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私たちにはことばが必要だ の商品レビュー

4.3

69件のお客様レビュー

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2022/08/12

フェミニストを自称する人でも、そうでない人でも、一読して欲しい。 特に女性は、セクハラや痴漢について男性と会話する時の"噛み合っていない感覚"や"何となく不快に感じる"理由をこの本から見つけられると思う。 説明が不十分だったからでも不...

フェミニストを自称する人でも、そうでない人でも、一読して欲しい。 特に女性は、セクハラや痴漢について男性と会話する時の"噛み合っていない感覚"や"何となく不快に感じる"理由をこの本から見つけられると思う。 説明が不十分だったからでも不出来だったからでもなく、そもそも相手に理解する気がなかったのかもしれない。 そう思えるだけど救われる過去の自分が沢山いた。

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2022/07/26

まず、議論することはしてもしなくても良い、私が説明したくないと思ったらしなくても良いと書いてあって、楽になった。理解できない人には一生理解できないのだから、私がわざわざ説明してあげることもないか、と思った。攻撃された時に返せるような言葉をいくつかもっておきたいとも思う。 本当に私...

まず、議論することはしてもしなくても良い、私が説明したくないと思ったらしなくても良いと書いてあって、楽になった。理解できない人には一生理解できないのだから、私がわざわざ説明してあげることもないか、と思った。攻撃された時に返せるような言葉をいくつかもっておきたいとも思う。 本当に私たちには言葉が必要だ。言葉があるのに何で建設的に議論ができないんだろう。

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2022/07/15

男性である自分が読んだ感想です。 まず、女性が声を上げることに対する反発に対する作者の大きな怒りを感じ、男性側が内容についてとやかく言ってはいけないとまず感じました。 文中に何度も出てくる、女性の話を遮り差別をなくす男性像は生々しく、自分も同じことをやっていたなと反省しかありませ...

男性である自分が読んだ感想です。 まず、女性が声を上げることに対する反発に対する作者の大きな怒りを感じ、男性側が内容についてとやかく言ってはいけないとまず感じました。 文中に何度も出てくる、女性の話を遮り差別をなくす男性像は生々しく、自分も同じことをやっていたなと反省しかありません。 「なにが差別なのかは自分で決める」、「差別される側の経験を否定されると差別がなかったことにされる」といった言葉は重く、それを受けて自分を含めた男性側が変わらなければ社会が変わっていかないと感じました。 そう思った男性に対する処方箋も本書の中には用意されています。まずは、女性に教えを乞い、いままで見過ごしていた周囲の女性嫌悪的な発言を正すことで自分の周囲の差別だけでも減らすよう努力すべきというものです。できることは多くないですが、文中にあるとおりフェミニズムの主体は女性です。あまりでしゃばったり上から目線にならないよう注意深い行動が必要となることもわかりました。 以上、女性だけでなくジェンダー平等に興味のある男性でも読む価値のある本でした。

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2022/08/20

マジョリティには、マイノリティのことを学ぶ責任がある。学びもせずに検討外れな意見をしてくる連中など無視しよう。差別には怒りの声をあげよう。私たちはもう黙らない。

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2022/06/13

「82年生まれ、キム・ジヨン」と併せて読んで、これからもずっと大切にしたい本。 「なにが差別かはあなたが決める」

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2022/05/10

「女性差別なんてない」「レディースデーもあるし女性専用車両もあってずるい」「むしろ男性が差別されてる」「男のほうがつらい」みたいな意見をぶつけられ、もやもや……とした経験があるすべてのひとのための実践的なガイドブック。例として挙げられていることばすべてに思い当たって笑っちゃいまし...

「女性差別なんてない」「レディースデーもあるし女性専用車両もあってずるい」「むしろ男性が差別されてる」「男のほうがつらい」みたいな意見をぶつけられ、もやもや……とした経験があるすべてのひとのための実践的なガイドブック。例として挙げられていることばすべてに思い当たって笑っちゃいました!セクシストは国境を越えるんだな…… 言語を専門とする著者だからこその、「フェミニズムは言語と同じ」「言語には直観が必要、直観がないなら模倣して学ぶしかない」という言葉の説得力よ!わたしも他言語を学ぶのが好きなので、実感として腑に落ちました。フェミニストではないひととは、言語が違うんだからそりゃ通じなくて当然だよな〜と思うし、学ぼうとする意欲がないひとに一生懸命説明してもしょうがないよな。何度も読んで、何度も口に出して習得したいですね

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2022/05/04

フェミニズムについて知りたくて読んだ。2冊目。なかなか読んでてしんどい箇所もあった。口喧嘩で勝つ方法のマニュアル書。 フェミニズムって呼ぶ理由とか、結局本人(私)がそう主張したいからそう主張する。他人(男)がどう思うかは関係ない。みたいな部分が大きいのかなと思った。 こんな男がい...

