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泣くな研修医 の商品レビュー

3.8

78件のお客様レビュー

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2024/11/05

作者は実際外科のお医者さんだった様なので、リアルだった。そうだよなあ、最初は診察って言ってもどこが悪いのかなんてわからないよなあ、と妙に納得してしまった。でも、やっぱり初めてのオペの患者にはなりたくない様な‥。お医者さんって大変。いろいろな職業の待遇改善が言われているけれど、真っ...

作者は実際外科のお医者さんだった様なので、リアルだった。そうだよなあ、最初は診察って言ってもどこが悪いのかなんてわからないよなあ、と妙に納得してしまった。でも、やっぱり初めてのオペの患者にはなりたくない様な‥。お医者さんって大変。いろいろな職業の待遇改善が言われているけれど、真っ先に改善すべき職業なんじゃないかと思った。

Posted byブクログ

2024/11/06

主人公の研修医・雨野隆治ほどではないけれど、泣きました。泣かされました。 リアリティがあり、誠実で、とてもよい医療ドラマでした。 テレビドラマのような権力やお金にまみれた医師やドラマティックな手術シーンは出てこないけれど、だからこそ読み手の胸を衝つものがありました。 研修医の...

主人公の研修医・雨野隆治ほどではないけれど、泣きました。泣かされました。 リアリティがあり、誠実で、とてもよい医療ドラマでした。 テレビドラマのような権力やお金にまみれた医師やドラマティックな手術シーンは出てこないけれど、だからこそ読み手の胸を衝つものがありました。 研修医の隆治の頼りなさにハラハラしたり、先輩・上司の医師の淡々とした態度には冷淡さも感じたりしますが、後半発せられた先輩医師の「祈るよ」という台詞で全て帳消し。 私たちが実際に接する医師達も皆こうであってほしいと思わせる、キャラクター設定やストーリー展開はお見事です。 ブクログのおかげで、良いシリーズに巡り合えました。シリーズ全作読みたいと思います。

Posted byブクログ

2024/10/01

とても読みやすくて泣きながらあっという間に読み終わりました。 幼い頃に兄を亡くしたことが心の傷となり医者を目指し研修医となった主人公が、仕事をしていく中で、自分の傷も乗り越えていくといったお話。 お医者さんは、ほんと大変。

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2024/09/30

著者、中山祐次郎さんは、本作の文庫本によると、次のように紹介されています。 ---引用開始 1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院大腸外科医、福島県広野町・高野病院院長を経て、郡山市・総合南東北病院外科医長。 ---引用終了 で、本作の内容は、BOO...

著者、中山祐次郎さんは、本作の文庫本によると、次のように紹介されています。 ---引用開始 1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院大腸外科医、福島県広野町・高野病院院長を経て、郡山市・総合南東北病院外科医長。 ---引用終了 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 新米医師の毎日は、何もできず何もわからず、先輩医師や上司からただ怒られるばかり。だが患者さんは、待ったなしで押し寄せる。生活保護で認知症の老人、同い年で末期がんの青年、そして交通事故で瀕死の重傷を負った5歳の少年…。医者は、患者さんに1日でも長く生きてもらうことが仕事じゃないのか?なんで俺じゃなく、彼が苦しまなきゃいけないんだ?それでも全力で助けたい。新米医師の葛藤と成長を圧倒的リアリティで描く感動の医療ドラマ。現役外科医にしてベストセラー『医者の本音』著者、小説デビュー作! ---引用終了

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2024/09/23

 大学卒業したてほやほやの研修医、雨野先生。 問診も何を聞いたら良いのかも分からなくて手探り状態。毎日上司や先輩に叱られつつも、初めての当直、初めての手術を経験して、、、。 雨野先生の言葉で「与えられた仕事を指示通り100%完璧にやり切りたい気持ちだけでなく、指示されたことをこ...

 大学卒業したてほやほやの研修医、雨野先生。 問診も何を聞いたら良いのかも分からなくて手探り状態。毎日上司や先輩に叱られつつも、初めての当直、初めての手術を経験して、、、。 雨野先生の言葉で「与えられた仕事を指示通り100%完璧にやり切りたい気持ちだけでなく、指示されたことをこなすだけではいたくない気持ちも芽生えて来ていた。」ってあって応援したくなりました。

Posted byブクログ

2024/08/30

大変な救急医療に携わる研修医の日常を、割と明るい筆致で書いてる作品。患者さんに感情移入しすぎて、辛いこともたくさんある。幼い頃兄を亡くした、それが医師を目指すきっかけだと思うが、長いこと向き合えずにいた兄の死に、最後には向き合う、医師の成長物語。

Posted byブクログ

2024/08/25

一年目研修医の奮闘。 「確か」「きっと」「たぶん」で返事をしたり、わからない事をわからないままにしたり、自分や身内の担当医になったら怖いな。 と思うのが正直な感想でした。 無力なのも隆治自身がわかっていて、悔しさと向上心が伝わってきます。が、それにしてもよく泣きます。

Posted byブクログ

2024/08/25

ちょっと頼りないけれど、誠実に患者に向き合って成長していく研修医雨野。  外科手術で回復していった子に対して雨宮と一緒に涙してしまった。医療の厳しい現場の中でいろいろな思いを抱え、医療で患者を救いたいと言う思いが強すぎて周囲と気持ちを合わせることができず、空回りしてしまう時もあっ...

ちょっと頼りないけれど、誠実に患者に向き合って成長していく研修医雨野。  外科手術で回復していった子に対して雨宮と一緒に涙してしまった。医療の厳しい現場の中でいろいろな思いを抱え、医療で患者を救いたいと言う思いが強すぎて周囲と気持ちを合わせることができず、空回りしてしまう時もあった。経験を重ねることで、自分の中に医療の倫理と哲学を構築していき、家族の心の傷になっていた兄の思い出に向き合うことができるようになる。  医師として兄の病状に向き合い、兄に癒されるような思いを抱き、また救急医療に戻っていく雨野にエールを送りたい。

Posted byブクログ

2024/08/21

研修医としての苦悩や絶望、喜びや希望。 特に苦悩や絶望が盛り沢山で、医師は一人前になるまでに沢山の努力や体力、精神力が必要なのだと知った。 悔し涙を流す研修医の姿が尊い。

Posted byブクログ

2024/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

泣くな研修医 中山祐次郎 ∞-———————∞ 研修医1年目で若いこともあり、技術だけでなく考え方も未熟で、なかなかイライラさせられる。 でもその未熟な考え方は、患者さんのことを真剣に考えてくれてるって意味でもあった。 手術すれば今より良くなるかもしれないけど、苦しむかもしれない。上司や同期はそういうことだと分かってるけど、無駄とかコスパとかいう言い方が悪くて余計に不満に思ったんじゃないかな。 彼の兄がどうなったのかプロローグとエピローグにあって、自分が悪いと思ってて、でもそれを親のせいだと思わないとやっていけなかったと、30年間そう思って生きてたと思うとしんどかった。 親にも兄のお墓にも思いを告げて、スッキリした気持ちで、また研修医として頑張っていく彼の今後に期待! 2024/08/13 読了(図書館)

Posted byブクログ