鹿の王 水底の橋 の商品レビュー
鹿の王の続編 鹿の王の2人の主人公のうちの1人 オタワル医術師ホッサルのその後のお話 東乎瑠(ツオル)帝国の清心教医術師の真那は、 難しい病を抱えた姪の亜々弥を助けるために、オタワル医術師ホッサルを招く ホッサルは、恋人ミラル、従者マコウカンとともに安房那を訪れる そこで東乎瑠...
鹿の王の続編 鹿の王の2人の主人公のうちの1人 オタワル医術師ホッサルのその後のお話 東乎瑠(ツオル)帝国の清心教医術師の真那は、 難しい病を抱えた姪の亜々弥を助けるために、オタワル医術師ホッサルを招く ホッサルは、恋人ミラル、従者マコウカンとともに安房那を訪れる そこで東乎瑠本来の医術である清心教医術の源流を知ることとなる そして安房那候、次期皇帝候補の由吏候、比羅宇候、諸侯の思惑のなかで 東乎瑠(ツオル)帝国でのオタワル医術師達の運命を変える事件に巻き込まれていく。。。 前作「鹿の王」ほどの感動はないものの 地の旧来医術と外来の新医術 精神医術と医療技術との垣根について考えさせられる作品でした 身分の違う恋人ミラルとの運命も気になる作品でした
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確立した世界観の中で、それぞれの思惑が絡まり合う人間ドラマ。キャラクターの思考が、そうあるだろう、と違和感なく描写されており、物語に引き摺り込まれる。サイドストーリーの形で本編の続きが語られており、この先も見たい、と期待してしまう。
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鹿の王のヴァンのその後が気になるところですが、この作品はスピンオフといった内容でした ホッサルとミラル、医療に関わる話が中心です そこへ権力争いが絡んで・・・ とてみ読みやすく面白かったのですが、物足りなさも感じました
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鹿の王の続編ということですが、医術師ホッサルを掘り下げた物語で、鹿の王を読んでない人でも一つの作品として読めると思います。 医学、特に治療に対する考え方、自分だったら…と思いながら読みました。 対立する医学がつながっているなど、興味はつきませんし、正しい答えはないのかな、とも...
鹿の王の続編ということですが、医術師ホッサルを掘り下げた物語で、鹿の王を読んでない人でも一つの作品として読めると思います。 医学、特に治療に対する考え方、自分だったら…と思いながら読みました。 対立する医学がつながっているなど、興味はつきませんし、正しい答えはないのかな、とも。 あとがきもよかった。 ちなみに配架場所は住んでいる市と隣の市では一般書扱い、その他の公共図書館はティーンズや児童などバラバラでした。
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鹿の王の続編で 医術士である ホッサル=ユグラウルの話です。 鹿の王本編ではホッサルも主人公の目線で描かれてはいましたが、 主に欠け角のヴァンにスポットが当てられていて 個人的にホッサルとミラルの関係が気になっていたので ワクワクしながら読みました。 基本的に医療や政の話で な...
鹿の王の続編で 医術士である ホッサル=ユグラウルの話です。 鹿の王本編ではホッサルも主人公の目線で描かれてはいましたが、 主に欠け角のヴァンにスポットが当てられていて 個人的にホッサルとミラルの関係が気になっていたので ワクワクしながら読みました。 基本的に医療や政の話で なかなか全てを理解するのに 時間が掛かりましたが とても楽しかったです。
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ヴァンたちは出てこないんだ〜と最初は残念に思ったけれど、すぐ引き込まれてた。 ホッサルとミラルの関係に複雑な気持ちになっていたけれど、最終章で救われた。
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ホッサルとミラルの話だった。医術の話ももちろんだが、政治絡みのいろんな面々の思惑がメインという感じだった。独特な世界観が面白く、前回の内容を思い出せなくても読み進められた。
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鹿の王のその先、ということでヴァンとユナの話かと思ったら全然違った。 医術の本質を考えさせる物語だった。 聞き慣れず見慣れない人名や地名が多数出てくるが、鹿の王を読んだ後だったので、その点は楽勝。 ホッサルとミラルンの関係にもちゃんと決着がつき、スッキリとした読了感。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
医者の話。どうしても目の前の命を救いたい。 オタワル医術師のホッサルと彼女ミラル。 清心教医術の祭司医、真那くん。 身体の中を追求して病を治す西洋医術か 安らかな心と天国を語りかける東洋医術か 滅びた王族の末裔と平民の出。 「どちらと生きたいか」と問われれば。 次期皇帝争い。権謀術数。 でもね、最後に心を動かすのは。 あとがきp.420. 物語は常に、身体の奥底からつきあげてくる衝動と共にやってくる何かで、技術や思惑で作り上げられるものではないのです。私は「物語を書きたい」という、猛烈な熱が心に噴き上げて来ない限り、物語を書くことができません。
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心の清らかさが難局を救う、という結末が、いつまでも心に残った。世の中がこういうものであればいいなと思った。
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