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1R1分34秒 の商品レビュー

3.2

123件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    62

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    1

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2019/04/01

4回戦ボクサーの独白形式の純文学。 芥川賞受賞作品ということで、読んでみた。 ボクシングのことがよく知らないとあまり面白くないかもしれない。ただ、試合前の緊張感や壮絶な減量など、自分が経験しているかのように感じられるほど臨場感があった。 結構面白かった。 1冊の単行本だけど、...

4回戦ボクサーの独白形式の純文学。 芥川賞受賞作品ということで、読んでみた。 ボクシングのことがよく知らないとあまり面白くないかもしれない。ただ、試合前の緊張感や壮絶な減量など、自分が経験しているかのように感じられるほど臨場感があった。 結構面白かった。 1冊の単行本だけど、短編ですね。

Posted byブクログ

2019/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「1R1分34秒」は、負けが込んでいるボクサーが主人公。 次の対戦に向かうまでのボクサーの日常を、映画を撮っているらしい友達や、新たについたトレーナー・ウメキチとのやりとりを通して描いた作品。 決してカッコいいわけではなく、はっきりいうと中途半端な姿勢があり、ダメなところもある主人公。 でも、減量していく過程で、どんな精神になるのか。周囲の人に対して抱くドロドロとしている心情なども、嫌味のない感じで描かれていて、読み終えると爽やかな印象が残る作品でした。 人の心と身体をどう描くかは、私自身のテーマなので、とても参考になりました。 少し間を置いて、描写を研究してみたいと思います。

Posted byブクログ

2019/03/31

スポーツ、特に格闘技好きなら細部も楽しめる。そうじゃないなら、何が何だかわからないかもしれない。減量末期の主人公の思考の乱れがリアルに感じられた。 世間のレビューはあまり評価は高くないようだけど、信頼するレビュアーが面白いと言っていたので読んだら当たりだった。やはり、知らない多...

スポーツ、特に格闘技好きなら細部も楽しめる。そうじゃないなら、何が何だかわからないかもしれない。減量末期の主人公の思考の乱れがリアルに感じられた。 世間のレビューはあまり評価は高くないようだけど、信頼するレビュアーが面白いと言っていたので読んだら当たりだった。やはり、知らない多数の意見より、信頼する少数の意見を大切にしたいと思わせてくれた一冊。

Posted byブクログ

2019/03/29

試合中のボクサーの意識の流れが圧巻。自意識と向き合う小説とシャドーボクシングの相似を改めて気付かせてもくれる。(島田雅彦) 各選考委員も割と褒めてる。ただし読みにくい。人物のとめどない感情がぶわっと書かれるからか? 流し読みしたけれど終わり数行がかっこよくて。あれ、どうやって...

試合中のボクサーの意識の流れが圧巻。自意識と向き合う小説とシャドーボクシングの相似を改めて気付かせてもくれる。(島田雅彦) 各選考委員も割と褒めてる。ただし読みにくい。人物のとめどない感情がぶわっと書かれるからか? 流し読みしたけれど終わり数行がかっこよくて。あれ、どうやってここまで来たんだ?とちょっと読み直した。分からなかったけど。

Posted byブクログ

2019/03/27

最後の一行を読むためだけに繰った140頁。悪くない。 ボクシング、映画で馴染んでいるので、イメージしやすかったです。

Posted byブクログ

2019/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すみません、途中で読むのやめました。まずひらがな表記が気持ち悪いです。「ぼくは」「おもう」というのはちょっとないです。 序盤、負けたことのフラッシュバックと対戦相手のことを描くことが繰り返されていて、それはトレーニング中の本人のメンタル中にも再来しますが、「情けなさ」を描きたいのか、でもそれが「だったらそもそも、ボクシングするなよ」の方に読んでる側の自分は向いて来てしまってつらくなりました。 著者は働いたことがないのでは。世の中にあるツラみ、苦しみ、なんの意味もない反復、それはたくさんあり皆さん経験されていると思います。試合と試合が空いている間あく間延びした時間、これを詰めて書いてあります。勝つことでしか自分を見出せない、そういう仕事もあると思います。主人公はその間に女の子とセックスしたりビデオムービーを撮ったりして物語は膨らんでいきます。こういうタラタラした感じ、ノリだけで通じるゆるくつながる俺たちみたいなのって若さなんですかね。ビデオを撮ってる友人が「賞を取った」と言ったことに嫉妬してしまう「ぼく」。うーんなんかそういう、表層の…誰でも感じるようなものをアイデンティティと言ってしまうかどうかは人それぞれですが、そこはサラッと書くくらいで良いと思います。欲しいのは一人きりの内省の方。これが褒められていた「感情描写」なんでしょうか。ちょっと意味不明。今時、漫画でもこういう描写は描かれてるので、何か知ってるんだよってあちこち負の感情を「でも、おれはそれもかんじてるってことちゃんと、言う」みたく胸張って言われたようで、でもその表層とフラッシュバックどまりではこちらから得るところや新たな発見はないので読んでてもどうしようもないなと感じてきました。そもそも芥川賞イコール若い、セックスアンドロックンロール&死ぬまで続くモラトリアムっていう感じで読むべきなのかなあ。

Posted byブクログ

2019/03/26

ウメキチ登場により読むスピードが上がった。 ボクシングの知識はほぼないけれども、緩やかに熱くなっていく主人公が生々しくて楽しめた。

Posted byブクログ

2019/03/25

はてさて、アパートの陽光を遮るのは何の木だったんでしょう?友だちと言う名の友だちは友だちなんでしょうか?愛も嫉妬もなく抱いて捨ててぶたれた彼女はあっさり消えたんだね?せめてウメキチの献身には応えて欲しいけど、どうなんでしょう?生きること、そのために勝つこと、それがカネのためでもエ...

はてさて、アパートの陽光を遮るのは何の木だったんでしょう?友だちと言う名の友だちは友だちなんでしょうか?愛も嫉妬もなく抱いて捨ててぶたれた彼女はあっさり消えたんだね?せめてウメキチの献身には応えて欲しいけど、どうなんでしょう?生きること、そのために勝つこと、それがカネのためでもエゴのためでも構わないけれど、ハングリー精神のないボクサーから何を感じていいのでしょう?

Posted byブクログ

2019/03/22

芥川賞受賞作ということで読んでみたが、実際数あるボクシング小説やノンフィクションにはなかった、ボクシンング選手の真実という感じの小説であった。これだけ身体に悪いスポーツがあったのかとい感じで、オリンピックで種目から外されかけたのが分かる気がした。しかしストーリーの方は主人公がどん...

芥川賞受賞作ということで読んでみたが、実際数あるボクシング小説やノンフィクションにはなかった、ボクシンング選手の真実という感じの小説であった。これだけ身体に悪いスポーツがあったのかとい感じで、オリンピックで種目から外されかけたのが分かる気がした。しかしストーリーの方は主人公がどんどん技術向上していくところが見えたのに、それが突然終了させられた感じでちょっと納得がいかないかった、これからフォローしようとする気にはなれない。

Posted byブクログ

2019/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めたときは、彼の 考えすぎる思考が 面白くて、でも他人事には 思えなくて、楽しめた。 ガールフレンドが出てきて ちょっとびっくり。 まあそうですよね、 そうなりますよね。 最後まですらすら読めたけど 読めただけ。 考えるのはウメキチに任せる。 だってボクシング分からないもん。

Posted byブクログ