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名もなき星の哀歌 の商品レビュー

3.6

37件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2019/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶の売買と、ある少女の過去。 ところどころに差し込まれる記憶のエピソードと伏線の入れ込み方など、面白い要素は多い。 ただ、読み方がいけなかったのか、伏線がわかりやすかったのか、割と早い段階で結末の予測ができてしまい、途中間延び感を覚えてしまった。 これからどうなるんだろうというワクワク感ではなく、答え合わせしているような感じになった。

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2019/06/09

記憶を出したり入れたり,アイデアは面白いかもしれないが無意味にごちゃごちゃしていて,スッキリしないし夢オチ的なラストもなんだかなあ.キャラクターに魅力がないのもまた残念だ.どちらかというと、⭐️2に近い⭐️3.

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2019/06/08

あれ?おかしいな?アイデアは良いし、ストーリーも完璧。タイトルは素晴らしい。新潮ミステリー大賞はうなずける。 しかし、俺にはグッと来るものが無かった… これは俺の読み込みが足りなかったのか? この記憶を誰かに売りたい。

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2019/05/25

2年かけて世界一周をした良平と漫画家志望の健太。 大学3年の春。 良平と健太は出会う。 後半、色んな設定が少し都合よすぎかな。

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2019/05/25

2019.4 2/3を過ぎたところの5行くらい、電車の中で読んでいて不意打ちを食らったシーンで思わず涙が。ストーリーはごちゃごちゃしているけれど、いい作品です。

Posted byブクログ

2019/04/04

記憶の売買を裏の生業とする若者二人を主人公に展開するサスペンス。第5回新潮ミステリー大賞受賞作品。 複雑なプロットと綿密に張り巡らされた伏線を最終的に完結させる壮大な物語になっている。 序盤はあまりにストーリーがいろいろなところに飛んでいき、話の展開がわからなくなるところがあり、...

記憶の売買を裏の生業とする若者二人を主人公に展開するサスペンス。第5回新潮ミステリー大賞受賞作品。 複雑なプロットと綿密に張り巡らされた伏線を最終的に完結させる壮大な物語になっている。 序盤はあまりにストーリーがいろいろなところに飛んでいき、話の展開がわからなくなるところがあり、戸惑うところもあった。しかし読み進めていくうちに、その複数のプロットが一つになり、一気に終盤まで読者を惹きつけて離さない。 登場人物それぞれの物語を丁寧に描き、それぞれの物語としても作品として成立するのではないかと思うほど完成度の高いミステリー作品だ。

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2019/02/12

いやぁ、面白かった!これを本当に新人が書いたのかと、読み終えた今でも信じられない思いでいっぱいだ。 主人公の良平は、大学の講義の後、 「売れる少年漫画の鉄則その1ってなんだと思う?」と馴れ馴れしい男に声を掛けられる。声を掛けてきたのは、初対面の健太。取り合わない良平に、そ...

いやぁ、面白かった!これを本当に新人が書いたのかと、読み終えた今でも信じられない思いでいっぱいだ。 主人公の良平は、大学の講義の後、 「売れる少年漫画の鉄則その1ってなんだと思う?」と馴れ馴れしい男に声を掛けられる。声を掛けてきたのは、初対面の健太。取り合わない良平に、それでもズケズケと、 「『第1話に魅力的な謎がちりばめられていること』だよ、良平くん」 と名前を知らないはずの健太。もうこの辺りから、完全に物語に引きずり込まれてしまった。 ある少年の記憶であったり、少女の記憶であったり、胡散臭い裏稼業の場面であったりと、矢継ぎ早に変わる冒頭。それら全てがこの後どう関わってくるのか気になり、ページをめくる手が止まらなくなる。 主人公の良平と、漫画家志望の健太は、大学時代から記憶を売買する『店』で働くようになる。『記憶』に関係する物語なので、その辺りがトリックになるのだろうと、こちらとしても気を引き締めて読むのだが、裏の裏をかかれてしまった。 また、所々に伏線が散りばめられており、その時の会話もキモになっていたりするので、大変贅沢な内容だった。 ミステリとSFと恋愛が融合した超一級のエンターテインメント小説。今日、これからが楽しみな作家が一人増えた。

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