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名もなき星の哀歌 の商品レビュー

3.5

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2024/07/31

記憶の売買を取引できる店と謎の歌姫を巡るお話。設定がとても斬新で面白い。ミステリーのロジックも理路整然としている。ただ一点、記憶に関する売買のルールは理解するのに時間がかかった。もう少し簡単な設定だったら嬉しかった。 結城真一郎先生の作品は初だったが、とても読みやすかった。

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2024/06/28

記憶の売買をするお店で働く2人が、流浪の歌姫・星名について探る。 一家惨殺事件との繋がり、届く不審な手紙、、 途中でみえてくる結末を覆してくれました。タイトルどおりの哀しい終着ですが、明るい希望のみえるラストでした。

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2024/06/07

記憶の取引ができるお店、そこで働く人、取引をする人、そして… 記憶の取引か…と設定にひきこまれつつ、物語には今ひとつ入り込めないままに読み進む。 私的にはプロローグと本章の後に挟まれる記憶の部分にはグッとひきこまれたのだけれど、本章には今市入り込めないという不思議な感覚で読了。 ...

記憶の取引ができるお店、そこで働く人、取引をする人、そして… 記憶の取引か…と設定にひきこまれつつ、物語には今ひとつ入り込めないままに読み進む。 私的にはプロローグと本章の後に挟まれる記憶の部分にはグッとひきこまれたのだけれど、本章には今市入り込めないという不思議な感覚で読了。 記憶の取引…ふーん。

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2024/02/10

良平の真実が紐解かれていく部分が、とても惹き込まれた。そして結末が切なかった。。 図書館への返却期限が迫っていてバーーっと読んでしまったが、もう一度忘れた頃にじっくり読んで、もっと理解を深めたいと思った。 漫画家になりたい理由が、 「俺だけが知る物語の続きを世界が待ち侘びている...

良平の真実が紐解かれていく部分が、とても惹き込まれた。そして結末が切なかった。。 図書館への返却期限が迫っていてバーーっと読んでしまったが、もう一度忘れた頃にじっくり読んで、もっと理解を深めたいと思った。 漫画家になりたい理由が、 「俺だけが知る物語の続きを世界が待ち侘びている。もし、俺が死んだら永遠に物語の続きは闇の中なんだぜ。」って言葉が好きだったな。

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2023/12/06

裏稼業として人の記憶を売買する銀行員の良平と漫画家志望の健太。軽めのSF要素も入っているミステリ。二人の過去の要素も絡めて進んでいくので展開は良かったと思う。ただ最初は引き込まれて読み進めたのですが、中盤からあまり没頭できずに終わってしまった。後味は悪くなかったです。

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2023/12/05

記憶に関する物語は、この本以外にもたくさんある。どれも悲しい気持ちになる話ばかりだ。この話も例外ではなく、やはり悲しい気持ちになった。

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2023/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023本屋大賞 10位『#真相をお話しします』を読み、他作品に興味がわいて読んでみた。いろいろな要素が入り過ぎてて、ミステリー?SF科学?友情?叙情的メルヘン?殺人謎解き?途中からどこが主なのかだんだんわからなくなり、若干疲れてきて結末への興味が半減してしまった。 最終的には面白かったのかもだが、情報が多すぎて読んでいて頭の中で整理しきれなかった感。さりとて再読もとりあえずパス。 タイトルから考えれば、やっぱり少年と少女の相手へとか人の想いがテーマなのかな。

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2023/08/28

最初いったり来たりが激しくてややこしいけど、 それを超えれば、どんどん読んでいける。 主要登場人物ががいい人たちなので、読んでいて気持ちいい。

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2023/02/11

ちょっと少年漫画みたいな雰囲気で読みやすかったです。長いけど、記憶を売買するということやミステリー要素もあり興味深く読めました。

Posted byブクログ

2023/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「バクマン」を思い出す。物語は面白いのに、なぜか入り込めず、ちょっと冷めた感じで読み終えた。記憶の売買というファンタジー要素のある話とは知らなかった。 記憶を売った時買った時どうなるか、値付けのルール、水晶玉や小瓶で持ち出せるというルールがすんなりと入ってこずに、違和感を感じてしまい、最後まで何か引っかかった感じ。 巌の話も、ミゾロケツヨシの話も本筋ではなかった。本筋は、良平が、保科の手紙を良平に渡さずに捨てていた親に嫌気がさし、記憶の入れ替えをしたというあっけないものだった。この両親はほとんど登場しないが、最低最悪。なぜ手紙を渡さずに捨てていたのだろうか。例えば、代議士の一族で一般人とは結婚させないとか、一族全員東大卒だから絶対東大に合格させるとか、そういう理由もなく、捨てている。漫画家目指す普通の大学生になるような息子にそこまでする必要があったのだろうか。 また、ジュンさんは包丁を持って何をする気だったのか。良平が記憶を取り戻すことを邪魔するために警告文送るのはよしとしても、良平と保科を包丁持って追いかけたのはなぜか。理由が理解できなかった。 良平が、高知に住んでいて転校したならわかるが、お盆に行くだけで保科やツヨシと深く関わるのも不自然な気がする。 自分の記憶を消すのは「デスノート」を思い出した。 店にはジュンさん以外にも営業マンがいたような話が出るが、いる気がしない。 店に出入りして、勝手に水晶球を使って記憶を検索できる、という状況が理解できなかった。 また、店が買い取った記憶のなかから検索しているということは、喫茶店のアルバイトの記憶も店が買ったということになるが、そんなものまで買い取るのだろうか。やはりいろいろ気になってしまい入り込めなかった。 子供の頃の記憶を消したが再会するという話は面白かったので、巌の話やミゾロケの話は並行に進めるのではなく、章を分けて、記憶売買の一案件として、それぞれ独立した話にしても良いと思う。あと、良平を天才と認めるくだりが簡単すぎる。もっと実績があった上で認めたのかと思っていたら、出会ってすぐに店主までが認めたのは驚いた。

Posted byブクログ