麦本三歩の好きなもの の商品レビュー
図書館員麦本三歩というひとりの女性を描いた作品。特にストーリー的なものはない。天然で、ネガティブなことが出てこないのでほっこりする。
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連続12話の短編で、半分は2016〜18年の「小説幻冬」初出。 大学の図書館に勤める麦本三歩という若い女性の日常の話。 ただ、彼女はちょっとずれていて、ドジで、天然ぽくて、 先輩たちから叱られたり、いじられたりしている。 前半はそんな麦本三歩像を提示し、後半ストーリーが展開、と...
連続12話の短編で、半分は2016〜18年の「小説幻冬」初出。 大学の図書館に勤める麦本三歩という若い女性の日常の話。 ただ、彼女はちょっとずれていて、ドジで、天然ぽくて、 先輩たちから叱られたり、いじられたりしている。 前半はそんな麦本三歩像を提示し、後半ストーリーが展開、と思ったのだが、さほどの盛り上がりがあるわけではない。パワハラで自殺を大学時代の男友達を「君がどれだけボロボロになっても、なんにもなくなっても、君が死んだとしても、君を好きなままの私が、少なくともいるから、安心して生きて欲しい」と三歩のことばに喉の奥に塊ができちゃう。 ピークは、仮病で仕事をサボった日に目撃されてしまった「おかしな先輩」とのランチ。「三歩の天然さに引いてた」「三歩だから許されるというのは好きじゃない」と結構本音で語る先輩に、三歩も本音をぶつけて仲良くなる。 えーん、でもちょっと物足りない。
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まずは装丁がかわいい。 この表紙の女性がイメージされて、とても読みやすかった。 それに脳内でマンガに変換されていく感じ。 少女マンガを読むように。 三歩の周りには、三歩の存在を肯定してくれるいい人ばかり。 と思いきや、正直に好きじゃないかもって言う先輩もいたりして。 そうなのよ...
まずは装丁がかわいい。 この表紙の女性がイメージされて、とても読みやすかった。 それに脳内でマンガに変換されていく感じ。 少女マンガを読むように。 三歩の周りには、三歩の存在を肯定してくれるいい人ばかり。 と思いきや、正直に好きじゃないかもって言う先輩もいたりして。 そうなのよね、人生そういう人も必ずいますから。 大学の友達との温泉旅行話は良かった。
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住野よるさん タイトルがいつも気になって読んでみたくなってしまうんだけどやっぱり合わないんだよな。 あと勝手に女性だと思ってたら男性でビックリした。
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+++ 朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。 +++ 麦本三歩(むぎもとさんぽ)、好き嫌いが分かれそうだなぁ、と思わされる女の子である。この天真爛漫の塊のようなキャラにイラっとさせら...
+++ 朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。 +++ 麦本三歩(むぎもとさんぽ)、好き嫌いが分かれそうだなぁ、と思わされる女の子である。この天真爛漫の塊のようなキャラにイラっとさせられる人にとっては、三歩の存在は、目障りでしかないだろう。一方、ほのぼのと感じられる人にとっては、なんとも可愛らしく、守ってあげたいような気持にさせられるだろう。三歩自身は、自分に自信を持っているわけでもなく、天然キャラを作っているわけでもなく、どうしたら怒られず、人に迷惑をかけず、好きな物事を好きなように受け入れて日々を過ごしていきたいと思っているだけなのである。読者も、なにかの結果を求めるのではなく、ありのままの三歩の日常を覗き見する気分で読めばいいのかもしれない、たぶん。個人的には、あまりお友だちになりたいタイプではないのだが、本のなかの三歩は結構好きかもしれない、と思える一冊だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
住野よる先生の作品は比較的好きなのだが、この作品はなんだか普通過ぎた タイトルどおりで麦本三歩という女の子がナニを好いているかを書き綴っている感じ 麦本三歩は図書館で働いている そこで先輩が三人 怖い先輩、おかしい先輩、優しい先輩 怖い先輩はおそらく真面目で、少しダメなところがある三歩に厳しく接している それを三歩的には「怖い」「厳しい」と感じている おかしい先輩というのは三歩と感覚が違うが故に「おかしなヒト」と感じているようだ 本人に隠れて「おかしい先輩」呼んでいたが、最後は無事にわかりあえて?本人に対しても堂々と「おかしな先輩!」と呼ぶようになる 優しい先輩は常に優しく接してくれる 記憶に残ったのは三歩がオシャレをしてきたときの事か オシャレをしてそれらしき喋り方をするとこの優しい先輩が大笑いしてしまうというよく分からない件 住野先生の他の作品は共感できたり考える事があったりしたが、本作品はチョット退屈過ぎたかな
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最初は読めないかと思ったけど、人のこういうとこがこうなのよーみたいな飲みながら話すその人のツボみたいのを書き表すうまさを感じた。好きな友達の好きなとこってこういうとこ!ってエピソード長ったらしくなっちゃうけど、全部言わないとわからんのよ!みたいな。 読んだ人には伝わる感想だと思う...
最初は読めないかと思ったけど、人のこういうとこがこうなのよーみたいな飲みながら話すその人のツボみたいのを書き表すうまさを感じた。好きな友達の好きなとこってこういうとこ!ってエピソード長ったらしくなっちゃうけど、全部言わないとわからんのよ!みたいな。 読んだ人には伝わる感想だと思う。
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頑張って、読みきりました。 作者も承知の上で書いているんだろうけども、三歩のキャラクターが本当に受け付けない。 後半はまだ読みやすくなったんだけど、前半乗り越えるのがキツかった...
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とても心に残る文章がたくさんあるお話でした。何でもないただの日常をちょっと明るい気持ちにさせてくれるページがたくさんあるので、写メってスマホに保存してたまに読み返しています。
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