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1R1分34秒 の商品レビュー

3.2

123件のお客様レビュー

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2019/05/03

やばい。よくわかんなかった。 友だちが「俺たちはかっこいい!」みたいなこと言うシーンは痺れた。 ピュアなような、そうでないような。 時間おいてまた読んでみよ。

Posted byブクログ

2019/05/02

「二時を愛す。」この妙な言い回しから作者の世界に引き込まれた。 もう少しコメディ色が強かったら筒井康隆の作品になっていそうなシチュエーション。そしたら芥川賞は取れなかっただろう。危ない危ない。

Posted byブクログ

2019/05/02

弱い自分に悩みもがき苦しむ21歳の若者の内面の葛藤と成長を描く芥川賞受賞の本格的ボクシング小説。本書を読んでスポーツは技術やテクニックも大事だけど対戦相手に勝つ事以上に己の不安や迷う心に打ち勝つメンタルの部分が大きいのだなと改めて思いましたね。対戦相手とは心中で共感して友達になれ...

弱い自分に悩みもがき苦しむ21歳の若者の内面の葛藤と成長を描く芥川賞受賞の本格的ボクシング小説。本書を読んでスポーツは技術やテクニックも大事だけど対戦相手に勝つ事以上に己の不安や迷う心に打ち勝つメンタルの部分が大きいのだなと改めて思いましたね。対戦相手とは心中で共感して友達になれるのに自分の味方の変わり者トレーナーのウメキチには反発し中々打ち解けられなかった主人公が型破りな練習の日々の中で次第に頑なな心を捨てて彼を心の底から信頼するまでの内面描写とラストの減量の飢餓感の中での心の叫びが素晴らしかったです。 ボクシングと言えばマンガでは「あしたのジョー」、歌ではアリスの「チャンピオン」が思い浮かびますね。「チャンピオン」はS&Gの「ボクサー」に触発されて作られたのだろうと私は思いますが、さだまさしの「二軍選手」もメロディーラインが完全に影響を受けているのが感じられまして、内容としては売れない歌手と目が出ないプロ野球の二軍選手の友情物語を歌っていますが、偶然にも本書のプロボクサーと友人の映画製作者の全く違う世界を目指す二人という設定がよく似ていますね。気になった方はぜひ聴いてみられたら如何かなとお奨めしますね。 最後に、さだまさしの「二軍選手」の3番の歌詞を以下に引用しますね。彼は今スター選手の「恋人」とよばれてる バッティングピッチャーとして泥まみれで投げ続けてる 僕は小さな酒場で こうして歌ってる ささやかな物語を誰かに伝えたくて 誰もが夢見るスターのポジションは もう僕らに与えられることはないけど そうして誰の為の道かを教わった今 実は僕らの夢は始まったばかり そうさ彼は心から野球を愛してる 僕は心から歌を愛してる たとえ泥まみれで捨てられても笑ってみせる たぶん自分の事以上に愛してる そう自分の事以上にね

Posted byブクログ

2019/04/27

第160回芥川賞受賞作です♪ デビュー戦を初回KOで飾ってからの三敗一分。 当たったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたのかもしれない練習など、あれこれたらればのオンパレード(笑) 自分の弱さを持て余し、その人生に厭きていた。 なんでおまえはボクシングやってんの? ボクサ...

第160回芥川賞受賞作です♪ デビュー戦を初回KOで飾ってからの三敗一分。 当たったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたのかもしれない練習など、あれこれたらればのオンパレード(笑) 自分の弱さを持て余し、その人生に厭きていた。 なんでおまえはボクシングやってんの? ボクサーと一心同体のトレーナーからも見捨てられ、ある日突然、現役ボクサーがトレーナーに。 この変わり者との練習が、彼の世界を変えていく。

Posted byブクログ

2019/04/22

21歳、ボクサー敗けがこんできた「僕」が、次の試合に望むまでの約5か月の話。 青春というほど綺麗でも汚くもなく、いったり戻ったり、やってみたり予防線をはったり、信じたり信じられなかったり、そんな自分を眺めている自分をさらに眺めていたり。とにかく青い。貶める意味ではなく、芥川賞らし...

