麦本三歩の好きなもの の商品レビュー
大学を卒業して、大学図書館で働いている麦本三歩。 三歩の日々の日常には、好きなもので溢れている。 読むと、何気ない日常が、少し楽しくなると思います。 バカバカしいけど、どこか共感してしまいます。 1「人見知りの一番の天敵は子供だって、この人は知らないのか。」 とても共感...
大学を卒業して、大学図書館で働いている麦本三歩。 三歩の日々の日常には、好きなもので溢れている。 読むと、何気ない日常が、少し楽しくなると思います。 バカバカしいけど、どこか共感してしまいます。 1「人見知りの一番の天敵は子供だって、この人は知らないのか。」 とても共感しました。 子供に対する接し方を知っている人は、とても大人に見えてしまう。 2「水族館でこういった水槽を見たりすると、この地球という星も、誰かが自分達を閉じ込めた水槽にすぎず、どこからか絶えず見られているのでは、という想像をする。」 魚も閉じ込められているとは知らず、エサを与えられている。人間も同じであっても、不思議ではないと思う。 地球という水槽の外から、誰かに見られているとすれば、水槽の中の出来事は、とてもちっぽけに思えてくる。 3「大したことは起こらない。そういう毎日の中、どう生きたってきっとそんなに変わりはしないだろうと、三歩は思っている。」 どう生きたって、大して変わらない。 だったら、できるだけ多くの好きなものに溢れて、生きた方がいいに決まっている。 人生で一番簡単なことを、言ってくれている気がする。
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文章がまず面白い。ちょいちょい挟み込まれるワードの語彙の広さとチョイスに感心する。三歩みたいな人が身近にいたら面白いなと思う反面、おかしな先輩みたいな捉え方をする人もいるかもしれないのでなんとも言えない。
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会社をサボるくだりが一番面白かった。 仕事そのものに生きがいを見出す生き方ももちろんアリだけれど、仕事ってご飯を食べる為の術、それ自体を必ずしも好きである必要はない! 好きなことをするための仕事で全く問題ないのだ! だから別に命も賭けなくっていいし、家庭を顧みてもいい、 ...
会社をサボるくだりが一番面白かった。 仕事そのものに生きがいを見出す生き方ももちろんアリだけれど、仕事ってご飯を食べる為の術、それ自体を必ずしも好きである必要はない! 好きなことをするための仕事で全く問題ないのだ! だから別に命も賭けなくっていいし、家庭を顧みてもいい、 たまに月曜日にサボったって全然問題ない! 何を呑気な…という方も大勢いるだろうけど、それはそれそういう方々自身の物語で、勝手にメリーゴーランド相手にデットヒートしていればよろし。 それはそれで…それこそが自由なのだ。 他人に迷惑かけちゃダメだけど。 そんなことを考えながら読了。 あんまり好みではなかったが、ホッとさせられる作品でした。 明日、休んじゃおうかな〜(笑)。
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大学図書館に勤務する個性豊かな三歩の日常。 優しい先輩、怖い先輩、おかしい先輩に囲まれて、三歩は毎日を暮らしてゆく。
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三歩以外は名前が出てこず、可愛い先輩、おかしな先輩などで、読みやすく三歩ちゃんが前面に出てる。 抜けていたり、思考回路が面白かったり、さんぽちゃんが愛らしい。 心が温まる作品。
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朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。 三歩の第一印象は、天然でお気楽思考で、悩みとは無関係な女の子。 でも、読み進めていくうちに、この子は職場で苦手な先輩や、自分を「好きじゃない」と...
朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。 三歩の第一印象は、天然でお気楽思考で、悩みとは無関係な女の子。 でも、読み進めていくうちに、この子は職場で苦手な先輩や、自分を「好きじゃない」と言ってくる先輩との関係にモヤモヤしたり、仕事をずる休みしてしまったことに罪悪感を感じて5日間も引きずったりする普通の女の子で、だけど、自分の好きなもので自分のご機嫌を取るのが上手で、「自分が三歩だということが、幸せだと思いたい」という確固たる夢を持っている、芯の強い女の子だということがわかる。 読み終わると元気がもらえる小説でした!
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おっちょこちょいでぼーっとしていて毎日のように怒られている20代司書の毎日を描いています。 考えすぎない三歩が私もきっと好きになると思います。 悪いことは考えすぎず、いいことだけを想い求める姿勢を私も持ってみたいな。 私は「麦本散歩は君が好き」が好きです。
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日常の中で小さい事件?はおきるけどさほどビックリすることはおこらず淡々と過ぎていく。 途中飽きてしまった。
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図書館で働く主人公の麦本三歩の人柄や行動が丁寧に書かれている一冊。仕事は新人でまだまだですが、周囲の人達が三歩の事を理解してくれているので、温かく見守れる内容でした。時々、至極真っ当な意見が垣間見れるので、不安な部分もあるけどしっかりした子なんだなぁ、と。三歩は現実にどこかに居そ...
図書館で働く主人公の麦本三歩の人柄や行動が丁寧に書かれている一冊。仕事は新人でまだまだですが、周囲の人達が三歩の事を理解してくれているので、温かく見守れる内容でした。時々、至極真っ当な意見が垣間見れるので、不安な部分もあるけどしっかりした子なんだなぁ、と。三歩は現実にどこかに居そうな感じがし、とても身近に感じました。
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図書館員麦本三歩というひとりの女性を描いた作品。特にストーリー的なものはない。天然で、ネガティブなことが出てこないのでほっこりする。
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