鹿の王 水底の橋 の商品レビュー
ファンタジーの世界観であるが、医療に関する要素が強め。 登場人物それぞれの医療に関する信念がぶつかり合う。政治的な思惑も複雑に絡んで物語が進行していくところが面白い。 何が正解かは人それぞれで価値観によるところが大きいが、相反する考え方がぶつかり合いより良い方向へ進化していき技術...
ファンタジーの世界観であるが、医療に関する要素が強め。 登場人物それぞれの医療に関する信念がぶつかり合う。政治的な思惑も複雑に絡んで物語が進行していくところが面白い。 何が正解かは人それぞれで価値観によるところが大きいが、相反する考え方がぶつかり合いより良い方向へ進化していき技術が発展していくのだな、と思うと感慨深い。 ラストの落としどころも絶妙だった。
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今回も医術のあり方に関して興味深かった。しかし、それよりもミラルがどう生きて行くか、何を信念に置き行動するか、がとても面白かった。
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鹿の王のホッサルと恋人のミラルのお話。 これはこれで良かったですが、鹿の王がスケールが大きく、とても面白かったので、比べてしまうとちょっと物足りないかも。外伝とはそんなものなのかもしれません。
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前作の鹿の王を読んでから何年も経っててほとんど覚えてなかったから映画を観てみたけど、、まったく意味がなかった。笑 こんな話だったっけ?って何度もなり、、調べて見ると映画はほぼオリジナルということでした。。 そんな感じで読み始めた本作だけど、もー全然登場人物を覚えられなくて、、大変...
前作の鹿の王を読んでから何年も経っててほとんど覚えてなかったから映画を観てみたけど、、まったく意味がなかった。笑 こんな話だったっけ?って何度もなり、、調べて見ると映画はほぼオリジナルということでした。。 そんな感じで読み始めた本作だけど、もー全然登場人物を覚えられなくて、、大変だった。。 人の名前がカタカナだったり漢字だったり、その名が人の名なのか肩書き?なのかもゴチャゴチャで登場人物のページを何度も行ったり来たり。 というわけでストーリーにあまり集中できなかったのが正直な感想だけど、最後まで読んでホッサルとミラルのことは良かったなぁと思いました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
終盤のどんでん返し! 政治が絡んでくる… ミラルも最後安房那の養女となりホッサルとの身分差もなくなったんだなぁ 医術の風潮に流されず確固たる芯を貫いて生き抜ける主人公ホッサルに尊敬した
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主に2つの筋が並行して、いったりきたりしながら、思いの外長い時間が流れた後に1つに合流する、という前作の展開に比べると、ワクワク感は劣りました。今作は政治の駆け引きとか、違った楽しみはあったように思いますが、より大人向けでしょうか。 登場人物を示すのに、漢字が多く並ぶ東乎瑠帝国側...
主に2つの筋が並行して、いったりきたりしながら、思いの外長い時間が流れた後に1つに合流する、という前作の展開に比べると、ワクワク感は劣りました。今作は政治の駆け引きとか、違った楽しみはあったように思いますが、より大人向けでしょうか。 登場人物を示すのに、漢字が多く並ぶ東乎瑠帝国側のキャラクター、頭に定着せず、終盤のやりとりを追うのに苦労しました。「水底の橋」のモチーフもよくわからなかった、、
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『鹿の王』でまんまと上橋菜穂子さんにはまったわたくし、次は何にしようかと揺れ動く乙女心の最中でありんす 『守り人シリーズ』にしようかな〜、『獣の奏者シリーズ』にしようかな〜、それとも『十二国記』いっちゃおうかな〜てな感じです ま、いずれにしろまずはちゃちゃっと『鹿の王』の外伝を...
『鹿の王』でまんまと上橋菜穂子さんにはまったわたくし、次は何にしようかと揺れ動く乙女心の最中でありんす 『守り人シリーズ』にしようかな〜、『獣の奏者シリーズ』にしようかな〜、それとも『十二国記』いっちゃおうかな〜てな感じです ま、いずれにしろまずはちゃちゃっと『鹿の王』の外伝を片付けちゃいましょうかね と読み始めた『水底の橋』 そんなちゃちゃっと気分で読めるような物語ではありませんでした!ほんとすいません ファンタジー小説というのはもちろん架空世界の物語ではありますが、やはり現実世界を映す鏡でなくてはいけないとも思うんですよね そう思った時に「ヴァンとユナのそれからが読みたかったよう」というただのミーハー心を恥じました そっちやないねん!と ホッサルとミラルのそれからを描くほうが現実世界の医療や様々な問題への気付きがあるのだと そしてその気付きとはやっぱり女は強いな〜って違うわ!敵対し受け入れがたいと思っていたものの中にも、真摯に向きうことで得られる逆転の発想や知見もあるということ ただ闇雲に否定し拒絶するのを止めて、時には協力し、時には切磋琢磨することが光差す未来に繋がるんじゃないのってことなんかな〜 あと『十二国記』は上橋菜穂子さん違うわバカタレ!
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本編とはまた違った趣を感じるのは、医療と政治というテーマがパンデミックの現代社会にも重なるところが大きいからだろうか。異なる医療との対立、禁じ手とされる治療法の用い方とその説得。プリミティヴでなおかつ現代的でもある筋立てで理系ファンタジーとして成立してしまうのが面白い。自分の考え...
本編とはまた違った趣を感じるのは、医療と政治というテーマがパンデミックの現代社会にも重なるところが大きいからだろうか。異なる医療との対立、禁じ手とされる治療法の用い方とその説得。プリミティヴでなおかつ現代的でもある筋立てで理系ファンタジーとして成立してしまうのが面白い。自分の考えで行動して道を決めていくミラルの成長に共感。
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「真那の故郷」 誘われ行った先で出会う。 治療や器具の違いがあるのは当たり前だろうが、信仰により助かる命が散るのを見るのは辛いだろ。 禁じた医学だったとしても、それで助かった者がいるのであれば良いだろ。 「秘境 花部」 互いに知らぬ世界を見る。 正論だけでは解決出来ぬとはいえ、...
「真那の故郷」 誘われ行った先で出会う。 治療や器具の違いがあるのは当たり前だろうが、信仰により助かる命が散るのを見るのは辛いだろ。 禁じた医学だったとしても、それで助かった者がいるのであれば良いだろ。 「秘境 花部」 互いに知らぬ世界を見る。 正論だけでは解決出来ぬとはいえ、自身の信念を曲げると今までの事を否定しそうで怖いだろうな。 別れを告げるつもりがないからこそ、軽い挨拶だけをし出ていったのでは。 「鳴き合わせ、詩合わせ」 毒を盛り治療をさせる為。 宗教と同じようなものなのだろうが、命を救えるものがあるというのに使えないのは悲しくないか。 自身で選んだことではあるが、信じる者があるなら優しい嘘もいいだろう。
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面白かった! 自分の理解力のなさから所々読み直すこともあり、そうしているうちに登場人物の心情に入り込めなくなってしまった。 それぞれの思惑が交差しつつ最後はまとまった、って感じだったけど清心教医術が二つの勢力に袂をわかつきっかけになった、リムエッルが皇妃の病を治した件ってなんでそれがきっかけになったのかはっきりわからないくらいには理解力がなくて落ち込んだ。世界観はすき。
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