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明日の食卓 の商品レビュー

3.8

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2022/01/28

何だか人生薄氷の上にいるかのようだ。 こんな感想が合ってるのかどうかわからないけど。 努力だけじゃない、自分の意思だけで変えられない何か。 作品を読み終わっても、「これで終わりじゃないな…」って、これほど思った作品はないかも。

Posted byブクログ

2022/01/18

実写化もされた話題作ということで気になって読んでみた。痛ましい描写が多く、読み進めるのが苦しい部分もあった。自分は母親ではないけれど同じ女として「もし自分だったら」と色々と想像した。予想を裏切る結末だったけど面白かった。ただ、あすみ家のユウくんだけは心配。。

Posted byブクログ

2022/01/20

冒頭に出てくるカタカナ表記のユウ母子は、後から登場する三組のどの母子のことなのかを考えながら読む。でもこの三組は、一見幸せそうに見えるが歯車がひとつ狂えばたちまち冒頭の母子になりかねないなと思えてくる。 そんな中、新聞記事が突然現れ、ひぇーってなった。 おもしろかった。 おもしろ...

冒頭に出てくるカタカナ表記のユウ母子は、後から登場する三組のどの母子のことなのかを考えながら読む。でもこの三組は、一見幸せそうに見えるが歯車がひとつ狂えばたちまち冒頭の母子になりかねないなと思えてくる。 そんな中、新聞記事が突然現れ、ひぇーってなった。 おもしろかった。 おもしろかったけど、湊かなえだったらもうひとひねりあったかも。(ミステリーになってしまうが)

Posted byブクログ

2022/01/12

この本は一言で…リアルすぎる。。 子育てしてるママは、自分にあてがってしまって 怖くなると思う。。最後はほっとして、ヒヤッと背筋が冷たくなった。。現実。。そんな、子供が居ると思うと胸が痛む…

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2022/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3人のイシバシユウとその母親の物語。どの母と息子も、事件の加害者・被害者になり得たということが他人事じゃなくて怖い。一つ言えるのはどのユウ君もお父さんがダメだったということ。 ちゃんと「父親」だったら、自分の妻と息子をしっかり支えていたら、あすみも留美子も加奈もこんなに疲弊しなかったと思う。父親だって仕事と家のことをこなして当たり前!と言いたい。 この3組の中では加奈と勇が一番応援したくなった。 優とあすみは大丈夫かな。 あすみはよく分からない先生にすがりつき始めているし、優がもっと成長したら力も強くなるからヤバそうです。

Posted byブクログ

2021/12/30

どうなる?と気になるのに、読むのが辛かった。 解説にある「加奈にいちばん甘い」には違和感。 頼れるはずの人がそこに居るのにどうにもならない。頼れる人がいないから自分が頑張るしかない。その差だと思う。

Posted byブクログ

2021/12/24

息子を愛している。 でもだんだん家庭に不穏な気配が入り込む。 息子がこうあって欲しいは親のエゴなのかもしれない。でも子育てしてるからエゴは無くさなきゃいけないの?とも思う。 人は自分の世界を見たいようにしか見ない。 でも子供はそうはしてくれない。 その堤防を越えた時、虐待は起きて...

息子を愛している。 でもだんだん家庭に不穏な気配が入り込む。 息子がこうあって欲しいは親のエゴなのかもしれない。でも子育てしてるからエゴは無くさなきゃいけないの?とも思う。 人は自分の世界を見たいようにしか見ない。 でも子供はそうはしてくれない。 その堤防を越えた時、虐待は起きてしまうのかもしれない。 この物語に出てくる家庭に一貫してるのは、父親の不甲斐なさだ。男性が読んだらどう思うのか聞いてみたい。「父の不在」という暴力、解説で書かれたらこの言葉が痛い。

Posted byブクログ

2021/12/10

シングルマザーの貧困、虐待、裕福でも冷めた家、マザコン夫、認知症の親。読み終わって少し暗くなった。でも、実際にある話なんだよなぁ。

Posted byブクログ

2021/11/18

kindle unlimitedで読了。 巻末の上野千鶴子さんの書評まで読むと、またそれぞれの親子に抱く印象も変わると思います。 読むのにエネルギーが要ります。愛情と衝動が淡々と生々しく書かれていました。

Posted byブクログ

2021/11/18

小学生男子を育てている三つの家庭が舞台になっている。 そのうちの一つの家庭で母親が子供を死なせてしまうが、どの母親が罪を犯したのかは、小説の最後まで分からないというミステリー仕立て。 ミステリーとして読むと肩透かしを食うだろう。おそらく著者も犯人当てのストーリーとしては描いてい...

小学生男子を育てている三つの家庭が舞台になっている。 そのうちの一つの家庭で母親が子供を死なせてしまうが、どの母親が罪を犯したのかは、小説の最後まで分からないというミステリー仕立て。 ミステリーとして読むと肩透かしを食うだろう。おそらく著者も犯人当てのストーリーとしては描いていないと思う。こほ物語の核は、子育ての中でゆっくりと蝕まれていく母親の姿だと思う。ただ、三つの家庭のストレスを描いてもあっさりとした短編集になってしまうだろう。仕掛けとしてのミステリー構成があるからこそ彼女たちのストレスが身に沁みるのだ。 丁寧に描かれたエピソードの積み重ねは、母親が踏みはずしても仕様がないと思える説得力があった。読んでいて苦しくなる部分もあるが、同じ思いをしている人がいると思えるだけで救われる気持ちにもなれる。

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