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私たちにはことばが必要だ の商品レビュー

4.3

69件のお客様レビュー

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2022/03/14

フェミニズム。 過激な言葉を使っているフェミニストを少し怖いな、と思っていた。 この本を読むのもずっと躊躇っていた。 けれど、今が読むタイミングだなと思って読み始めたら、なぜ過激に見えるのか、いや過激に見えるのは自分がフェミニズムについて何も知らなかったからなのだと思った。 自分...

フェミニズム。 過激な言葉を使っているフェミニストを少し怖いな、と思っていた。 この本を読むのもずっと躊躇っていた。 けれど、今が読むタイミングだなと思って読み始めたら、なぜ過激に見えるのか、いや過激に見えるのは自分がフェミニズムについて何も知らなかったからなのだと思った。 自分は女性だけれど、自分の中にも潜在的にあった女性嫌悪。気付かされたとき、自分でも意識しないまま行動してしまったこと、なんとなく感じていた違和感。燃えるような感情になった。 もっとはやく知っていたら、あんな行動しなくてすんだのに。自分ばかりが悪いと思っていたけれど、実はそうではなかったのでは? 一度読んだだけでは理解が追いつかない部分がある。 けれど、フェミニズムってこれからを生きる誰にとっても必要な知識だと思った。 差別は中々無くならないけれど、無くそうと意識することが大切だと思わされる。

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2022/03/05

私が受けた差別は、私が差別かどうか決めるしその大小を決めるのも私。決してあなたが決めていいものでは無い。

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2022/02/01

女性の味方になってくれるような本だと思った。 数字を示して論理を展開しているものではないし、読んだ後に自分の中にあった疑問が解決してすっきり、となるわけではない。だけど、女性であれば誰しもが感じたことがあるであろう、もやも体験が綺麗に言語化されていて、「やっぱりみんな同じく感じて...

女性の味方になってくれるような本だと思った。 数字を示して論理を展開しているものではないし、読んだ後に自分の中にあった疑問が解決してすっきり、となるわけではない。だけど、女性であれば誰しもが感じたことがあるであろう、もやも体験が綺麗に言語化されていて、「やっぱりみんな同じく感じてたよね」と安心出来、大変だったら無理にわからない人に説明する必要はない、と言ってくれ、勇気を持って対話してみようと思う人向けには、そのための武器(言葉)を示してくれている。 筆者が各シチュエーションで提案している反論の際の言葉の選び方はとても的確で、痛快。もちろん論理の筋を通すことも大切だが、相手に正確に考えを伝えるために私に必要なのは、言語化の力を磨くことだな、と思った。 (筆者は言語が専門だということなので努力しても到底及ばないかもしれないけど笑)

Posted byブクログ

2022/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルに反して、自分を尊重しない・理解する気がない相手との対話は打ち切ってもなんの問題もない、というのがメインの内容。 「理解」とはするものであり、現状において権力を持つ側が弱者に差別について説明させて理解させてもらうという態度であるのは思い違い。 ミラーリングにだけ関心を持ち怒り出す女性嫌悪者たちは日本でも多い。 権力構造上、男性嫌悪ミラーリングは女性嫌悪のパロディとしての力しか持たない(誰の命も脅かさない)のだが、解像度が低いせいで低レベルのやり方にしか反応できない。

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2021/11/30

41. 「言葉の温度」ということばを今日たまたま見かけたのだけど、この本はかなりアツアツの温度で語られています。作者の方が今までぶつかってきた壁を想像してしまった。私もまだこの本をきちんと読むにはあまりにもアツくてちょっと難しかった。一方的な好意を寄せられた時の恐怖、相手が期待...

41. 「言葉の温度」ということばを今日たまたま見かけたのだけど、この本はかなりアツアツの温度で語られています。作者の方が今までぶつかってきた壁を想像してしまった。私もまだこの本をきちんと読むにはあまりにもアツくてちょっと難しかった。一方的な好意を寄せられた時の恐怖、相手が期待する対応をしなかった時の掌の返し方、そんな相手に私には拒絶する権利があるのだと言ってもらえて涙がでた。 まだアツアツの言葉をしっかり読むのがちょっとこわいけど、またいつか、今度はしっかりと読み返すことになる気がする。

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2021/11/16

フェミニズムについて男性と語るとき、なぜかこちらが説得しなきゃいけないような、言い訳めいた気持ちで話をすることが多かったけど、そもそもそれっておかしいことに気づけた。相手の態度が良かろうが悪かろうが、女性側に性差別を「知らない」相手に説明する義務なんて一切ないんだから、嫌なら話さ...

フェミニズムについて男性と語るとき、なぜかこちらが説得しなきゃいけないような、言い訳めいた気持ちで話をすることが多かったけど、そもそもそれっておかしいことに気づけた。相手の態度が良かろうが悪かろうが、女性側に性差別を「知らない」相手に説明する義務なんて一切ないんだから、嫌なら話さなくていいということを強く主張し、いろいろな護"心"術を教えてくれる。 男性とフェミニズムについて話したことがあり、もやもやしたことがある人には読んでみてほしい。

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2021/11/15

スタンス 全く違う主張をすることがなんだ、何が差別かは自分が決める。 確固たる態度が必要。よかれが悪いこともある。 世の中はほとんど女性差別なのかもしれない。

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2021/11/11

理解する気もない人にわかってもらおうと言葉を尽くしてきたんじゃないか。わからないのはあなたの説明が悪いからじゃないよ。相手にわかる気が、ないんだよ。 めっちゃ、納得した。

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2021/11/07

フェミニズムを説明する本ではなく、性差別に傷ついてきた女性に護身術を伝える本です。 よって、性差別を受けたことがない男性はピンとこなかったり、内容にイラつくと思います。それこそが、加害者である権力者側にいる証拠です。お前たちのせいで我々は傷ついてる!と言われたら、心穏やかではい...

フェミニズムを説明する本ではなく、性差別に傷ついてきた女性に護身術を伝える本です。 よって、性差別を受けたことがない男性はピンとこなかったり、内容にイラつくと思います。それこそが、加害者である権力者側にいる証拠です。お前たちのせいで我々は傷ついてる!と言われたら、心穏やかではいられないですよね。 私はつい、そんな男性にも女性差別の現状がわかるように受け入れやすいように、更には気分を害さないように言葉を選んで心を配って説明しようとしてしまいます。 しかし著者は、わかってもらう必要はない。説明する義務はない。相手が教えてほしいと言ってきた時だけ相手してやればよい。と断言しています。 もう、力を尽くして説明してもわかってもらえなくて余計に傷つかなくてもいいのだと、肩の荷が降りた気分です。 私はこれまで、「男性だって大変」とか「女性の人生にもいいことはある」、といった言葉に惑わされて確信が持てなかったのですが、この本を読んで、女性差別はある、と断言する勇気をもらいました。

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2021/10/24

比べることではないのかもしれないけれど、日本よらも韓国のほうが女性差別がひどいことがわかりました。 日本に生まれ育ってきて、どうして女性ばかりが?と思うことはあったけれど、韓国の比じゃないんだな、と思いました。 話さない権利があるというのは、フェミニズムなことと関係なく使えるなと...

比べることではないのかもしれないけれど、日本よらも韓国のほうが女性差別がひどいことがわかりました。 日本に生まれ育ってきて、どうして女性ばかりが?と思うことはあったけれど、韓国の比じゃないんだな、と思いました。 話さない権利があるというのは、フェミニズムなことと関係なく使えるなと思いました。 性的なことだけではなく、プライベートを話したくなかったら、聞かれても話さなくてもいいとこの本を読んで思いました。

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