21歳、ボクサー敗けがこんできた「僕」が、次の試合に望むまでの約5か月の話。 青春というほど綺麗でも汚くもなく、いったり戻ったり、やってみたり予防線をはったり、信じたり信じられなかったり、そんな自分を眺めている自分をさらに眺めていたり。とにかく青い。貶める意味ではなく、芥川賞らしい、青さのある作品。まだ作り込んでいない作家だからこそ、書ける作品では。

Posted byブクログ

2019/04/22

ボクシングものって好きなんだけど、今回も人間の内面を掘り下げる内容で、どんどん嵌まり込んでしまいました。自分の内面と人とのやり取り。会話や、電話や、メールや、夢の中。自分の経験に当てはめてしまう。自分の場合は高校の柔道での減量。キツイほうじゃなかったけど、どんどん引き込まれた。そ...

ボクシングものって好きなんだけど、今回も人間の内面を掘り下げる内容で、どんどん嵌まり込んでしまいました。自分の内面と人とのやり取り。会話や、電話や、メールや、夢の中。自分の経験に当てはめてしまう。自分の場合は高校の柔道での減量。キツイほうじゃなかったけど、どんどん引き込まれた。そしていろんな人とのやりとり。こっちの方が、抜けられなくなった。久々に一気読みしてしまいました。

Posted byブクログ

2019/04/20

なんか雰囲気あるぞ、この作家。勝てないボクサーの悩みはそのまま現代の若者の心境と重なる。わざとひらがなを多用するのも雰囲気作りに一役買っている。他のも読みたいな。

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2019/04/15

第160回芥川賞受賞。デビュー戦を勝利で収めた後、負けが続いているボクシング青年。負けを引きずり、トレーナーにも見捨てられる。新しいトレーナーと練習を始め、変わってゆく、前に進んでゆく。 ボクシングについてはわからないけれど、青年の心、心が折れてるところ読み込みました。若い人の文...

第160回芥川賞受賞。デビュー戦を勝利で収めた後、負けが続いているボクシング青年。負けを引きずり、トレーナーにも見捨てられる。新しいトレーナーと練習を始め、変わってゆく、前に進んでゆく。 ボクシングについてはわからないけれど、青年の心、心が折れてるところ読み込みました。若い人の文章って感じ、ボクシングを通じた青春ってところ、「人生は長い」なんてね。信頼のゲームとか、「裏切りなんてのはない〜生理的ペースが合わなかっただけ」とか若者にしては大人だなあなんて。

Posted byブクログ

2019/04/11

芥川賞感は、あまりない感じなほど庶民的な感じで、本当に好きなことって、自覚ないけど、没頭しているのに気づかず、自分の意志じゃなく本能に操られてる風に向き合ってるけど、結局それも自分の底にある意思によるものだなと感じた。共感するところあって、少し嬉しかったです。

Posted byブクログ

2019/04/08

よくわからなかったけど、そんなに面白くなかったけど、この感じ、嫌いじゃないね!ライセンスは取ったものの、負けが込んでるボクサーの話。ひらがな多用だったり、文章自体は易しいのだが、紡ぎだされた文字をじっくり考えてみると??脳内に小宇宙が...。理解を深めづらい。私がボクシング自体『...

よくわからなかったけど、そんなに面白くなかったけど、この感じ、嫌いじゃないね!ライセンスは取ったものの、負けが込んでるボクサーの話。ひらがな多用だったり、文章自体は易しいのだが、紡ぎだされた文字をじっくり考えてみると??脳内に小宇宙が...。理解を深めづらい。私がボクシング自体『はじめの一歩』の漫画くらいしか知らないし、芥川賞も2作しか読んだことのないシロウトだからか。しかし外国の音楽がなんかいいね!みたいな雰囲気というか、リズム感と流れは感じ取られる。そしてトレーナーのウメキチがなんか好きだった。

Posted byブクログ