フェミニズムについて知りたくて読んだ。2冊目。なかなか読んでてしんどい箇所もあった。口喧嘩で勝つ方法のマニュアル書。 フェミニズムって呼ぶ理由とか、結局本人(私)がそう主張したいからそう主張する。他人(男)がどう思うかは関係ない。みたいな部分が大きいのかなと思った。 こんな男がいるんですよ〜に自分が重なることが多くて当事者意識が強かった、反省

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2022/05/02

女性専用車両や東北大学女性教員採用促進は男性差別!という言説に対し、そもそもそういう謎な思考の持ち主と、私では視点が違いすぎるので、会話できないな?と思っていましたが、この本があればいけるかも!これはセクシストが失礼・不勉強・差別構造を温存したくてコメントしてきた場合に特化した、...

女性専用車両や東北大学女性教員採用促進は男性差別!という言説に対し、そもそもそういう謎な思考の持ち主と、私では視点が違いすぎるので、会話できないな?と思っていましたが、この本があればいけるかも!これはセクシストが失礼・不勉強・差別構造を温存したくてコメントしてきた場合に特化した、かなり実践的な本です。 ま、でもこれもこの本にあるように、セクシストを説得する義務もないので、相手が”無関心でいられる立場を悪用したい”場合以外は、無視しておこう…

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2022/04/10

正直な気持ちを書き記します。 今後、何度も読み返す必要があり その時、どこまで自分が理解を深められたか 把握する為。 日本はまだまだ女性軽視が根深く存在しており、 女性自身が差別を受けているという認識を 持てていない‥、そういう方が多いと日々感じています。 私自身、女性差別を...

正直な気持ちを書き記します。 今後、何度も読み返す必要があり その時、どこまで自分が理解を深められたか 把握する為。 日本はまだまだ女性軽視が根深く存在しており、 女性自身が差別を受けているという認識を 持てていない‥、そういう方が多いと日々感じています。 私自身、女性差別を受けた経験があります。 残念ながら、その時に相手に対して 女性差別発言であると指摘することは出来ませんでした。 本書では相手から差別発言を受けた際の 対処方法が記されています。 ただ、全ての差別発言に対して反論、指摘しなければならないと言っている訳ではなく 見極めて相手にする必要がないと思ったなら 無視しても良い。 私達はその選択が出来るとも書かれてあります。 自分自身の気づきとして 女性自身が女性差別に加担している‥という記述を読み、確かにその通りだと思いました。 女性なのに‥ 女性のくせに‥ こんな風に相手に対して思うことが これまで何度もありました。 これ自体、女性差別的考え方だとあらためて気付かされました。 こういった考え方、発言は 幼い頃から、大人や社会から得たものです。 私達は無意識のうちに差別的言動を 周りの大人達やマスコミにより植え付けられており 自分で気づかなければ、そんなつもりもなく 同じ女性に対して差別的発言をし続けるのです。 これでは世界から女性差別を無くす事は 難しいでしょう。 私はまだフェミニズム、フェミニストの入口の扉ドアを開けただけに過ぎず、その本質への理解は足りていません。 ただ、長い間に癖付いてしまっている 差別的な考え方を変えて行きたいと思っています。

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2022/03/15

作中でも「そう見えるかもしれない」と幾度か出てきていたが、若干女性と男性の対立をベースにして書かれた本というふうに読めてしまった。 永遠に続いてきたかのような家父長制社会において女性を奮い立たせるため、言葉を口ごもらせず外に出させることを目的にして書かれた作品。そういう角度が必要...

作中でも「そう見えるかもしれない」と幾度か出てきていたが、若干女性と男性の対立をベースにして書かれた本というふうに読めてしまった。 永遠に続いてきたかのような家父長制社会において女性を奮い立たせるため、言葉を口ごもらせず外に出させることを目的にして書かれた作品。そういう角度が必要なときもきっとある。

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