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私たちにはことばが必要だ の商品レビュー

4.3

69件のお客様レビュー

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2021/11/06

韓国はフェミ盛んだなあと思ってはいたけど、その裏には「女性嫌悪犯罪」というものがあるらしい。女性が女性であるという理由だけで、被害にあう事件のこと(小田急のやつみたいな)。 この本を読んでスッキリしたこと。 女は男の価値観、権力で苦労していて、 男は男の価値観、権力で苦労してる...

韓国はフェミ盛んだなあと思ってはいたけど、その裏には「女性嫌悪犯罪」というものがあるらしい。女性が女性であるという理由だけで、被害にあう事件のこと(小田急のやつみたいな)。 この本を読んでスッキリしたこと。 女は男の価値観、権力で苦労していて、 男は男の価値観、権力で苦労してる。だから男の苦労を引き合いに女の苦労を下げるのは違う。 今どうしてこんなにフェミニズムが叫ばれるのか。→皆が知らないだけで今までも戦いはあった。内面戦争が社会の変化によって全面戦争になっただけ。すごくわかるなあ。 「そちらの経験不足と理解力のなさを打ち明けられてもな、何のお役にもたてませんので」って言ってみたい。笑(まわりにはこういいたくなる人が多い)

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2021/09/29

私は幸いにもまだ自分の身と精神を削りながら男性に説明するといったことはない。でもこれから先絶対にそういった状況に鉢合わせることは「直感」で分かる。そのことを思うと、この本に出会えてよかった。まだ出会えていない人は一刻も早く読んで欲しい。

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2021/09/02
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本書を引用すると「これまでとこれからを線引きする変化」をもたらす本でした。 初めは、強い口調で女性の権利を主張する筆者に恐怖というか、日本人一般女性とはかけ離れたフェミニズムを感じました。 しかしとあるイラストを見て、腑に落ちる部分もあった。表立って表される女性嫌悪は、氷山の一角に過ぎず、その氷山の地下には、男性が見えない(女性にすらそれが女性蔑視だと気づきにくい)女性嫌悪があるというものだった。 また、本書では日本人女性が「寿司女」と呼ばれキムチ女の韓国人女性とは違って男に従順で温厚だとされている、とあった。これが日本人の良さ、とは考えたく無い。知識をつけて女性蔑視に挑む力をつけたい

Posted byブクログ

2021/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『「男性」の気分と「女性」の命が同等に扱われている』というところで「ほんっっっとにそうよねええ!」と叫びたくなった。ころされたくなければ言い返さなければならない、しかし言い返すことにもいのちの危険が伴うという、この、「女性」にまつわりつく呪い!! 男性に都合のいい女がいい女、じゃないんだよふざけんな、と思う一方、声を上げるのはマジで怖い。この危険なんとかしていきたい。

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2021/05/20

『名前がつけば〜、バラバラだった個々の経験がまとまって、見えなかった現実が可視化され、問題をより積極的に解決するきっかけになるのです。』(P125) 『過去の出来事に名前を与える作業は、痛みを伴います。それまで気づかなかった被害と向き合わなければならないからです。』(P126)

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2021/05/19
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韓国のしんどさは日本とは似ていても一味違いそうで読んでて儒教のめんどくささにげっそりした。そうだよね。説明しなくていいよ。うん。この年になってもなかなかできないけれど。

Posted byブクログ

2021/05/11

イ・ミンギョン著の「私たちには言葉が必要だ」。やっっっと読み終えて現代を生きる女性にも男性にも読んでほしいからシェア。  今までわたしが読んできたフェミニズム関連の本は、女性の辛さや生き辛さは書かれているけれど、じゃあ具体的に行動の何を変えていけばいいのかは書かれていなかった...

イ・ミンギョン著の「私たちには言葉が必要だ」。やっっっと読み終えて現代を生きる女性にも男性にも読んでほしいからシェア。  今までわたしが読んできたフェミニズム関連の本は、女性の辛さや生き辛さは書かれているけれど、じゃあ具体的に行動の何を変えていけばいいのかは書かれていなかった。でもこの本には、女性嫌悪を露わにする人への具代的な行動が書かれている。  例えば、初歩的な話として「会話をするかどうかの選択」があげられる。これは目から鱗な話で、まず女性の多くは女性同士の会話に乱入してくる男性を優しく受け入れ、なんならそれまでしていたテーマについて語る権利と時間すら与え、講演会よろしく観客に徹する傾向がある。これがなぜ起こるかといえば、男性が怖いからだ。  誤解を解くためというか、体格に恵まれた男性という生き物には分かりづらい感覚だと思うけど、女性は基本的に男性が怖い。それは本能での理解で、いざという時に暴力を振るわれたら勝てないことを知っているからだ。男性の中にはそのことを無意識に悪用する人がいるから、何かのきっかけで自分に被害が及ぶことを避けるための行動を女性側は強いられる。だから必要以上に男性に優しく接し、受け入れることも少なくない。それは意識せずともコミュニケーションの中に含まれてしまっている。この本では、まずそこから私たち女性の意思を反映していくことを始めようと優しく語ってくれている。  女性嫌悪者は、男性だけに当てはまる言葉じゃない。男性のそうした言動を見逃さず反応する女性に対して「そんなに過敏に反応しなくても」と「フェミニストはやめた方がいい」という女性も、もちろん女性嫌悪者となる。  性別が異なることによって理解が及ばない範囲は互いに広い。本を読みながら、こんなにも理解しあえないのかと絶望したけど、全男性への理解を求めるからそうなるわけで、相手を選んで切り捨てることも女性は選べる。この本は女性が自分自身にかけた呪いをきちんとした手順で解いてくれる解呪のような一冊だと思う。

