仕事選びのアートとサイエンス の商品レビュー
読後感としては、取り立てて心に残るものはないな、という感じ。でもあわてて転職しなくていいかな、という気持ちにはさせてくれた。
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転職は目的ではなく、手段。 転職をしてどうなりたいのか? 転職をして、得られるもの、失うものは何か? 転職ありきではなく、その先の人生を見据えて、選択と決断をすることの大切さを再認識した。 ○何を基準に選ぶか 給料が全てではない。 「何が好きか」→憧れに基づく職業選択 好...
転職は目的ではなく、手段。 転職をしてどうなりたいのか? 転職をして、得られるもの、失うものは何か? 転職ありきではなく、その先の人生を見据えて、選択と決断をすることの大切さを再認識した。 ○何を基準に選ぶか 給料が全てではない。 「何が好きか」→憧れに基づく職業選択 好きと憧れは混同しやすい やってみないと得意か好きかは分からない 「何をしたいか、何をしている時が楽しいか」 →得意なものは好きになる、人生100年時代において地道な努力を続けられるかどうかが大事 ただ、何年か続けないと分からない楽しさや面白さがある。 大事なのは外からのイメージや働きかけではなく、自分の内発的動機に基づいているか? キャリアアンカー「何をしたくないか?」から考えることも一つの手。 仕事を人生の何と定義付けるか?軸を持って選ぶことが大切。 →仕事の幸せに直結している
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大手広告代理店からコンサルタントを経た著者の書くことなので、どこか遠い世界の話にも感じました。 しかし、これからの時代、倒産や合併が多く出てくることを考えると、誰にとっても転職のような体験は避けられない時代です。 そういう意味でも、誰が読んでも参考になる部分のある本だと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【フラットな立場からの転職アドバイス】 ・キャリアアンカーで「何が譲れないのか」を明確にすること ・「英語」はやっぱ頑張る ・クランボルツ、偶然を呼び込む為にまずは目の前の仕事、人を大切に。宙ぶらりんの自由に耐えてチャンスを待つ。 転職のリスク、コストをフラットな語り口で伝えてくれるので、肩に力を入れずに読めました。
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クランボルツ教授「キャリア形成の「80%は偶然」というのはとてもしっくりくるし、そのセレンディピティに出会うために、努力を重ねていきたい 巷のキャリア本のように、「専門性を身につけろ」と安易に示すのではなくて、自分が何をしたいのか、何をするのが幸せなのかを問いかけてくる良著
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仕事選び、転職に新たな視点をもらえる本。 著者のようなハイキャリアでは1mmもないのだけれど、考え方の面で参考になるところがたくさんあり、たくさんメモしました。 ところどころに挟まれている偉人たちの名言がいい。 特に、広告とかによって転職というとキャリアアップ、収入アップという...
仕事選び、転職に新たな視点をもらえる本。 著者のようなハイキャリアでは1mmもないのだけれど、考え方の面で参考になるところがたくさんあり、たくさんメモしました。 ところどころに挟まれている偉人たちの名言がいい。 特に、広告とかによって転職というとキャリアアップ、収入アップというイメージが多いが、何を失うかを考える、というのはなるほどな、と思いました。 転職したからって絶対いい環境、いい収入につながるとは限らない。慣れた業務や築いた関係性を失うことでもある。 プラスだけでなく、マイナスも考慮した上でどうしたらいいのか、自分がどうしたいのか、考えて行く必要がある。
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世の中に確固とした価値を提供している。誰かの役に立っている、必要とされているという実感が精神の健康を保つためには必要
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好きと得意で仕事を選ぶことは危険である。「好き」は、憧れとしたいこととを区別する必要がある。「得意」は、相対的に何が出来るのかということはファーストキャリア時点で分かるわけがない。そのため、まずは様々なことに手を出す行動が重要なのだ。自由を得るためには不自由を乗り切らなければなら...
好きと得意で仕事を選ぶことは危険である。「好き」は、憧れとしたいこととを区別する必要がある。「得意」は、相対的に何が出来るのかということはファーストキャリア時点で分かるわけがない。そのため、まずは様々なことに手を出す行動が重要なのだ。自由を得るためには不自由を乗り切らなければならない。
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転職について語る前に、天職とは何かに触れる。「聖マタイの召命」というカラヴァッジョのバロック絵画、イエスが弟子として指名するシーン、その指先には金勘定をする収税人のマタイ。神による使命、つまり天職とは本来神に与えられるものだと。山口周らしく、浅い自己啓発本とは一線を画す出発点が知...
転職について語る前に、天職とは何かに触れる。「聖マタイの召命」というカラヴァッジョのバロック絵画、イエスが弟子として指名するシーン、その指先には金勘定をする収税人のマタイ。神による使命、つまり天職とは本来神に与えられるものだと。山口周らしく、浅い自己啓発本とは一線を画す出発点が知的刺激もあり心地良い。そこから、クランボルツの研究、キャリア形成の80%が偶然だという調査結果を引く。 転職にどのようなイメージをもつかは、人それぞれの体験に依るだろう。ただ、それを歓迎せざる内在的論理は、企業側の事情に反して、一緒に働く側には共通するものがあるのでは無いだろうか。教育コストの削減、即戦力の確保、外部から多様性を確保する上でも、企業側はキャリア採用に前向きだが、異質性を受け入れる職場は、やはり多少ギクシャクする。年上の新人、かつ高待遇のような歪さ、文化の違いを互いに受け入れ合う事の摩擦。入れ替え自由であるという証明に対する、潜在的忌避感。宮台真司の言う、この「入れ替え自由」な存在に対し、山口周は、その領域は寧ろ狭まっていると指摘。 代替可能な労働と、希少性のある労働については、転職のみならず、同一企業内の人事異動、或いは、企業同士の社会的役割にも言える。たまに耳にする、あなたが休んでも会社は回るという口調は、均質な構成員により代替可能な組織になっている事の証左だ。そうしたい会社と、そうされてはならない労働者は、自らの希少性を競い合うだろう。ダイヤモンドの希少性と論理等しく、さながら労働資本のオッペンハイマーか。
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キャリアと偶然性について述べたクランボルツの論をもとに、山口さんの経験や論を加えた一冊。転職後のフォローも書かれているのが新しい。光文社新書なのに表紙が斬新です。 クランボルツを知っていたり、山口さんの『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』を読んだりした人は物足りな...
キャリアと偶然性について述べたクランボルツの論をもとに、山口さんの経験や論を加えた一冊。転職後のフォローも書かれているのが新しい。光文社新書なのに表紙が斬新です。 クランボルツを知っていたり、山口さんの『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』を読んだりした人は物足りなく感じるかもしれません。
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