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続 横道世之介 の商品レビュー

4.3

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

    21

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2019/06/05

まさか続編が読めるとは思いもしなかった。1年留年し就職にも失敗。バイトとパチンコで暮らす世之介、24歳。人生のどん底だと思ってる時会いたくなる世之介。後から省みるとあの時期は自分にとって転機に当たる時期だったと思う時に必ず側にいる世之介。何をする訳でもない、ただいてくっちゃべって...

まさか続編が読めるとは思いもしなかった。1年留年し就職にも失敗。バイトとパチンコで暮らす世之介、24歳。人生のどん底だと思ってる時会いたくなる世之介。後から省みるとあの時期は自分にとって転機に当たる時期だったと思う時に必ず側にいる世之介。何をする訳でもない、ただいてくっちゃべってるだけ。ただ善人である事が奇跡の世之介。最期は前作と同様。要所要所でそれが書かれるから「あぁ。」って残念に思う。どうして今いないのか?世之介よ。本人はいたってケロッとして「うん?」て振り向きそうな感じだけど。

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2020/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学を卒業した世之介が、どう過ごしたかの物語。 コモロン、浜ちゃん、サク、亮太、様々な人との出会いなすがままにダラダラ暮らすが、善良さ故に明るさと楽しさが溢れている。 人の幸せは、得るコトでは無く、見つけて楽しむコトなんだなと思える小説だった。

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2019/05/28

私と世之介との出会い。。 高良健吾が世之介を演じた映画から入って原作を読んだ。 映画の中のちょっとのうざさを感じる主人公の物語に 最後泣かされるとは思っていなかった。 なんでこんなに心に残るのか それを知りたくて原作を手にとった。 続編がでると知り 世之介の最後知っているのに...

私と世之介との出会い。。 高良健吾が世之介を演じた映画から入って原作を読んだ。 映画の中のちょっとのうざさを感じる主人公の物語に 最後泣かされるとは思っていなかった。 なんでこんなに心に残るのか それを知りたくて原作を手にとった。 続編がでると知り 世之介の最後知っているのにどんな展開かと手にとって やっぱり引き込まれ、 なんでこんな普通の いや世の中一般からみたたら ダメダメの世之介の人生が愛しくて 終わってほしくないけど、 読む手を止められなかった。 そっかああ。。 いい人と善良は違うのかな いい人すぎる人は苦手だけど、 口が悪くても、 たまに意地悪でも、 最後の選択が善良である人は信じられる。 最後のとこで善良である選択ができる人、 私はそんな人でありたいんだと、 だから世之介が好きなんだって気づいた。

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2019/05/25

物語の進み方や挿入話など,前作よりずっと面白い.就職に失敗して失意の世之介の一年が周りの人との出会いや別れの,あっという間でずっしりと中身の濃い物語として蘇った.そして27年後のオリンピックの年,それぞれの人が気づくのだ.世之介のただそこにいる当たり前の善良さが心の奥に宝物のよう...

物語の進み方や挿入話など,前作よりずっと面白い.就職に失敗して失意の世之介の一年が周りの人との出会いや別れの,あっという間でずっしりと中身の濃い物語として蘇った.そして27年後のオリンピックの年,それぞれの人が気づくのだ.世之介のただそこにいる当たり前の善良さが心の奥に宝物のようにしまわれていたことを.

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2019/05/23

世之介は前作と変わらず(多分。ちょっと忘れた)頼りなく、大丈夫かな?と 生き方が心配になってくるような人。 けれど善良でひょうひょうとしてるような ゆうゆうとしてるようななんだか掴みどころのない人です。 近くにいたらきっとイライラさせられることもあるのかもしれません。 それ...

世之介は前作と変わらず(多分。ちょっと忘れた)頼りなく、大丈夫かな?と 生き方が心配になってくるような人。 けれど善良でひょうひょうとしてるような ゆうゆうとしてるようななんだか掴みどころのない人です。 近くにいたらきっとイライラさせられることもあるのかもしれません。 それでも読んでるうちにはなんだか憎めなく、愛おしくもなってきます。 世之介は定職につかず、不安定ではありますがなんだか大丈夫な気もしてきます。 最初と言ってることが違うけど(笑) 不思議な感覚を感じさせてくれる物語だと思います。

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2019/05/19

続、というより「新」かな。世之介のもう一つの物語。とても面白く一気に読めた。また映画を作ってくれないかな。ぜひ世之介=高良健吾で。

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2019/05/19

装丁から想像したもの以上の物語が紡がれて、前作以上に可笑しくて、切なくて、そして導火線の最期の一端に物語が辿りつこうとしているのを知っているから読み終わるのが怖かった。 誰かが書いていたと思うけれど、世之介は今の時代のヒーローなんだと思う。作者は最後の最後に世之介のことをはっき...

装丁から想像したもの以上の物語が紡がれて、前作以上に可笑しくて、切なくて、そして導火線の最期の一端に物語が辿りつこうとしているのを知っているから読み終わるのが怖かった。 誰かが書いていたと思うけれど、世之介は今の時代のヒーローなんだと思う。作者は最後の最後に世之介のことをはっきり「善良」と書いてしまっているけれど、それが今の時代多くの人が求めているものなんじゃないのかな。 読んでよかった本。

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2019/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世之介。 懐かしい友と再会できてとても嬉しい。 「会社で嫌なことがあっても、ふと世之介のことを思い出すと、なんかほっとするんだよ。無理しなくてもいいよなって。世之介みたいな奴でもちゃんと生きていけるんだもんなあって」 学生時代の友人コモロンが語る世之介像。 世之介とは正にこういう奴。 幾つになってもふわふわと掴み所がない。 けれど一度知り合った人の心は何故か捉えて離さない。 あれから社会の荒波に揉まれ、どうにか大人になったけれど、若かったあの頃をふと懐かしく思い出すと、ニヤケ顔の世之介が直ぐに目に浮かぶ。 こちらが大人になっても世之介はずっとあの頃のまま変わることはない。 そこが堪らなくいいのかもしれない。 善良。 確かに世之介を一言で言い表すとしたら、これ程しっくりくる言葉はない。 いつも呑気で頼りなくて、けれどいつもバカみたいに本気な世之介。 世間がどんなに理不尽で辛くても、世之介だけはいつも混じりっけなしの善良さで変わらずそこにいる。 世之介といつの日にか再び逢える日を夢見て。 いつもと変わらぬ飄々としてお人好しの世之介を楽しみに待つとしよう。 続編が出る、と初めて聞いた時は、あの続きをどのように描くのかとても不思議だった。 読んで納得。 吉田さんの演出の巧さに唸った。

Posted byブクログ

2019/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世之介の続編ってなんだ!?と思って、やっと読めた。やはり面白く、どんどん読み進めた。疲れてすぐに寝てしまう最近の私のの睡魔にも楽勝でした。読みはじめて、ああ、亡くなる前の世之介の話なんだ…と少し寂しくなったけど、また、世之介と彼が変える世界に出会えて嬉しかった。

Posted byブクログ

2019/05/06

線路に落ちた女性を助けようとして亡くなってしまった世之介。この世にいないのにそのエピソードや思い出が皆を和ませ懐かしがらせる。平凡でいい加減だがお人好し、そんなか彼がほっこりさせてくれる続編。この作者さん、AN通信鷹野シリーズと横道シリーズどっちも好きだなあ。

Posted byブクログ