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すみれ屋敷の罪人 の商品レビュー

3.8

60件のお客様レビュー

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2022/11/17

事件の調査依頼と関係者への聞き込みが交互に繰り広げられ少しずつ全体の概要が掴めていく作りで、証言の嘘に惑わされたり意外な事実に衝撃を受けたりと読んでいて飽きることなくテンポよく話が展開していきスッキリした読了感が得られた。

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2022/10/25

登場人物が多くてこんがらがるけど、 途中でまとめてくれたりするので なんとか繋がった!! 紫峰家の成り行きを 数人の使用人と令嬢が 章ごとに語っていく。 こういう書き方好き

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2022/09/26

すみれ屋敷の使用人の話で、どんどん話がつながっていく。 屋敷から発見された遺体は誰なんだろう?と思いながら、どんどん読み進めてしまうお話でした。 真実は深いですね。

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2022/09/25

すみれ屋敷で何があったんだろうと知りたくて一気読みしてしまいました。 登場人物達が皆、人に話したくない部分を持ち合わせていて、人間なら多かれ少なかれ、みんなあるよなあと自分に置き換えてみたり。 覚えていることを誠実に証言しているようでも、話してもいいことと話したくないことが各々あ...

すみれ屋敷で何があったんだろうと知りたくて一気読みしてしまいました。 登場人物達が皆、人に話したくない部分を持ち合わせていて、人間なら多かれ少なかれ、みんなあるよなあと自分に置き換えてみたり。 覚えていることを誠実に証言しているようでも、話してもいいことと話したくないことが各々あって、伏せておいた事柄が徐々に明らかになっていき、思いやりがすれ違ってしまいうまく行かない、切なく献身的な物語でした。 まるですみれのお葬式ね、という言葉が頭に残りました。

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2022/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっと読みたくて読みたくて仕方なかった本です。 前半は謎が謎を呼び、どんどん続きが気になってページをめくる手が止まらなかったのですが、後半になると辛い心理描写も多くなかなか進めませんでした。 本当に登場人物全員の愛に溢れた気持ちが切なかった…。当時の名家の使用人はやっぱり何があってもご主人様に尽くす気持ちが強かったのでしょうね。体験がなくても、丁寧な心理描写に感情移入してしまって、後半はずっと涙が止まりませんでした。 聞き取り式で物語が進み、現在と過去が入り交じっていくのもその後が知れてよかったです。 ヒナさんの心理描写だけはなかったのですが、全てを知る岡林さんの心理描写だけで想像が掻き立てられて素敵でした。 最後、ヒナさんは生きていたのかな?気になるけど知らなくて良かった気持ちもあります。 スミレの咲く今の時期に読めて良かったです。

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2022/03/26

旧紫峰邸の敷地内から発見された三体の白骨体の身許調査を、ある人物から依頼された西ノ森は当時の使用人達から聞き取りを行っていく。 証言から導かれ、行き着いた先に見えてきたものとは事故なのかあるいは殺人なのか。野生のスミレが咲く屋敷で起きた事件は家族の切なくも悲しい愛の物語であった...

旧紫峰邸の敷地内から発見された三体の白骨体の身許調査を、ある人物から依頼された西ノ森は当時の使用人達から聞き取りを行っていく。 証言から導かれ、行き着いた先に見えてきたものとは事故なのかあるいは殺人なのか。野生のスミレが咲く屋敷で起きた事件は家族の切なくも悲しい愛の物語であった。 殺人ものはちょっと苦手でドキドキしながら読んでいたが、そうではなくてホッとした。 が、 「まるですみれのお葬式ね」  この言葉が頭から離れず、物語に引き込まれるような感覚だったな。

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2022/03/12

それぞれ立場が違う人の話から、一つの事実が段々と明らかになっていくのが面白かった。 最後の展開はあまりにも安直だと思ったけど、文体や物語の雰囲気はとても好きだった。

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2022/01/19

降田 天 〈推理作家・萩野瑛と鮎川颯が小説を書くために用いてる筆名の一つ〉 旧柴峰家の使用人や、その関係者に、当時の話を聞きたいと、県警の刑事・西ノ森と名乗る男がやってきた。 戦前の名家・旧柴峰邸の敷地内から発見された二体の白骨化した遺体。 年齢、性別、死因、死亡時期、埋葬時...

降田 天 〈推理作家・萩野瑛と鮎川颯が小説を書くために用いてる筆名の一つ〉 旧柴峰家の使用人や、その関係者に、当時の話を聞きたいと、県警の刑事・西ノ森と名乗る男がやってきた。 戦前の名家・旧柴峰邸の敷地内から発見された二体の白骨化した遺体。 年齢、性別、死因、死亡時期、埋葬時期、すべて不明だと言う。 西ノ森は、ある人物から、詳しい事を調べるよう依頼されていた。 元使用人達が語る、華々しい屋敷の様子、美しい三姉妹たちの、華麗な生活。 そして、戦争... ... 二転三転する証言。 意外な依頼人。 最後に見えてきたのは、主人を思う使用人。娘を思う父親。父親を思う娘。 読後感は、すこぶる良かった。

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2021/12/01

戦前の洋館。美しい三姉妹。顔に傷のある美少女。ゴシックな雰囲気に引っ張られてたどり着く結末は、優しく哀しい。一気読み。

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2021/10/31

おもしろかった。 オススメはしづらいタイプの物語ではあるけど、個人的にはとても好き。 降田天作品2冊目、他作品も要チェックです。

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