新章 神様のカルテ の商品レビュー
感情的になることは、必ずしも悪いことではない。 目の前の障害に、真摯に向き合うという事だから。
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父になり、信濃大医学部に入局した一止の新たな物語。 「神様のカルテ」シリーズを読むと、心が軽くなって、霧が晴れるような心地がする。 しんどいこともあるけど、ちょっと前に進んでみようかなって背中を押してもらえるような。 フィクション小説だけど、奇跡の話ではない。 苦しくて、悲しく...
父になり、信濃大医学部に入局した一止の新たな物語。 「神様のカルテ」シリーズを読むと、心が軽くなって、霧が晴れるような心地がする。 しんどいこともあるけど、ちょっと前に進んでみようかなって背中を押してもらえるような。 フィクション小説だけど、奇跡の話ではない。 苦しくて、悲しくて、納得できない理不尽な結末だってある。 でも最後は「大丈夫でないことも、全部含めて大丈夫」って包んでもらえる感じ。 それにしても、一止が退院カンファで冷静に怒ったのは、本当にカッコよかった。 そのあと、御家老に患者の話を滔々と語ったことも。 河馬親父先生も、後藤になった外村さんも、カッコいい。 本当に魅力的な登場人物で、大好きな小説。 だからこそ、このコロナの時代、一止たちならどう生きるんだろうと考えてしまう。 ”汝は汝の道を行け、人々には言うに任せよ” ”勇気とは重圧の中での気高さである” 双葉先生や、「神様のカルテ0」で國枝さんが言うように、優しいが故に苦労性の一止だから、 ゴールの見えない日々の中で、もがいて、苦しんで、迷いながらも、きっとダンテやヘミングウェイの格言のごとく、前を見据えて進んでいるのではないかと思う。 だから今は、一止のように医療に従事している方々の負担にならないよう、コーヒーを淹れて、「神様のカルテ」を開こうと思う。
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大大大好きな物語。読み終わって寂しささえ感じる。 今からもう栗原一止の新たな活躍に出会いたい。 今までの本庄病院の話とは違い、本作は大学病院が舞台である。 地域病院と大学病院の役割の違いや、医師の性質など、知識としても面白い。 新作を本当に楽しみにしています。
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できる医者、切れ者の医者、いい医者ばかり。このシリーズ好きだけど、現実の医者もこんな風と思ってしまいそうで…。
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Go toで上高地、松本に行くにあたり、予習の為文庫では無かったが頑張って読んだ。 なんと、主人公の一止はこの数年で大学病院で働いているだけでなく、父にもなっていた。 今回も、そこかしこに登場する、老舗菓子店や地元の酒蔵、蕎麦屋など物語りを思いながら松本を巡ってみたりして我ながら...
Go toで上高地、松本に行くにあたり、予習の為文庫では無かったが頑張って読んだ。 なんと、主人公の一止はこの数年で大学病院で働いているだけでなく、父にもなっていた。 今回も、そこかしこに登場する、老舗菓子店や地元の酒蔵、蕎麦屋など物語りを思いながら松本を巡ってみたりして我ながらこの本のファンである事を実感するのであった。 しかしながら、地方の過疎医療の問題や大学病院のヒエラルキーやらが現実味があり考えさせられる。 このコロナ禍、地方で感染症が蔓延したら医療崩壊は首都圏の比では無いのだろう。そんな事を思いつつも、Gotoしてしまうのであった。 一止の言う通り、信州は良い!
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登場人物全てが魅力的です。この小説を読みながら、辻井伸行さんの神様のカルテを聞くと、心が洗われます‼️お試しアレ
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大学院生として大学病院で勤務。 娘を得て、ますます患者の気持ちを大事にする。 医療って、大変だなあ。
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このとき読んでいた私は、結構気分が落ちていたように思う。そんな時に、末期癌を患った30代の女性の言葉の”大丈夫じゃないことも全部含めて大丈夫なんです”といことは、とても心強かった。 いつも思うが、夏川さんの本は、生きる大切さを教えてくれる。そして、命の大切さを教えてくれる。
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キャラクターが確立されているから設定が変わっても面白いのかな。 他の章と比べても面白いと思います。 シリーズはまだまだ続きそうですね。 楽しみです。
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素晴らしい内容です。回を重ねるごとに 良くなっている気がします。ホント。 医者として、人間として患者に向き合う 姿は、普通のサラリーマンとして理不尽 な組織のルールに縛られる人たちからも 大いに共感を得られるでしょう。 「真面目であるとは常に真剣勝負をして いることなのだ」と...
素晴らしい内容です。回を重ねるごとに 良くなっている気がします。ホント。 医者として、人間として患者に向き合う 姿は、普通のサラリーマンとして理不尽 な組織のルールに縛られる人たちからも 大いに共感を得られるでしょう。 「真面目であるとは常に真剣勝負をして いることなのだ」という主人公の言葉は 刺さりました。 他にも金言満載の一冊です。
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