西洋菓子店プティ・フール の商品レビュー
お菓子の描写がリアルで美味しそうで、食べてみたくなりました。 ただ、主人公の亜樹が苦手でした。 怒りで思い込みが激しくなって、頑固で、話が通じなくなるところに、ため息が出ました。笑 ある意味それも、人間のリアルさをよく書けてると言えるかもしれない。笑
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可愛くて甘いだけでなく、苦さもあるお菓子。普段は苦手なタイプのネイリストの女の子になぜか共感。お菓子の表現が綺麗で美味しそうで何度でも読みたい。
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出てくるお菓子や生クリームの状態など、想像力刺激された。 物語の中でのお菓子達が、話の中や主人公たちを邪魔しないというか自己主張しないというか・・・寄り添っている感じで良かった。 人と人とのつながりやそれぞれの寄り添い方、想いの伝え方、それぞれが肯定されているなと受け止めた。 ...
出てくるお菓子や生クリームの状態など、想像力刺激された。 物語の中でのお菓子達が、話の中や主人公たちを邪魔しないというか自己主張しないというか・・・寄り添っている感じで良かった。 人と人とのつながりやそれぞれの寄り添い方、想いの伝え方、それぞれが肯定されているなと受け止めた。 自分が抱えている想いをその時を逃さず、伝えたい人にきちんと伝える。簡単なようで、難しい。でも、伝えなきゃ!となった。
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甘いお菓子を描きながら、人間関係の苦味も描き出していて面白い。甘いだけでは胸焼けしてしまうから、苦味もあってちょうど良い。 作中、登場人物が「女を昂奮させない菓子は菓子じゃねぇ」と言う。それを言うのがおじいちゃんと言うのもあって、言い得て妙だな…と思わず納得。
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たとえフランスの名称で呼ばれるお菓子がどんなものなのか知らなくても読んでるうちにその甘さや舌触りご想像されて食べたくなってくる。
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優秀なパティシエとして働く主人公の亜紀は家族の事情と恋人からプロポーズされたことをきっかけに有名パティスリーを辞め、生家で祖父がやっている洋菓子店を手伝うことになる。 祖父は商店街の片隅で洋菓子店を続けているだけなのに、その腕は有名パティスリーでも評価されていた亜紀の技術が追い付...
優秀なパティシエとして働く主人公の亜紀は家族の事情と恋人からプロポーズされたことをきっかけに有名パティスリーを辞め、生家で祖父がやっている洋菓子店を手伝うことになる。 祖父は商店街の片隅で洋菓子店を続けているだけなのに、その腕は有名パティスリーでも評価されていた亜紀の技術が追い付かないものだった。 そんな亜紀とおじいちゃんを中心として巡る日々を描くお菓子が食べたくなる小説。 毎日甘いお菓子を作っていてもそこは厳しい職人の世界であり、仕事に甘さは無く。周囲の人間関係や自分の感情に一喜一憂を繰り返す日々がドラマを与えている。 著者はちょっとしたエピソードを加えるために実際に自分で足を運んで取材をしたようで、相当に作りこまれている。 洋菓子という題材だけでここまで人のドラマを書けるのは凄い。
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スイーツは美味しそうで、ストーリーもさまざまな語り手で、どうなるのかと期待しながら読み進めたのに、最後まで主人公が好きになれなかった。周りの人達の人物像がとても良いだけに残念すぎる。
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スイーツを題材に恋心や人間模様を描いていた 以前も千早茜さんの作品をよんだが、今回も香りや味が頭のなかに浮かんできて静かな気持ちになった。 最後に亜樹の1人の女のこらしさがでていてなんだかほっとした
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スイーツにお金をかけることを無駄だと思う人はいるかもしれない。でもそんななくてもいいものに生かされている人もいれば振り回される人もいる。 スイーツを通じて人の感情を丁寧に表現されているのが読みやすさに繋がっているかも。
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星3.5。 ある洋菓子屋さんで働くパティシエの女性を主軸に進んでいく連作短編集。 各章にお菓子の名前が付いていて、たくさんのお菓子が出てくるのが素敵だった。 内容はかなり恋愛もの(そして片思い)が多くて、普段恋愛ものを読まない私だけど、思わず一気読みしてしまうくらい楽しかった。 ...
星3.5。 ある洋菓子屋さんで働くパティシエの女性を主軸に進んでいく連作短編集。 各章にお菓子の名前が付いていて、たくさんのお菓子が出てくるのが素敵だった。 内容はかなり恋愛もの(そして片思い)が多くて、普段恋愛ものを読まない私だけど、思わず一気読みしてしまうくらい楽しかった。 それぞれの生き様や心情、信念への向き合い方(仕事だったり)が描かれた上で、恋愛が描かれているのが自分にハマったんだと思う。 最初の話が、女子校出身だった私にも思うところがあった。連作短編集とは知っていたので、この相手の女の子がどこかで主人公になる話が出てくるのかと思ったらそんなことはなく。でもあえて描かれず、主人公の思い出だけでしか登場しないのが良いのかも、と思った。
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