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2021/05/06

内容はともかく、訳が読みにくかった。 これだけ攻撃的な文言は、著者の傷ついた経験によるものなのだと想像した。

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2021/05/04

著者のイ・ミンギョンさん。まずはこの本を執筆してくれてありがとうざいます。ページをめくるたびに、イ・ミンギョンさんの周囲にいる、全く女性に理解を示さない男性の多さに辟易すると同時に、一方で自分の周囲にはそこまでひどい男性はいないなあという認識がいかに甘いか、そしてそもそも自分はそ...

著者のイ・ミンギョンさん。まずはこの本を執筆してくれてありがとうざいます。ページをめくるたびに、イ・ミンギョンさんの周囲にいる、全く女性に理解を示さない男性の多さに辟易すると同時に、一方で自分の周囲にはそこまでひどい男性はいないなあという認識がいかに甘いか、そしてそもそも自分はそうしたひどい男性にはさすがに該当していないだろうという自己理解の甘々の甘さに恥ずかしくなります。「世の中には名前のない男尊女卑がそこらじゅうにあるのは間違いない」という自分の認識も、思えばたかだか10年前程度、つい最近獲得したことのような気がします。その認識を獲得できたのも、イ・ミンギョンさんをはじめとした女性の方々が何度も声を挙げてきたからに違いありません。そうした途方もないエネルギーを消費させてしまったこと、本当にごめんなさい。 自分もフェミニストでありたいと思っています。世界の男尊女卑をなくす活動には賛成したい。目の前にいる女性にも男性にも変わらないコミュニケーションを取りたい。どうしても男女で違いが出てしまう部分には適切に配慮をしていきたい(例えば、生理による不調に男としてできる限りの理解と支援の態度を示したい)。そう思っています。 その前提の上で、正直に言えば、本書全体を通してすごく腹が立ってしまいました。なぜなら常に男性を馬鹿にする視点で書かれており、男性への理解が全く示されていなかったからです。特に163ページの「無知なまま暮らしてこられた彼は(=男性は)罪悪感を持つべき」という主張には反対します。男尊女卑の根本的原因は、男性の罪悪感のなさではなく、社会構造や文化や制度にあると、自分は思うからです。すべての男女が無知なままで等しく生きられることが、一番の理想だと自分は信じています。例えば夫婦別姓を社会の常識にすることは、無意識な男性優位感を大きく減らすことに貢献すると思います。万が一、全ての無知な男性に罪悪感を植え付けることがフェミニズムのゴールだとしたら、それは永遠に達成されないゴールであり、むしろ戦争をつくりだすことになると思います。ただイ・ミンギョンさんもそこまで極端な認識ではないとは思っています。 男性への理解が全く示されてない、と書きましたが、一方でそうなるのも仕方ないのかもしれないとも思います。なぜならイ・ミンギョンさんの周囲にいる男性が、女性側から理解を示すに値しないぐらいひどいからです。「そもそも男性という生き物は馬鹿なのである」という思考に陥ったとしても致し方ないのかもしれません。本当に過酷な環境で生きてこられたんだろうなと察します。本書はそうした過酷な環境の女性たちに武器を与えることが目的であり、それ以上何かを求めることが野暮なのかもしれません。 ただ、個人的にはヘイトとヘイトの応酬ではない解決策を模索しつづけたいと思います。臨床医と研究医の違いのように、過酷な状況では間違いなく身を守るための武器が必要である事実を認めつつ、一方で男尊女卑の根治につながる“新薬”の発見を諦めないこともきっと必要だと、信じています。

Posted byブクログ

2021/04/15

役に立ったと思うと同時に、女性ばかりがこんなに態度や言葉に気を付けてる状態に納得いかなくなって、こういう現実を男性にも知って欲しいなと感じた。

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