新章 神様のカルテ の商品レビュー
久々の一止先生。 仕事への向き合い方、考え方、気づきが多いです。 言葉の選択も素敵だし、長野の風景描写にも癒されるし、テンポも落ち着いていて読みやすい。続きもまた読みたいです。
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大好きなシリーズ。読み終わるのが、なんかもったいなくて、はやく続編が読みたい。 白い巨塔の大学病院でも、栗原一止は健在。 あんなに患者に対して、真摯に向き合う先生って実在する⁇いや、無茶な願望かもしれないけど、そんなお医者さんが、たくさんいてくれれば、いいのに。 二木さんに対する栗原班の面々、とても素敵でした。 でも、夏川先生、患者本人が退院を希望しているのに、カンファで訪看とSWが転院を検討する、はないよ〜(T . T) 物語を進める上ではしかたないもっていき方だったかも、ですが。
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今回も感動をありがとう、でした。栗原医師の成長していく姿が、はっきりと伝わって来ました。患者と医師の信頼関係がこれ程までに存在するのは、ひとえに誠実であるからなんだろうな、と思います。御家老も、裏側に熱い感情があるんだろうなぁ。
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請求記号:913.6-NAT [新章] https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020279 [前シリーズ4巻] <小畑洋一先生コメント> 医療とは何か、生きることにはどんな意味があるか、という根源的な問...
請求記号:913.6-NAT [新章] https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020279 [前シリーズ4巻] <小畑洋一先生コメント> 医療とは何か、生きることにはどんな意味があるか、という根源的な問いに、一つの回答を提示してくれる。小説であると同時に、医学書であり哲学書でもある。印象に残る言葉や場面が多く、途中で何度も読み返しながらやや意外なラストを迎える時、清々しい涙があふれてくる。シリーズはどれも面白いが、これが一番。ぜひ、みんなに読んで欲しい。 <BOOKデータ> 信州にある「24時間365日対応」の本庄病院に勤務していた内科医の栗原一止は、より良い医師となるため信濃大学医学部に入局する。消化器内科医として勤務する傍ら、大学院生としての研究も進めなければならない日々も、早二年が過ぎた。矛盾だらけの大学病院という組織にもそれなりに順応しているつもりであったが、29歳の膵癌患者の治療方法をめぐり、局内の実権を掌握している准教授と激しく衝突してしまう。舞台は、地域医療支援病院から大学病院へ。シリーズ320万部のベストセラー4年ぶりの最新作にして、10周年を飾る最高傑作! 内科医・栗原一止を待ち受ける新たな試練! [新章]
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イチさんは、大学院・大学病院に行ってもかわらない。このような先生が大学病院の中で、はじきだされることなく、場所を見つけていくラストはよかった。
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シリーズ5作目で、一止が本庄病院から大学病院に戻る。なんで、大学院生でこき使われるのか、日本の教育制度がよう分からん。しかし、ムチャクチャやね。この巻のメインの話は膵がん患者の二木さん。現在(2021年3月)放送中のテレ東系の連ドラでは貫地谷さんが演じるが、涙なくしては見られない...
シリーズ5作目で、一止が本庄病院から大学病院に戻る。なんで、大学院生でこき使われるのか、日本の教育制度がよう分からん。しかし、ムチャクチャやね。この巻のメインの話は膵がん患者の二木さん。現在(2021年3月)放送中のテレ東系の連ドラでは貫地谷さんが演じるが、涙なくしては見られないないなあ・・・ さらに続編希望
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4.9 面白かった! 神様のカルテシリーズを全部読みましたが、一番良かったです。それでも今までの経緯を知ってるが故の面白さも多分にあり、これだけを読んでも面白さは半減どころか1/10くらいかも知れません。 一止は相変わらず、不思議なカッコよさですね、脇を固める進藤、砂山もいい人。...
4.9 面白かった! 神様のカルテシリーズを全部読みましたが、一番良かったです。それでも今までの経緯を知ってるが故の面白さも多分にあり、これだけを読んでも面白さは半減どころか1/10くらいかも知れません。 一止は相変わらず、不思議なカッコよさですね、脇を固める進藤、砂山もいい人。 利休やお嬢ほか新しい登場人物も魅力的であっという間に読み終えました。 何度かうるっとくる場面もありましたし、人が亡くなる場面もあるのですが、全体的には暖かい気持ちで読むことが出来ました。自分自身、日頃の殺伐とした気持ちが鎮まるとてもありがたいお話でした。 続編が出るのを楽しみにしています。
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“勇気とは重圧の中での気高さである” 作中に出てくるヘミングウェイのこの言葉が、物語を貫いていると感じました。仕事における様々な困難、時には修羅場の中で、如何に気高さを保てるか。仕事とは何か、プロとは何かを考える上で、この言葉が心に深く響きます。 シリーズの舞台を大学病院に移...
“勇気とは重圧の中での気高さである” 作中に出てくるヘミングウェイのこの言葉が、物語を貫いていると感じました。仕事における様々な困難、時には修羅場の中で、如何に気高さを保てるか。仕事とは何か、プロとは何かを考える上で、この言葉が心に深く響きます。 シリーズの舞台を大学病院に移し、組織の複雑さや理不尽さを描きながらも、一人一人の医師の専門性の高さ、プロフェッショナル集団としての大学病院の凄みを描いた本作。医師でもある作者の確かな知識に裏打ちされ、病院内の描写はとてもリアルです。同時に、個性と人間味あふれる登場人物たちの言動や人間哲学によって、作品世界に奥行きと彩りが生まれます。 作者のストーリーや文体、描こうとする主題が、シリーズを通して変わってないことを改めて感じさせます。多くの人が安心して読める、そして、医療とは何か、人としてあるべき姿は何かを考えることができる良作だと思います。 最後に、物語の中から、印象に残ったフレーズをいくつか。 「“心配ない。小春はただ食べて寝て、わらってくれればそれでいい”」(p14) 「世の中は難しいことが多い。だがだからといって、君が難しくなっていいわけではない。どんな理由を述べたところで、嘘と卑怯と小細工は恥ずかしいことだ。」(p175) “急がず、焦らず、投げ出さず。大変なときは、いつもそうやって乗り越えてきたんですから”(p450)
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主人公栗原一止が信濃大学医学部付属病院の大学院生という立場で病院を駆けずり回る話。あくまで高度医療を提供するために大学医学部病院が存在するのであって、症状の軽い患者を長期間入院させるわけにはいかないパン屋の宇佐美助教授、診断のつかない患者を一発で診断したり、海外に行って活躍したり、ERCP、救急、カンファレンス。話題がてんこ盛りであきなかった。全編にわたる骨格は29歳で小さな子供がいる膵臓癌の患者の話。お礼のはがきのりさという二文字でわたしも涙してしまった。本業も忙しい中この本を届けてくれた作者に感謝。
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大学病院に勤めて長いのに、大学病院の役割とかあり方とか「なるほど、そうだったのか!」と思うことが多かった。ドクター達も大変なんですね…。
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