故で亡くした早樹、妻を亡くし相模湾を望む超高級分譲地「母衣山庭園住宅」で暮らす資産家の克典。 再婚者同士、穏やかに暮らしていた二人だったが、徐々に不穏の波が現れ、不吉な囁きが聴こえて来る。 ...
二段組構成で445ページの長編だが、リーダビリティが高く一気読み。 前夫、庸介を海難事故で亡くした早樹、妻を亡くし相模湾を望む超高級分譲地「母衣山庭園住宅」で暮らす資産家の克典。 再婚者同士、穏やかに暮らしていた二人だったが、徐々に不穏の波が現れ、不吉な囁きが聴こえて来る。 前夫の母親、死んだはずの元夫、41歳の早樹と同年齢の兄嫁・優子、克典の娘・真矢、早樹の親友・美波、庸介の釣り部の仲間達、登場人物は一癖も二癖もあり心がざわつく。 ミステリー要素に人間の内に秘めた愛憎が加わり、久々濃厚な桐野作品を堪能した。 秀作。
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再婚したのに失踪した元夫の影が…主婦あるあるやミステリ的聞き込みが大半を占めダラダラ展開だが著者は飽きさせず上手く描く。主人公の毅然とした台詞とラストは気持ち良かった。
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